紀香のチェス(7)タダではあげない
こんな局面ではすでに最後まで考えないといけないことはもう紀香は知っていました。

白が浮き駒になっているc5のポーンに狙いをつけてきました。これを守る方法はありません。
そうすると、ポーンの数でひとつ負けることになってしまいます。この段階でのポーンダウンはかなり痛いのははっきりしています。ほかのポーンはひとまずなんらかの駒に紐づいているのでここはどうにかしてポーンダウンを避けて粘りたいところです。
ちょっと時間を掛けて、

紀香はタダで取られてしまうしかなかったポーンを進めました。白はこのポーンを取れないはずです。なぜなら、

こうなることを嫌うはずだからです。よって白は、

ナイトをここに逃すでしょう。そうしたら、

紀香はd3のポーンを取ってこの形になる。これなら形勢は互角の範囲のはずです。
黒なのでとにかく粘ってチャンスを待つ。こういう指し方ができるようになって少しチェスが強くなったと感じることができるようになった紀香でした。
