ゴッホとゴッホ美術館

大阪の国立美術館でゴッホ展がされてて、気になったのでフラッと行きました。

コンセプトとしてはゴッホとゴッホの家族による集められたアートについてやゴッホの生涯とその後のゴッホの絵画たちがどうなったのかを展示品を交えつつ解説がなされてました。

ゴッホ。

多分、おそらく、ほとんどの人が聞いたことのある名前じゃないでしょうか?

本名
フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ

展示場ではフィンセントの表記で進んでいきました。
なぜならゴッホの弟もまたゴッホだったからです。

もともとゴッホは画商で、実は絵を描き出したのが25歳ごろでそれまでは画商として働いていました。
25歳から画家として弟のテオドルス・ファン・ゴッホから支援を受けながら様々な画法を学びながら成長していくのですが、これがまたすごい吸収率で一年足らずで新たな画法をすぐに取り入れれるくらいの作品を描き続けており、有名どころで言う「ひまわり」や「星月夜」などのたくさんの素晴らしい作品を描きました。

しかし、テオドルスの子供が生まれた半年後に自分の胸を銃で撃ち、その二日後になくなります。
アルコール依存やてんかんなど様々な憶測があり、何があっても自身の胸を撃ったのかいまだに見当がつきませんが、後世は病床で闘病しながら描いていた絵やそれ以前の絵などが弟のテオドルスと妻のヨーの手に渡り、その二人がゴッホの作品の良さを知らしめるために活動します。

しかし、テオドルスも半年後に兄の死で心を病んで元々病弱だったのもあり、亡くなってしまいます。

その志半ばで亡くなった旦那の想いを継ぎ、ヨーとその息子であり、ゴッホの甥にあたる、同じ名前をもらったフィンセントがゴッホの作品を世に知らしめるために奔走します。
ゴッホを有名にするために、ヨーは誰にどの作品を販売したのかまでをまとめており、それがのちにゴッホの作品をゴッホ美術館に集めるための鍵にもなります。
甥のフィンセントもゴッホ美術館を設立するために尽力し、テオドルスから引き継いだゴッホの絵画などを美術館に保管、管理するといった。

ゴッホだけではゴッホたらしめるためのものになりえなかったという話が実はあったのだと知りました。

ゴッホが

誰かの心に残るような、何年も残るようなものを自分は絵で表現したい

とテオドルスに手紙で伝え、その想いを引き継いだ家族の想いが実ったからこそ、今でこそファン・ゴッホと呼ばれ、ゴッホ美術館が在り、ゴッホの価値が世界に広まってるのだと感じると家族の志を大事にした物語がとても壮大で、愛に満ち溢れた話だと感じました。

ゴッホが甥の誕生にプレゼントした

花咲くアーモンドの木の枝

という絵はとても繊細で、丁寧に塗られた絵でとても目を見張るものがありました。
美術館を出てからなぜアーモンドだったのかと思い、花言葉を調べて合点がいきました。

「希望」、「真実の愛」、「永遠の優しさ」

ゴッホは甥に真の愛情を彼なりの表現で魅せたかったのかもしれないな。
と帰りながらしみじみと感じました。

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