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7/4 正解の蒸発

妙な恥ずかしさで、身体が蒸し暑い。

マスクの中の息が肌にベタつく。

黒板の前に立つ、人々の背中。

自分だけが答えを出せないことへの劣等感。

眼鏡を触る癖が何度も炸裂する。

エアコンが点いているのに、額から汗が滲み出る。

あがり症と言うか、人が怖いと言うか。

思考が停滞して、迷い込んでいく。

的外れな言葉ばかり浮かんだりして、もう、その問いすらを投げ出してしまいたくなる。

こちらへ向かってくる鋭い視線。

それに、何も返せなくて、誰かが助け舟を出すのを待つ。

一応、それが嫌な癖。

いつもなら、分かるはずの答えが、急に目の前から消えていってしまう。

 





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