紀香のチェス エピソード2 急戦は楽しいが急戦潰しはもっと楽しい
大学のキャンパスの中庭の芝生の上で紀香は寝そべってスマートフォンを操作しています。なにをしているかというと、チェスのネット対局です。対局が始まってすぐに相手が急戦調の仕掛けを狙ってきました。それを見て紀香はウキウキしてきました。

エピソード2は、チェスの華とも楽しみとも言える急戦を扱います。急戦が決まると気持ちのいいものですが、単純な急戦が決まるのは(残念ながら)初めのうちだけです。
むしろ、無理に急戦を仕掛けるよりも、相手の急戦調の仕掛けを逆用して序盤で有利な駒組みを作ってしまったほうが圧倒的に勝ちに近い指し方だと言えます。
主人公(紀香)の物語からはみ出してしまう部分は、最後に「文鳥の解説」として補いました。

「紀香のチェス」シリーズは、各回ごとにひとつの局面やあるテーマを取り上げています。各エピソードを読むことで、自然と初球〜中級レベルに必要なチェスの知識が蓄積されていく仕組みです。
難解になりすぎないよう、視覚性や物語性を導入し、チェスを始めてから日が浅い人にも分かりやすくチェスの魅力やさまざまな指し方を紹介していきます。
また、どのような局面やテーマを掘り下げれば効率的にチェスを学べるかのヒントともなるでしょう。
視覚的にもわかりやすいよう局面図を数多く掲載しています。
お役に立てば幸いです。
