長ネギに泣いた月曜日
その悲劇は、昼休みに起きた。
昼食は節約も兼ねてできるだけお弁当を作るようにしている筆者。本日のメニューは、舞茸とネギのナンプラー和えである。
特別ナンプラーが好きなわけではないし、ましてや料理にこだわりがあるわけでもない。
ただ、以前カオマンガイが食べたくてナンプラーを買ったは良いものの、他に何に使ったら良いのか分からず調べていた時にたどり着いたレシピがコレだったのだ。
コレは簡単で良い!と思って作ってみたら、カオマンガイよりもハマった。
鍋をする日は、余分に舞茸を買っておいて、ネギの青い部分はあえて余らせておいて、コレを作る。
先日の三連休も家で鍋をしたので、いつも通り作ることにした。
そして今日。
午前中の集中力を使い切ってすっかりお腹がすいた私は、意気揚々と弁当箱のふたを開け、件のナンプラー和えを頬張った。
……。
かっっっっら!!!
辛い。辛すぎる。
今まで作っていてこんなに辛かったことはなかった。いつもと何が違ったというのだ。
なんとか飲み込んだは良いが、胃への刺激が強い。痛い。飲み込んだ直後から胃がシクシクする。胃腸は強い方なのに。
調べてみると、長ネギの辛みは硫化アリルという成分のせいらしい。そしてその硫化アリルは、緑の部分に多いらしい。そうなのか。
いやいや。「そうなのか」じゃなくて。
硫化アリル効きすぎだろ。今日の長ネギ。
硫化アリルは熱に弱いので、加熱処理すれば甘みが出るとのこと。水にさらすことでも、辛みを飛ばすことができると。
……うん、なんとなくそんな気はしていた。そして、今回の調理で筆者はそのどちらも行っていない。
でも、今までもこの料理を作る時はそうした処理をしていなかったし、それでもこんなに辛いと思ったことはなかった。
たまたま、辛いネギに当たってしまったのだろうか。
ネギの辛みについてもう少し見てみると、どうやらカット後に1時間ほど放置しておくだけでも、硫化アリルは飛んでいくらしい。加熱や水さらしよりも、栄養が保持されてむしろ良いそうだ。
あ。
そういえば昨日は珍しく料理がはかどって、テキパキ作業ができた。特別凝ったものを作っていたわけじゃないことを差し引いても、いつもより短時間で済ませることができたのだ。
まさか、普段はもたもたとしている間に硫化アリルが飛んでいた、ということなの……?そんなことある??
長ネギと格闘し、長ネギに思いを馳せていたら昼休みが終わった。そんな、長ネギに泣いた月曜日だった。
ん?
今日、火曜日だな。
しかし「長ネギに泣いた火曜日」じゃ語呂が悪い。
まぁいっか、月曜日で。
いつかの月曜日の話ということにしておいてください。
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