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飲食アルバイト50代お局様!!第17話 仕事そっちのけで私の悪口言ってるお局 大変不快と言われ・・・

洗い場に下げ物を出すときキッチンの熊田さんと一号さんが話しているのが聞こえる。
「・・・・すっごい気が強い・・・・」
あ、私の事を話している。
でもテーブルには下げ物が溜まっているので私はホールの片づけを続ける。格好のネタになっているんだな。
私が仕事している間ずっとおしゃべりに興じている。
私のネタで盛り上がってる。

一号さんから受ける指導はメニューの略称の事だったか、レジの事だったか覚えていない。とにかく教えてもらう事は山ほどあるし覚えることも沢山ある。仕事をしながらそれらを聞かなくてはならない。オーダーをハンディで打ち込む仕事、お冷の交換を頼まれている席、席の移動をしたがっているお客さんの席の準備、勝手に入店して前の客が散らかしていった席に座っているお客さんのテーブルの清掃と新規のセット。これらすべてとはいかないまでも案件を抱えながら出来上がったフードとドリンクを配膳しなくてはならない。その間にまだ教えてもらっていないことが出てきたら一号さんに聞く。
一号さん「これはこうこうしてこうします。」
私「はい。」
一号さん「こうね。」
私「はい、かしこまりました。」
このやり取りが延々続く。一号さんは何度も確認する。「ちゃんとやってね。」「忘れないでね。」そのたびに「はい。」や、「かしこまりました。」と返事をしなくてはいけない。だんだん早口になる。そして言ってしまう。
「あ、はい、はいっ・・・」
待ち構えていたように一号さんがバカにしたような大きな声で言う。
「あ~、はいはい、じゃないでしょぉぉぉぉぉ!」
「あ、すみません、はい、」
あれ?気を付けていたのに私、またやってる。一号さんは鬼の首を取ったようにはしゃいで言う。
「何回も言ってるでしょぉぉぉぉぉぉ~!ハイハイって言わないでください!」
私は気持ちが動転している。この人はなぜこんなに小さいことを何度も指摘するのだろう。仕事と関係ないじゃないか。
「え・・・あっ・・・はい、はい・・・あっ、あれ?」
え?嘘!また言ってる⁉すごく意識してても言ってる?口惜しさと恥ずかしさで全身の血が逆流しそうだ。
「ほら!また!」と一号さん。まるで操られたように私は言ってはいけない「はい、はい」を連発している。
「あ~・・・えぇ?もう・・・はい・・・。」さすがに苛立ちを隠しきれないけど恥ずかしさで声が小さくなる。
「あなたのハイハイって言うその言葉!大ぃぃぃぃ変っっっ、不快ですっ!やめてくださいっ!」
とどめに勝ち誇ったように言う一号さん。

「大変不快です。」私は思い切り落ち込んだ。情け容赦ない仕打ちに傷ついていた。悔しい。これ、絶対やり返すタイミング計ってたよな・・・。うちに帰ってからもずっと考えてしまう。仕事そのものは楽しい。でも指導する立場を利用して高圧的にふるまう先輩がいる。自分は教えを乞う立場で全く接触しないことは不可能だ。次は絶対言わないようにしなくてはいけない。でも意識してないときに出ている気がする。はいはいって・・・。相手の言っていることを頭で理解する。確認される。何度も返事をする。脳が忙しくなる。そして「はい」と「はい」の間隔がまた狭くなる。

こんなかんじです

あー・・・なんだか腹が立ってきた。こっちが無抵抗だからつけあがってる気がする。このまま無抵抗だと余計つけあがるんじゃないだろうか?ここは戦うしかないのか?「攻撃してこない相手に先輩風吹かせて気持ちいいか?楽しいか?え?オナニー気持ちよかった?」そう言ってやりたい。
私は怒っていた。


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