【総合旅行業務取扱管理者】 航空運賃 計算問題の過去問と解説 Part 2
こんにちは。
今回は、総合旅行業務取扱管理者試験対策として、航空運賃問題の過去問と解説についてです。
ご参考ください。
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令和2年度 総合旅行業務取扱管理者試験 海外旅行業務
航空運賃 計算問題を解く際のポイント
総合旅行業務取扱管理者試験の航空運賃計算問題を解く際のポイント
1. 資料の確認:
問題を解く際には、適用条件に加え、以下の点を隅々まで確認しましょう。
運賃規則表
運賃表
特定便追加運賃の欄外部分
2. ミス防止のための対策:
「間違えやすい」と感じたら:
自分の計算手順を再度丁寧に確認する。
なぜ間違えそうになったのかを分析する。
試験本番でスムーズに解けるよう、類似問題を繰り返し練習する。
3. 解答時間短縮の工夫:
航空運賃の問題では、資料編のページと問題・選択肢のページが分かれています。
問題・選択肢のページの余白に、往路と復路のフェアコンポーネント(運賃計算の対象となる区間)をメモしておきましょう。
これにより、ページを何度も行き来する手間を減らし、解答時間を短縮できます。
4. 計算手順について:
以下に示す計算手順はあくまで一例です。
最も重要なのは、ご自身が理解しやすく、計算ミスを防げる方法を見つけて実践することです。
海外旅行実務 第2問 (問5から問8)の問題
① 旅行業法及びこれに基づく命令(1~9頁)
② 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款(10~19頁)
③ 国内旅行実務(1~18頁)
④ 海外旅行実務(18~38頁)
▸ 資料編(資料1~資料4)
https://www.jata-net.or.jp/wp/wp-content/uploads/kenshu/R2_issue04.pdf



資料
https://www.jata-net.or.jp/wp/wp-content/uploads/kenshu/r2_q03.pdf





海外旅行実務 第2問 (問5から問8)
解説
注意点
試験年度: これは令和2年度(2020年度)の試験に関する解説です。現在の運賃規則は変更されている可能性があります。学習の際は、必ず最新の情報を確認してください。
計算例の数値: 運賃表の金額や追加運賃の金額は、試験年度のものです。
問5
答え: c.
国際航空運賃(JALの問題/NUCとROE)
NUC(中立運賃計算単位)とROE(換算レート)に関する問題です。言葉は知っていても、実際に計算したり、NUCで書かれた料金表を読み解く経験が少ない場合、少し戸惑うかもしれません。
もしeチケットの見方を調べたことがあれば対応しやすいですが、今後も同様の問題が出る可能性があるため、NUCとROEの計算方法をしっかり理解しておきましょう。
まず、旅程を見てフェアコンポーネント(運賃計算の対象区間)を書き出し、資料3の運賃表から運賃を計算します。
往路: Saver L運賃を適用
復路: Saver K運賃を適用
運賃計算規定には指定経路型運賃とあり、距離計算(マイレージ計算)とHIPチェックは不要と記載されています。
運賃表の【TYO 東京・SIN シンガポール】の項目を確認しましょう。
往路:10月17日(土) JL037 TYO(HND)-SIN
Saver L運賃表にW/Xの区別がないため、運賃は86,000円です。
片道運賃はその半額なので、86,000円 ÷ 2 = 43,000円。
問題にNUCとROEの数値が与えられているので、それを使って換算します。
換算レート: 1 NUC = JPY 100.000000
43,000円をNUCに換算すると、43,000円 ÷ 100円/NUC = 430.00 NUC。
NUCの扱い: 小数点以下2桁までを残し、3桁以下は切り捨てます。したがって、430.00 NUCとなります。
ROE(換算レート): 小数点以下6桁まで表示されます。
旅行開始国の通貨での運賃: NUC × ROE
特定便追加運賃: JL037便(Lクラス)は特定便に該当するため、Qサーチャージの6,500円が加算されます。NUCに換算すると、6,500円 ÷ 100円/NUC = 65.00 NUC。eチケットでは「Q65.00」と表示されている箇所が特定便追加運賃です。
復路:10月25日(日) JAL036 SIN-TYO(HND)
Saver K運賃もW/Xの区別がないため、運賃は152,000円です。
片道運賃は152,000円 ÷ 2 = 76,000円で、NUCは76,000円 ÷ 100円/NUC = 760.00 NUCとなります。
eチケットの読み解き:
往路・復路の運賃計算から、eチケットの運賃計算情報(選択肢c.)を理解しましょう。
2020年10月17日 東京発 JL便 シンガポール行き:
Qサーチャージ(特定便加算): 65.00 NUC
Saver L 片道運賃: 430.00 NUC
JL便 東京行き:
Saver K 片道運賃: 760.00 NUC
NUC合計: 65.00 + 430.00 + 760.00 = 1255.00 NUC(下線が付いた3つの数字の合計)
END: 運賃計算に関する表示はここで終わりです。
最後に換算レートのROEが表示されています。
日本円での運賃: 1255.00 NUC × ROE = 旅行開始国(日本)の通貨 125,500円。
不安な方は、NUCを使わずに日本円だけで計算してみてください。 きっと125,500円になるはずです。
問6
答え: a.
国際航空運賃(JALの問題)
問題文に「安価な運賃算出」とあるため、運賃規則表の条件をしっかり読み、最も安い運賃の種類を選ぶ必要があります。
折り返し地点がクアラルンプールなので、運賃計算の区間(フェアコンポーネント)は以下のようになります。
往路: TYO(HND)-KUL
復路: KUL-SIN-TYO(HND)
次に、運賃規則表でそれぞれの運賃が条件を満たしているか確認します。
安い順に、Saver L → Saver K → Standard B の順で検討します。
予約変更に関する記述がないため、予約・発券や結合可能運賃の項目を確認します。
問題6の4を見ると、KUL到着後にSIN-KULの区間変更が行われているため、復路はStandard B運賃しか適用できないことが分かります。
復路の運賃が決まったので、今度はStandard Bと組み合わせ可能な運賃を確認します。
条件を見ると、Saver L/Saver K/Standard B全て同じであるため、どれもStandard B運賃と組み合わせることができます。
次に、安い運賃から一つずつ予約・発券条件などをチェックしていきます。
Saver L:
予約: 最初の国際線搭乗日の5日前まで。
発券: 予約完了後7日以内。航空券の予約完了日・発券日は6月17日なので、どちらの条件も満たしています。
必要旅行日数: 2日発・開始なので、旅行に必要な最低日数は2日。往路最初の国際線搭乗日の翌日から数えますが、この条件も満たしています。
最長旅行期間: こちらの条件も満たしています。
途中降機・乗り換え: KULは直行便なので、途中降機も乗り換えもなく条件を満たしています。
このように検討すると、往路はSaver Lが適用できるため、運賃は【TYO 東京・KUL クアラルンプール運賃 93,000円 × 1/2】となります。
復路は変更可能なStandard Bを適用します。日本国外最後の途中降機地点の出発が日曜日なので、運賃規則表の適用期間・運賃からウィークデー(X)を探します。したがって、運賃は【231,000円 × 1/2】となります。
JL036便は特定便に該当するため、10,000円を加算し、復路の計算式は【231,000円 × 1/2 + 10,000円】となります。
必要旅行日数と最長旅行期間の数え方:
旅行開始日の翌日が1日目になりますが、旅行開始日は必ずしも国際線出発日とは限りません。
CTS-TYO(HND)-KULのような日程の場合、CTSを出発する日の翌日が1日目となるため、国内移動がある練習問題でしっかり準備しておきましょう。
問7
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