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余白ノート|錦糸町を歩く|清濁さえも織り成す街

昼と夜。
二つの顔を持つ町、錦糸町

錦糸町は、子供の頃の遊び場だった。

東映まんがまつり、東宝チャンピオンまつり。
学校が休みになると、必ず上映されていた。

楽天地。
映画館が並び、
おとな向けの名作から、ちびっこ向けのまんが、怪獣映画まで揃っていた。

当時、映画館が並ぶ路地に入ると、
ガマの油売りが、刃物で腕に傷をつけ、軟膏を売っていた。

寅さんの世界、そのまま。

いま、あの風景はない。
そこにはパルコが建っている。

そんな錦糸町は、人種のるつぼだ。
韓国、中国、インド、フィリピン……
いろいろな言葉が飛び交う、昼の顔と夜の顔。

あの JRA でさえ、煩悩をくすぐる。

駅から北へ進むと、スカイツリーが見えてくる。
芝生のある 錦糸公園

錦糸公園

一年に何度か、ジャズストリートが開催され、
プロもアマも、街のあちこちで音楽を鳴らす。
夏には日本の祭り、神輿も繰り出す。

スカイツリー方向には、大きなショッピングモール オリナス
この一帯は、かつて精工舎の跡地だった。

オリナス:映画館、駄菓子屋、フードコート、多様なショップ、オフィスさえもが集まる施設

映画館、駄菓子屋、フードコート、
多様なショップとオフィスが集まる複合施設。

「職・住・遊」が融合し、
街を織り成す――
それが、この場所に与えられた名前の由来だ。

でも、僕はもっと直感的に感じている。

多くの人種、
多様な趣味嗜好の人たちが集まり、
錦糸町という街そのものを作っているのだと。

清と濁。
さまざまな文化、人種、業種を吞み込みながら、
それでも街は、今日も織り成されていく。

ちなみに、ヘッダー画像は JR錦糸町駅 前広場の喫煙エリア。
そこに描かれているのは、「本所七不思議」の物語。

その話は、また別の機会に。


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