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【全国通訳案内士】通訳ガイドが外国人観光客に分かりやすく説明する為のコツ

こんにちは。

いつも当サイトをご支援くださりありがとうございます。

トリリンガル讃岐PRオフィサーの森啓成 (モリヨシナリ)です。

今回は、通訳ガイドが外国人観光客に分かりやすく説明する為のコツを現場での実体験を踏まえて解説します。

ぜひ、ご参考ください。





通訳ガイドが外国人観光客に分かりやすく説明するコツ


通訳ガイドが外国人観光客に分かりやすく説明するコツは、単に言葉を訳すだけでなく、文化的な背景やニュアンスを伝えることです。



専門用語を避け、分かりやすい言葉に置き換える


日本の歴史や文化には専門的な言葉が多く、そのまま訳しても外国人には伝わりにくいことがあります。相手が知らない前提で、より身近な言葉に置き換える工夫が必要です。


例(誤): 「この寺は、鎌倉時代行基が創建したものです。」

例(正): 「This temple was built about 800 years ago, during a time when samurais ruled Japan. It was founded by a famous monk, Gyoki."

解説: 「鎌倉時代」を「samurais ruled Japan(侍が日本を統治していた時代)」と言い換えることで、日本の歴史に詳しくない人でもイメージしやすくなります。また、「行基」を「a famous monk(有名な僧)」と補足することで、誰が建てたかが分かりやすくなります。



サイズ感は、具体的な数字や比較で規模を伝える


大きさや高さなどは抽象的な説明ではなく、具体的な数字や身近なものとの比較を使うと、物事の規模や大きさが感覚的に伝わります。

逆に歴史の年号は、具体的に1789年といってもピンとこない場合は、◯◯世紀といったり、フランス革命があった頃、アメリカの南北戦争があった頃などと言い換えましょう。

例(誤): 「このお城はとても大きいです。」

例(正): 「This castle is huge. It's about the size of three baseball stadiums."

解説: 「3つの野球場」という具体的な比較を用いることで、その大きさが一瞬で理解できます。



五感に訴える表現で体験を演出する


視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚など、五感に訴える言葉を使うと、より印象深く記憶に残ります。

例(誤): 「このお寺は静かです。」

例(正): 「Please listen carefully. You can hear nothing but the sound of the wind and birds. It’s so peaceful."

解説: 「聞いてください」「風と鳥の声しか聞こえない」といった言葉で、聴覚に訴えかけ、その場の静けさを一緒に体験させることができます。



ストーリーを語ることで感情に訴える


事実を羅列するだけでなく、そこにまつわるエピソードや物語を付け加えることで、説明が面白くなり、外国人観光客はもっと深く知ろうとします。

分かりやすい説明は、相手の頭の中で話している内容のイメージが浮かぶ説明です。

例(誤): 「この場所は、昔、武士が戦った場所です。」

例(正): 「This is where a fierce battle took place centuries ago. Imagine the brave samurai standing right here, ready for a fight. One of the samurai, a young man of only 18, fought heroically to protect his village."

解説: 「18歳の若い侍」という人物像や「村を守るために戦った」というストーリーを加えることで、単なる史跡が感情を揺さぶる場所に変わります。



双方向のコミュニケーションを心がける


一方的に話すのではなく、外国人観光客に質問を投げかけたり、感想を聞いたりして、対話の機会を作りましょう。

旅行はレクチャーでなくリクリエーションです。観光客は旅行を楽しみに来ていますので、知識の広さや深さを示そうとして授業のような案内をすると観光客は退屈でうんざりします。通訳ガイドは外国人観光客を楽しませるエンターテイナーであって教師ではありません。このことを忘れてはいけません。

: 「What do you find most interesting about this temple?」 (このお寺で一番興味深い点は何ですか?)

解説: こうした質問をすることで、観光客の興味を把握でき、それに合わせて説明を調整できます。また、彼らが旅に積極的に参加しているという感覚を与えることができます。

自分が知っていることばかり話すのではなく、相手が知りたいことを話すのです。

上記のことは顧客満足度に直結してきます。自分が相手だったらどう思うか、という視点を常に持っておく必要があります。



通訳ガイドが外国人観光客の満足度を上げる10個のコツ。 その理由と具体例




通訳ガイドの「伝わる」説明の具体例と外国人観光客に響く価値提供


外国人観光客に日本の魅力を効果的に伝えるには、単に言葉を訳すだけでは不十分です。彼らの視点に立ち、文化や背景を理解することが鍵となります。


相手の知識に合わせて情報をカスタマイズする


歴史の伝え方:


日本の歴史用語をそのまま使うのではなく、「ナポレオンが活躍していた頃」や「アメリカ南北戦争があった頃」のように、世界の歴史と結びつけて説明すると、外国人観光客の理解が深まります。


固有名詞の言い換え:


日本の歴史上の人物名を言っても外国人観光客にはピンと来ません。私たちがタイへ行って、スコータイの英雄のタイ語の名前を聞いてもピンと来ないのと一緒です。

例えば、織田信長を「ナポレオンのような人物」と例えることで、その人物の重要性や性格を瞬時に伝えることができます。


度量衡の工夫:

面積や距離を説明する際は、相手の国の単位(例:エーカー、マイル)に変換するか、「東京ドーム3個分」のように身近なものに例えると、感覚的に伝わります。

温度や長さなどもゲストの出身国に合わせて伝えると分かりやすくなります。



アート作品の説明:

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