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農業は史上最大の詐欺!? 2500万部の名著『サピエンス全史』を超わかりやすく解説

このnoteを始めた一番初めの頃に『サピエンス全史』を紹介しました。

しかしもう二年も前で、今よりわかりにくい文章と思ったので、今日は再び、テイストを変えて、この名著をできるだけ分かりやすく紹介してみようと思います!

知らない方のために、サピエンス全史は、イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリが書いた本で、世界中で2,500万部以上も売れている超ベストセラーです。

ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、バラク・オバマ元米大統領といった世界的なリーダーたちがこぞって絶賛し、おすすめの本として紹介したことでも大きな話題になりました。

なぜ、ただの歴史の本がここまで人気を集めたのか?

それは、この本が「人間ってそもそも何者なのか?」「どうして私たちだけが地球を支配できたのか?」という大きな謎を、ワクワクするような物語として、とても分かりやすく紐解いてくれるから。

まだ読んでない人のために、ぜひ手に取りたくなるように詳しく紹介しちゃいます!


人類を変えた3つの革命

ハラリは、私たちホモ・サピエンス(現生人類)が進化し、今の世界を築き上げるまでに「3つの大きな革命」があったと説明しています。

① 認知革命→ウソ(虚構)を信じる力が世界を制した

約7万年前、私たちの祖先は頭の働きが急激に発達し、言葉を使って実際には存在しないもの(虚構)について語れるようになりました。

これが認知革命です。

例えば、ライオンは実際に目で見たり触れたりできる本物の動物ですが、自動車メーカーのプジョー(ライオンのマーク)という会社は、実態のない概念ですよね。

でも、法律やお金、会社、国家、宗教といった、みんなで作ったフィクション(虚構)を全員で信じ込むことで、私たちは見ず知らずの何千人、何百万人という人と協力できるようになりました。

ネアンデルタール人などの他の人類種は、これができなかったために絶滅し、サピエンスだけが生き残ったのです。

② 農業革命→人類史上最大のサギ!?

約1万2000年前、人類は狩猟採集(狩りや木の実拾い)をやめて、農耕を始めました。

普通に考えれば、農業のおかげで食料が安定し、豊かな文明が生まれたという素晴らしい進歩に思えます。

歴史の授業でもそのように習いますよね。

しかし、ハラリはこれを歴史上最大の詐欺だとバッサリ斬り捨てます。

農業によって人口は爆発的に増えましたが、一人ひとりの農民の生活は、狩りをしていた頃よりも長時間の過酷な労働を強いられ、未来の心配ばかりするようになり、栄養も偏り、病気にもかかりやすくなりました。

ハラリは、人類が小麦を育てたのではなく、小麦が人類を家畜化したのだという風に解説してます。分かりやすい。

③ 科学革命→自分たちは無知であると認めた強さ

約500年前に始まった科学革命

ハラリは、宗教と科学の決定的な違いを「自分たちは何も知らない、と認めるかどうか」だと説明しています。

それまでの宗教や古代の帝国は「自分たちは世界の真理をすべて知っている」と考えていました。

しかし近代科学は「私たちはまだ何も知らない」という前提に立ち、観察や実験を通じて新しい知識やテクノロジーを獲得していきました。

これが資本主義や帝国主義と結びつき、世界を急激に発展させる原動力となったのです。

お金は人類最強の宗教である

この本の中で特にハラリの指摘が鋭いのが、お金に関する部分です。

言葉や文化、信じる神様がまったく違う人たち同士でも、1万円札には1万円の価値があるというルールだけは共通して信じることができます。

アメリカと対立していた共産主義国家でさえ、お金の仕組みは捨てませんでした。

つまり、貨幣(お金)や資本主義という仕組みは、人類がこれまでに生み出した中で最も成功した宗教であると言えるのです。

私たちはこれからどうなるのか?

本の終盤では、未来へのメッセージへと話が移ります。

人類は農業や科学の力で莫大なパワーを手に入れましたが、昔の狩猟採集民と比べて「本当に幸せになったのか?」と問われると、そうとは言い切れません。

さらに今、人工知能やバイオテクノロジーの進化によって、私たちは自分自身の遺伝子や意識すらも作り変えようとしています。

神のような力を持とうとしている人間ですが、自分が本当に何を望んでいるのかが分かっていない、不満だらけの神ほど危険なものはありません。

専門家からはツッコミもあるけれど…

実は、専門的な歴史学者や人類学者からは、証拠が足りないとか都合の良い理論に頼りすぎだといった厳しい批判も多く受けています。

しかし、この本の本当の魅力は、細かい事実の正確さではなく、当たり前だと思っていた世界の常識をガラッと変えてくれるところにあるんですよね。

私たちが今生きている社会やルールが、ただの虚構(フィクション)であるならば、私たちは自分たちの意志でより良いルール(未来)を作り直すことができるはず。

そんな勇気と考えるヒントをくれるからこそ、『サピエンス全史』は世界中で読まれ続けているわけなんですね。

よかった、前回より分かりやすく紹介できた…

まだ読んでいない人は、是非読んでみてほしい本です!


【編集後記】

マガジンで、今まで紹介した本をジャンル分けして整理してみました。本屋とか図書館で本を選んでるみたいで楽しいので、ぜひ見てみてください!


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おすすめの本を紹介しまくる人 これからも毎日、本を紹介したいのですが、このnote、ずっと赤字状態です。もし本好きの方がいらしたら、チップを送っていただけると嬉しいです。

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