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29日目:日本酒文化のために。日本酒と人を繋ぐ起点になろうと決めた男

この一本に、これだけの思いや理想が込められていたのかと、ちょっとした感動を覚えました。
これは日本酒そのものでなく、日本酒文化のために手を差し伸べた人のお話です。

今回も記事を開いていただきありがとうございます。
先日、友達が日本酒会を開くと言うので、遊びに行って来ました。
さて、私の記事を読んでいる方ならご存知かもしれませんが、私はお酒が一切飲めません()

まぁそれでもフリーランスやイベントをやっていると、自然と人のつながりが広がります。

その中に、自分でお酒のブランドを作っている人がいるのですが、その人がついにお酒をお披露目したんです。
それを広めるための日本酒会をすると言うので、遊びに行ってきました。


世界に誇る日本酒

皆さん日本酒と言うとどのようなイメージですかね。
雰囲気が硬いとか、度数が高くて飲みづらいとか、よくわからない難しいとか、そういうイメージの人が多いんじゃないかと思います。
少なくとも日本酒飲まない私がそう思ってました。

実は日本酒って、ここ最近世界ですごく評価されているそうです。

昔の感じだと、日本食の時のおまけみたいな扱いが多かったそうです。
が、近年だとワインのような歴史があり、文化があり個性があり、杜氏や蔵の色がある。
単体で飲んでもおいしいし、料理に合わせても良い。
何なら日本酒と言うすごい強いお酒に、合わせるための料理を提供するようなお店も増えているそうです。

そんな日本酒は何が特別かと言うと、麹黴を使っているところです。

お酒作りに微生物の力を借りると言うのは世界各地で見られます。
有名なのはビールは酵母を使いますし、ワインも酵母があってこそ葡萄を発酵させてお酒にすることができています。

日本酒の特徴

では日本酒はどうかと言うと、酵母自体はこちらでも使っていますが、それに加えて麹黴も使っているんです。

ここが面白くて、皆さんお米って噛めは噛むほど甘くなる、と言う表現聞いたことがありますか?
まぁ普通に食べてれば実感する場面も多いかと思いますが、あれって噛んでいると口の中の酵素が、お米のデンプンを糖に変えているから、甘くなる甘く感じるそうなんです。

お米のでんぷんって直接はエネルギーにならなくて、分解して糖に変えるから生き物が使いやすいエネルギーになるそうです。
なので口噛み酒が最古の日本酒と言われたりしているのですが、それを自然にやってくれるのが麹黴です。

しかもこの始めは糖がないと言うお米の性質が、日本酒独特の酒精の強さや、香りや味わいに深い影響を及ぼしているそうです。

ぶどうを例にとると、始めから糖があります。なのでそこに酵母を入れると一気に分解が進み、アンコール濃度が(日本酒に比べ)急激に上がり、自分が作ったアルコールに溺れて酵母が死ぬ、ということがあるそうなんです。
甘口のワインなんていうのはその典型らしく、糖が多く残った状態で酵母が死んでしまうので
、甘口ワインになるそうなるそうです。

日本酒はどうかと言うと、まずお米に麴黴を根付かせます。
ざっくり言うと、麴黴がデンプンを糖に分解しているところに、同時に酵母も投入していくそうなんです。

そうなるとデンプンが糖に変わりつつ、同時並行でアルコールに変えていく。そうすると一気に変換するのではなく少しずつ変化していくので、全体的に発酵が進みやすい。
その結果、局所的に酵母が死ぬことが少なく、全体をアルコールに変換しやすいと、言う特徴を持っているそうです。

結果としてアルコールの量や濃度が増えるので、日本酒は比較的アルコール度数が高い、蒸留していないお酒の中では、トップクラスのアルコール度数を誇るそうです。


ざっくりまとめると、海外と日本では原材料の糖が異なります。

海外のワインやビールは既にたくさんある糖をどう制御するか。
日本酒は麹に糖をどのように供給し続けるか。
この糖の扱いの違いが、特に大きな点の1つだそうです。

さらに言えば、原材料と酵母の2大要素に対して、原材料と麴黴と酵母と言う3大要素と言う扱うファクターが1つ多いという特徴もあります。
だからこそお酒作りが科学的に分析されていなかった時代、技術として身に付けた杜氏の腕が、ものすごく日本酒に影響与えたそうです。

現代日本での日本酒

そんな日本酒ですが、じゃあ現在の日本での評価はどうかと言うと、そもそもお酒を飲まないという人も増えてきました。

お酒を飲むにしても、ビールやワインなど他の選択肢が増えて、わざわざ多少値がはり、度数が高く楽しく飲むのに向かないと感じる人も増えているのでしょうか。

さらには、お酒はちょっとなんて言う、お酒そのものを楽しむ人、と言うのも減ってきているのかもしれません。

実際、すごく良いものにお金を払いたい、良い仕事をしている人にお金を払いたい、と言う意識よりも、
同じならより安い方が良い、より安価に目的を達成したい、と言う人の方が増えているようなことも感じます。
手間をかけて趣向を凝らした品が売れると言う時代は、もう既に過ぎているのかもしれません。

事実データとして、酒蔵さんはどんどん数を減らしているそうです。
70年ほど前まで4000あったらしい酒蔵は、最近には多くて1500位ではないかと言われているそうです。

でも、そんな中で日本酒や日本の文化を守り、引き継いでいくものだと、日本酒への関心を大きく盛り返せないかと、そういう言う取り組みを行なっているのが、冒頭のイベントの主催者である、江口さんです。


若手事業家江口

江口さんはまだ20代ながら、0→1で事業やブランドを立ち上げる経験を何度もしており、社会人1年目から新規事業開発室で事業の創出をしていたそうです

その経歴を持って転職し、今の会社は大きな裁量で、1から事業作りをするために選んだそうです。

そんな江口さんがやったことは、完全に新しい日本酒を作ることではなく、日本酒のブランド(イメージ)を変化させていこうと言うものでした。

日本酒のブランドイメージと言うと、こんなかんじでしょうか?高級、歴史があるらとつきづらい。
個人的には日本酒の需要というと、既に日本酒慣れてる人が、さらにおいしい日本酒を探している、という印象もあります。

どちらにしろ、とっ付きやすい、今まで飲んでない人がまず手を出そうとする、そういうイメージは、おそらくあまりないのではないかと、私はそう感じていました。

そこに一石を投じたのが、江口さんです。

江口さんは親戚に酒蔵を営んでいる方がいたそうですが、そこが廃業してしまった経験があるそうです。
そこから日本酒を売り広げたい、かつて食卓に日本酒があったようにより、日常に日本酒が馴染むような姿にもう一度向き合いたい、と言うことを感じたそうです。

そこから、日本酒を飲んでいる人には、新しい出会いを。飲んだことがない人には、最初の乾杯のいっぱいを届けたい、と言う思いから日本酒事業を始めたそうです

江口さんがやっている事は、日本酒作りではなく、日本酒のブランド作り。
例えるならば、キャラクターを作るのではなく、サンリオやポケットモンスターのような新しいジャンルやカテゴリーを見出すことに近いです。あるいは、そういったものを集めているUSJの方が近いかもしれません。

このブランドで紹介されている、コラボしているお酒だったら、きっと飲みやすくて、いい出会いになるんだろうな。
そんな思いを届けるようなブランドをしようと言うふうに考えられたそうです。
そんな、日本酒に馴染むきっかけになって欲しいという願いが込められたブランドの名前が、KITENです。

KITENは、お酒や作り方の名前ではありません。
いろんな酒蔵さんとコラボして、さまざまな日本酒を飲みやすい形で届けよう、そんな試みの名前でもあるそうです。

現在販売されているのは、千葉の岩瀬酒造さんとコラボして、奥行きのある風味と酸を抑えたさっぱりとした飲みやすい味わいが特徴の、スパークリング日本酒となっているそうです。(ホームページより引用。だって私飲めないから味わいわからん(´・ω・`))

このような事業を選んだ理由

さて、このようなKITENと言うお酒事業ですが、江口さんはなぜこのような事業を選んだのか、江口さんはどのような人なのか。

ここ数年来の付き合いではありますが、江口さんはすごく目立つタイプだったり、表に立つタイプではない認識です。
口角がなかなか上がらず、仲がいい人のお腹をタプタプし、毒舌で時にはシュールな笑いを起こしたりするタイプですw

しかし、いざ一緒に仕事をすると、どんどん物事を前進させて、ときには勢いをたしなめ、誰よりも全力で、いろんな人に頼られる。
江口さんがやるなら、行いきますし手伝いますよ、と言う人がたくさんいる。

そんな決して中心ではないけれど、たくさんの人に応援される、そんな人間です。

きっと、そんな江口さんが考えた事業だからこそ、自分たちが有名になるのではなく、日本酒そのものを有名に日常に持っていくそのきっかけとなる起点と言うブランドを作り、コラボした酒蔵の名前も広めていく。

そんな常に誰かのためになることを考えた事業の構成を、お酒作りをしたんだろうなと、私は感じています。

結び

イベントでKITEN飲んでる人、めっちゃ美味そうに飲んだなぁ。飲みたかった\( 'ω')/

お酒を飲んでいる人たちはもちろんですが、料理をしてくれる人がいて、お酒を片手に盛り上がる人たちがいて。
イベントは30人ほど集まり、大盛況の中でKITENを始めとした江口さんセレクトの日本酒を楽しみました。(私を除く)

私のような日本酒を飲めない人間でも行きたくなって、いざ行ったら楽しめて、料理できる人が「私が料理できるから良い料理作るよ」と協力してくれて、参加者の中に買い出しを買って出た人もいました。

KlKITENと言う、自身ではなく酒蔵や日本酒文化そのものへ、目を向けるための事業を作り。

そんな事業を考える江口さんが、日頃からその在り方を体現しているからこそ、誰からも応援され、全員で一緒に作っていく、そんな日本酒会になったんだなと、私は感じています。

何かを成す上で、自分1人でできることには限界があります。
その限界を、易く盛大に突破するのは、自分を応援してくれ、背中を押してくれる、そんな仲間と共に理想やビジョンを追い求めることなんだなと、強く感じました。

どうも江口さんは、他にも日本酒のブランド作っているそうです。
機会があれば今度はそちらを取り上げてみたいものです♪︎

今回も最後までご覧いただきありがとうございました٩( 'ω' )و
※画像はイメージです

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