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レコード男子|夏の棚から|Shakatak『Night Birds』|潮風、そよ風、風のマジック、そして夜風へ

※この記事には、プロモーションが含まれています。※記事の作成・構成には生成AIを使用しています。内容は筆者が確認し、加筆・編集しています。


夏の棚から。

エア・サプライの『潮風のラブ・コール』。
シェリル・ラッドの『そよ風のエンジェル』。Americaの『風のマジック』。

そして今回は、Shakatakの『Night Birds』である。

潮風、そよ風、風のマジックと来て、ここで夜風。

夏の棚が、ようやく日没を迎えた。

夜のレコード部屋に似合う一枚

『Night Birds』のジャケットは、かなり印象的だ。

青い世界。
少し荒涼とした大地。
遠くの光。

そして夜を飛ぶ鳥たち。
南国の海や、明るい草原とは違う。

これは、夏の夜のアルバムである。

昼間の暑さが少し引き、窓の外に青い闇が降りてくる。

そんな時間に針を落とすと、ビル・シャープのピアノが軽やかに走り出す。

Shakatakという音

Shakatakは、イギリスのフュージョン・バンドである。ただ、フュージョンと聞いて身構える必要はあまりない。

このバンドの音は、かなりポップだ。
ジャズの要素はある。
ファンクのリズムもある。
でも、難解さよりも、耳触りの良さが前に出ている。

ビル・シャープのピアノ。
ジョージ・アンダーソンのベース。
ロジャー・オデールのドラム。
キース・ウィンターのギター。

そこに女性ボーカルやスキャットが乗る。
都会的で、涼しくて、少しお洒落。
1980年代の日本で人気が出たのも、よくわかる。

「Night Birds」の気持ちよさ

タイトル曲「Night Birds」は、やはり強い。
ピアノのリフが入った瞬間に、世界が決まる。

軽やかだけれど、薄くない。
ファンキーだけれど、汗臭くない。
夜なのに、重くない。

このバランスがいい。

リズムはしっかりしているのに、全体はとてもスマートに聴こえる。

女性ボーカルのスキャットも、曲の華やかさを増している。

歌詞をしっかり聴かせるというより、声そのものが楽器のように使われている。

これがまた、夜の都会的な雰囲気に合う。

日本で愛された理由

Shakatakは、日本でもかなり人気があった。

それは単に音楽好きの間だけではなく、テレビ、ラジオ、BGM的な環境の中にも入り込んでいた。

特に『Night Birds』は、深夜番組『トゥナイト』の印象と重ねて覚えている人も多いと思う。

あのイントロが流れると、80年代の夜のテレビが立ち上がってくる。

利根川裕さん、山本晋也カントク、
そして「ほとんど病気ですね」

このあたりを掘ると、話が別の方向へどんどん飛んでいきそうなので、今回はさらっと触れるだけにしておく。

ただ、言えることはある。

『Night Birds』は、当時の日本の“夜”によく似合っていた。

フュージョンは夜の家具だった

80年代のフュージョンには、どこか家具のような役割があったと思う。

音楽でありながら、空間を作る。

喫茶店。
バー。
深夜番組。
FMラジオ。
少し背伸びした部屋。
夜のドライブ。

そういう場所に、フュージョンはよく似合った。
Shakatakの音楽は、とくにその役割が上手い。
強く主張しすぎない。
でも、流れていると場の温度が変わる。

「お洒落なBGM」と言ってしまうと少し軽くなるが、実際にはその“BGMになれる力”こそが、Shakatakの強みだったのかもしれない。

収録曲の並び

アルバムには、タイトル曲のほかにも「Streetwalkin’」「Rio Nights」「Fly the Wind」「Easier Said Than Done」などが並ぶ。

曲名だけでも、夜と街と風が見える。

「Streetwalkin’」は、名前の通り都会の歩幅がある。
「Rio Nights」は、少し南国の夜へ視線をずらす。
「Fly the Wind」は、今回の夏の棚の“風”シリーズにも自然につながる。
「Easier Said Than Done」は、軽やかながらも大人っぽい。

アルバム全体に、明るすぎない華やかさがある。
夏の夜に似合うのは、こういう音だ。

昼から夜へ

夏の棚は、ここまで風でつながってきた。
Air Supplyは、青い海とヨットの潮風。
Cheryl Laddは、テレビとCMが運んできたそよ風。
Americaは、草原と西海岸を渡る風のマジック。

そしてShakatakは、夜風。

これで、夏の一日が少し進んだ。
朝から昼ではなく、午後から夕方、そして夜へ。
夏のレコード棚は、季節だけでなく、時間も持っている。

今日の一枚

Shakatak『Night Birds』。

1982年のアルバム。

イギリスのフュージョン・バンドが作った、夜のポップ・ジャズ・ファンク。

ピアノが跳ねる。
ベースが走る。
スキャットが風になる。

そして、夜の鳥たちが飛んでいく。
夏の棚から、ついに夜風へ。

この一枚で、レコード部屋の窓の外は、すっかり青い夜になった。





Rio Nights 




Fly the Wind 




Easier Said Than Done 




80年代洋楽 




1982年 




夜風のレコード 




深夜テレビの記憶 




トゥナイト 




アナログレコード 




レコードのある暮らし 




音楽エッセイ 

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