🎇按針祭の夜、伊東市にもう一発「特大花火」を打ち上げる。|地域創生GO・伊東市
🎇按針祭の夜、伊東市にもう一発「特大花火」を打ち上げる。|地域創生GO・伊東市
文・がんぎ。
今夜、伊東では第80回按針祭の海の花火大会がある。
20時から21時まで。伊東海岸一帯から約2万発。例年約1万発規模だったものを、第80回の今年は過去最大級まで増やした。(伊豆・伊東観光ガイド)
なら俺も、伊東市にもう一発、別の「特大花火」を打ち上げてみたい。
もちろん本物の花火じゃない。
地域創生の話だ。
今回、大室山へ行って驚いた。外国人観光客がとにかく多い。特に中国語が、あちこちから聞こえてくる。
「ここまで来ているのか」
というのが、現地での素直な感想だった。
調べてみると、これは俺の印象だけでもない。
2024年の中国・国慶節の時期には、大室山登山リフトの利用者が平日で約9割、週末でも約8割、中国人観光客だったと報じられている。これはあくまで特定期間の数字で、今現在も常時8割という意味ではない。そこは分けて考えないといけない。(TBS NEWS DIG)
でも、大室山が中国人観光客を引きつける力を持っていることは分かる。
で、俺が思ったのはここからだ。
この人たち、大室山を降りたあと、どこへ行くんだ?
大室山のふもとには伊豆シャボテン動物公園がある。公式サイトも簡体字・繁体字に対応していて、カピバラ、動物とのふれあい、サボテンなど、外国人にも見せやすい観光資源をすでに持っている。(伊豆シャボテン動物公園)
だったらまず、
大室山 → シャボテン公園
ここはもっと強くつなげられるんじゃないか。
そして、その先だ。
シャボテン公園 → 温泉街 → 飲食 → 買い物 → 宿泊。
一人の観光客を、一カ所で終わらせない。
伊東市全体を歩いてもらう。
別に「金を使わせろ」という話じゃない。
せっかく来た人に、
「次はここ面白いよ」
を、ちゃんと見せる。
それだけでも人の流れは変わる。
しかも伊東市自身、観光消費動向を調査している。2025年度調査でも、大室山と伊豆シャボテン動物公園はいずれも主要な観光地点として集計対象になっている。(伊東市公式サイト)
だったら、もう一歩踏み込んでいい。
大室山から何%がシャボテン公園へ行った?
何%が伊東駅周辺まで来た?
何%が飯を食った?
何%が泊まった?
そこまで見れば、「観光客が来た」から「街に何が残った」へ変わる。
ここで杉本憲也市長に話を戻したい。
杉本市長は今年1月の所信表明で、「強みを生かした産業・経済・観光振興」を重点政策の一つに挙げている。伊東駅を起点としたまちなか回遊環境の整備や、食の魅力向上、按針祭花火への支援なども掲げた。(伊東市公式サイト)
2026年度施政方針では、大室山山麓への観光トイレ整備にも触れている。(伊東市公式サイト)
方向は合っていると思う。
だったら聞きたい。
杉本市長、大室山に来た外国人観光客を、次にどこへ連れていきますか?
ここなんだ。
大室山に人を呼ぶところまでは、かなり成功している。
ゼロから人を連れてこなくていい。
もう来ている。
だったら次に必要なのは、呼ぶ政策より回す政策じゃないか。
例えば、QR一つでもいい。
大室山で読み込んだら、中国語、英語、日本語で、
「徒歩圏ならここ」
「次のバスはこちら」
「今日のおすすめ」
「夕方から伊東駅へ行くならここ」
「今夜は按針祭」
まで一気に出す。
大室山だけじゃなく、シャボテン公園も温泉街も飲食店も宿も、同じ導線の中に置く。
そして実際にどこへ移動したかを測る。
使われなかったら直す。
また試す。
それを繰り返す。
俺は、地域創生ってそういうものだと思っている。
実は今回、泊まっている保養施設でも似たことを考えた。
朝夕2食付きはありがたい。
でも、夕食なしを選べれば、街へ飯を食いに出る人もいる。
魚を食う。
居酒屋へ行く。
伊東の店に金が落ちる。
宿の話と、大室山の話。
全然違うようで、実は同じだ。
一カ所で囲い込まず、街の中を回していく。
大室山だけで完結しない。
宿だけで完結しない。
イベントだけで完結しない。
伊東市そのものを、一つの観光商品にする。
今夜、伊東の空には約2万発の花火が上がる。(伊豆・伊東観光ガイド)
でも花火は、一時間で終わる。
だからこそ、そのあとだ。
按針祭を見た人は、明日どこへ行く?
大室山へ行った人は、その次どこへ行く?
その人は伊東で何を食べる?
どこに泊まる?
また来たいと思う?
そこまでつながった時、花火大会の成功が、街の成功に変わる。
杉本市長。
按針祭の夜に、もう一発。
「人を呼ぶ伊東」から「人が回る伊東」へ。
この特大花火、打ち上げてみませんか。
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