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「チャクラ」は、オカルトじゃない ──神経叢と内分泌腺という、身体の配線図の話

みなさん、こんにちは。

「チャクラ」と聞くと、少し身構えてしまう方も多いかもしれません。エネルギーの渦とか、オーラの色とか、なんだか掴みどころのない、ふわっとした話に聞こえてしまうこともあると思います。

私自身も、最初はそうでした。でも、古代のヨーギたちが、自分の身体をじっくりと内側から観察して地図にしていったチャクラの位置を、現代の解剖学の言葉に置き換えてみると、実はとても具体的な話だということが見えてきます。

チャクラは、身体に張り巡らされた「神経の束(神経叢)」と、「ホルモンを分泌する器官(内分泌腺)」が集まっている場所と、驚くほど重なっているのです。

身体という国の、7つの拠点


下から順に見ていくと、こんなふうに対応しています。

第1・第2チャクラ(骨盤のあたり)は、骨盤神経叢と生殖腺に対応しています。生きることの土台、地に足がついている感覚を司る場所です。ここが緊張していると、常にどこか、生き延びることそのものへの不安を抱えやすくなります。

第3チャクラ(お腹のあたり)は、太陽神経叢と、副腎・膵臓に対応しています。ストレスホルモンの分泌に直結する、感情と消化のセンターです。

第4チャクラ(胸のあたり)は、心臓神経叢と、免疫を司る胸腺に対応しています。

第5チャクラ(喉のあたり)は、頸神経叢と、代謝を司る甲状腺に対応しています。

第6・第7チャクラ(頭のあたり)は、海馬や扁桃体、視床下部、下垂体、松果体といった、脳の中枢ネットワークに対応しています。ここは、脳波を穏やかなアルファ波へと導いてくれる場所です。

こうして並べてみると、チャクラは目に見えない不思議なものというより、私たちの身体にもとから備わっている、れっきとした配線図であることが分かります。

下から、順番に。焦らず整える理由

瞑想や高次の意識に、いきなり手を伸ばしたくなる気持ちは、私にもよく分かります。なんだかカッコイイですものね。

でも、生活や身体の土台にあたる下のチャクラが緊張したまま、上の方だけを整えようとしても、なかなかうまくいきません。土台がぐらついたまま上に手を伸ばすのは、少し心もとない作業だからです。

ストレスや不安にさらされ続けると、骨盤神経叢や太陽神経叢のあたりが、物理的に緊張してこわばってしまいます。だからこそ、まずはアサナによる身体への丁寧な圧迫と解放を通して、下の神経叢に溜まった緊張を、少しずつゆるめていく。

下の配線がゆるんではじめて、身体を巡るエネルギーは、滞ることなく、上の中枢神経ネットワークまで、スッと届いていきます。
順番を大切にする、というだけの、とてもシンプルな話です。

スートラに残る、身体を見つめる知恵

「ヨーガ・スートラ」に、こんな一節があります。

臍の輪(へそのあたり)にサンヤマ(深い集中)を向けることで、身体の構造についての知識が得られる。

ヨーガ・スートラ 第3章29節

これは、自分の身体の中心――太陽神経叢のあたりに、静かに意識を向けることで、自分の身体が発している声を、曇りなく受け取れるようになる、という教えだと私は理解しています。

下のチャクラが緊張でこわばっていると、身体からの声を、うまく受け取れません。アサナと、長く息を吐く呼吸を通して、下から順に配線を整えていくと、脳波は自然とアルファ波へと近づいていき、素の自分が、静かに顔を出してくれます。

チャクラというと、少し遠い言葉に感じるかもしれません。でも実際にやっていることは、とても地味で、とても物理的な、身体を整える稽古です。焦らず、下から、順番に。今日はそんな地図の話でした。

今日も読みに来てくださって、ありがとうございました。


🎶この話は、Podcast「壺井さんのハッピーボディトーク」でも声でお届けしています。
耳で聴きたい方はこちらから⬇️
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💡 この記事を読んでくださったあなたへ

身体から、静かに自分を整えていくための具体的なロードマップを、公式ホームページに載せています。よろしければ、覗きにいらしてください。

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