友人に"推し"ができました 〜推しを推しに行くファンにファン対応させて頂きます??〜
無趣味ーーというほどでもないが、これまで何かに熱狂することがなかった友人に“推し”ができた。
難攻不落の彼女を沼らせた“推し”って何者だ?
話を聞くと、どうやら2.5次元俳優らしい。
2.5次元俳優とは
漫画・アニメ・ゲームなどを原作とした舞台に出演する俳優のこと。
筆者、長年オタクをやっているが、2.5次元はテニスの王子様の有名なネタ歌とかが少し分かるくらいで、ほぼ未履修だ。
「脚が長くてさぁ」
あぁ、アニメ作画に耐えうる脚の長さしてるってことか。それは確かにポイント高いな。BLEACHの実写映画見たとき福士蒼汰の脚の長さに感動したもんなぁ…久保帯人作画すぎて。
「声がデカいのがいい」
???
声がでけぇ男が好きなの?初耳だよ??え、私がダイアン津田とかおいでやす小田で絶対笑っちゃうみたいなこと?(絶対違う)
友人を沼らせた“推し”、まるで予想がつかないので、おとなしく拝見させていただく。
……なるほど。
当たり前にイケメンである。
実際のところ、2.5次元特有の重力を無視したヘアセットと、舞台映えと忠実な再現のために施された濃いメイクのせいで素顔はよく分からないけれど、眼光と圧倒的スタイルの良さからイケメンが漂っている。なんだあれ。股下何メートルだよ。確かに脚長ぇわ。声のデカさは分かんないけど。
「素はコレ」と言われて見せられた写真は、期待を裏切ることのない、まごうことなきイケメンだった。メイクなしでもこんなにカッコイイのか、2.5次元俳優は。
そういえば、横浜流星もスーパーダンガンロンパ2の舞台で主人公を演じていたし、もっと前は城田優も斎藤工もテニスの王子様だった。メイクとか関係なく、当たり前に根っからのイケメンが立つ舞台なのだ、あそこは。
2.5次元俳優のビジュアルに圧倒されていると、友人が口を開いた。
「でもまだ推しってわけじゃないから」
はぁ???
こんなに嬉々として語っておいて、推しってわけじゃないとは何事か??
――えっと……舞台を見に行くんだよね?
「うん」
――2.5次元じゃなくて、その人が出る3次元の舞台にも行くんだよね?
「うん」
――YouTubeとかも…見てるんだよね…?
「うん」
いやいやいや。
もう沼ってますって。手遅れだよ。それはもう推しているよ。推しって言葉が嫌なら「好き」でいいよ。もうめっちゃ好きじゃん。超好きじゃん。なぁ~~~に言ってるのかなぁ?!
好きならば好きだと言おうって言ってたよ?AKB48が!胸の内さらけだそうって言ってたよ?AKB48が!!!
……とはいえ。
分かるよ、沼るのが怖い気持ち。
私もその昔、ガチ恋してしまうのが怖くて推しを推しと認めない時期があったよ。自分で自分の気持ちに蓋をしてね。でもさ、蓋をしたところで気持ちは溢れてきちゃうのよ。ていうかそこまで興味を持っちゃったらもう止まらねぇのよ。な??
筆者、突然の語り
「いや…」とか「でも…」を繰り返す友人と攻防すること数ヶ月…いや、半年?下手したら1年以上経ったかもしれない。
友人の口から「推しが…」と出てきた時には脳内で祭が起きた。感激で手が震えた。ようこそ、こちら側へ。
そんな友人が、今度推しと対面するイベントに行くらしい。
以前にも行ったことがあるそうだが、2回目でなお口から心臓が出るんじゃないかと思うほどえらく緊張している。
そりゃ、推しと面と向かって一言二言でも喋れるってなったら気が狂うよな。
あまりにも情緒が大変そうなので、イベントに行く友人の送迎をすることにした。
推しに狂う友人なら他にもたくさん見てきた。故に、ケアは任せてほしい。アドバイスはできないけど。
本記事のタイトルは友人たちとの会話から爆誕しました。
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