#9 求人票は企業からの“自己紹介”~事歴11年が教える「本音」の読み取り方~
転職活動で、求人票のどこを見ていますか。
仕事内容、年収、休日、福利厚生。
もちろん、どれも大切です。
ただ、人事として採用に携わってきた立場から見ると、求人票には条件だけでなく、
「企業が今、何に困っているのか」
も表れています。
今回は、求人票から企業の本音を読み取る4つの視点を紹介します。
1.何度も強調されている言葉を見る
「主体性」「スピード感」「チームワーク」など、同じ言葉が繰り返されている場合、その企業が特に重視している可能性があります。
たとえば「主体性」が何度も書かれているなら、
指示を待つのではなく、自分で考えて動ける人を求めている
と読み取れます。
求人票で繰り返される言葉は、企業からの重要なメッセージです。
2.仕事内容が具体的か確認する
「幅広い業務をお任せします」
「さまざまな仕事に挑戦できます」
という表現は魅力的ですが、実際の担当範囲が分かりにくい場合もあります。
面接では、
入社後、最初に担当する仕事
一日の業務の流れ
自分の担当範囲
チームの人数
を確認すると、働く姿を想像しやすくなります。
3.年収の幅が広い理由を考える
「年収400万円〜800万円」のように幅が広い求人もあります。
これは必ずしも怪しいわけではありません。
経験や役職によって、任せる仕事が変わるケースもあります。
大切なのは、
自分の経験なら、どの水準が想定されるのか
を選考中に確認することです。
上限だけを見て応募すると、入社後に認識のズレが生まれることがあります。
4.「急募」の理由を確認する
急募には、
事業拡大
新しい部署の立ち上げ
退職者の補充
繁忙期に向けた増員
など、さまざまな理由があります。
「急募=危険」と決めつける必要はありません。
ただし、
なぜ今、採用しているのか
を面接で確認すると、企業の状況が見えやすくなります。
求人票だけで決めつけない
求人票は、企業が応募者に向けて作ったPR資料でもあります。
そのため、良い部分が中心に書かれるのは自然なことです。
大切なのは、疑って読むことではありません。
求人票で気になった点を、面接で確認することです。
何が書かれているか。
何度も強調されているのは何か。
反対に、何が書かれていないのか。
求人票を条件表として見るだけでなく、企業からの自己紹介として読んでみてください。
会社選びの精度が、少しずつ変わってくるはずです。
次回は、
「新卒採用と中途採用では、見られるポイントがどう違うのか」
について、採用する側の視点からお伝えします。
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