推しに狂わされるアラサー女|TABOO NIGHT XXXX感想
語るにはあまりにも語彙がなくてずっと諦めていたのだけれど、やっぱり『タブナイ』語って良いですか……。
ダメって言われても語りますね。
タブナイというのは、『劇場版うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』のことである。私はこれを観てきた。いや、正確に言うと、現時点で5回観ている。
あ、待って待って。5回も観てるのはちゃんと理由があるから。後で書くから待って。
タブナイは映画といいつつ、ライブである。
つまり、タブナイを観るとは、「うたの☆プリンスさまっ♪」(以下うたプリ)に登場するアイドルグループQUARTET NIGHT(以下カルナイ)のライブツアー「TABOO NIGHT XXXX」の、ライブビューイングに行く、ということなのである。
映画館は映画館でも、私たちがいるのはライブビューイング会場なのだ。
何言ってるか分からないかもしれませんが、そういうことなのです。

この時点でもう好き
何がどう良かったとか一つひとつ語りたいのは山々なのだが、どうにも推しに関しては語彙をなくしてしまう。とはいえこの感動は残しておきたい……
とまぁ、頭で考えていても埒があかないので、とにかく書いて記憶を整理していきたいと思う。
以下、感想を書いてみるが、先に断っておくと、筆者はうたプリファンではあるものの、かなりライト層である。ゲーム未プレイなので、作品や各キャラクターに対する解像度はそれほど高くないことをご容赦いただきたい。
それから映画を観る時、初見はアッと驚きたい方なので、どんな作品であっても基本的にはほとんど予習をしないタイプである。
今回の映画も「どうやら怪盗がモチーフらしい…?」というくらいのやんわりとした情報と、他の映画を観に行った時に流れる予告映像のみの知識で観に行ったので、事前に調べておけよ、と思われる部分があるかもしれない。
お赦しいただける方は、続きをどうぞ。
まず、開幕早々ソロ曲(メドレー)スタートは予想外でちょっともうこの時点から色々覆された。
だって今まで映画もライブもグループ曲でド派手に始まるのがお約束だったから。
ちなみに2022年に公開された映画の1曲目の映像はこちら
そんな予想を遥かに超えてきた冒頭のメドレーは、怪盗役が警備員を上手く巻きながら歌って踊ってファンを魅了。警備員役は怪盗役のパフォーマンスを支えるバックダンサーを務める形になっていて、ずっと4人見ていられるのが嬉しい。
その後も、歌って踊りながらさまざまなキャラクターを演じるカルナイの面々。初見では「な、何が起きてるんだ…?」と混乱したけど、そういえばこの訳の分からなさがうたプリだったな……と思い直す。
うたプリはいつだって我々の理解を超えてくるのである。そうだろ。
とにもかくにも、タブーへの挑戦というコンセプトに違わぬ立ち上がりにもう頭が上がりません。いや、上げとかないと画面見えないから上げるのだけれど。
……待って。この調子でいくとめちゃくちゃテンポ悪くなりそう。ここからはキャラクターごとにまとめていきます。
寿 嶺二
最初はメドレーで一番手だった寿 嶺二から。メインビジュアルでセンターにいる彼です。イメージカラーは緑。
寿はねぇ……やっぱり寿なんだよね……。何言ってるか分からないですね。ちゃんと書こう。
まず初っ端から惜しみの無いファンサービス。客席から颯爽と登場して笑顔を振り撒き手を振りながら大急ぎでステージに駆け降りる。こんなん最初にやられたら会場は湧くに決まってるじゃない。ねぇ。
そして、ちゃめっ気とキメを巧みに使い分けた表情管理。あまりにもアイドルである。
役を演じながらパフォーマンスを披露するという、半ばミュージカルのような内容でありながらも、タブナイはあくまでもライブである。
寿さんはステージでお芝居をしながらも「ねぇ?そう思うでしょ?」などと客席に向かって語りかけることで、観客を置いていかないようにしてくれる。それすらも台本だと言われてしまえばそれまでだけど、私は寿さんのアイドル魂だと思いたい。
つい肩に力が入ってしまうところで、ふっと落ち着かせてくれる、それが寿 嶺二という男なのである。やはりこの男、ズルい。落ちるだろこんなん。
黒崎 蘭丸
次、黒崎蘭丸。筆者の最推しである。イメージカラーはワインレッド。
ちなみに筆者は日頃から赤が好きだと言っているが、決して黒崎蘭丸の影響ではない。たまたま好きになった彼のイメージカラーがワインレッドだった。それだけである。たまたま好きな色が彼のイメージカラーだなんて、これはもう運命だと思っている。
それにしてもハイトーンとハイキックが……あまりにもカッコよいですね…??いやもうあの、本当、好き以外の言葉が見つからなくてごめんなさい好きです。。。
マイクスタンドを蹴り飛ばすパフォーマンスとか、ややがなり気味の低音ラップ、ハスキーな高音ロングトーン、客席への煽り……私の観たい黒崎さんが全部あった。本当にありがとうございます。
ワイルドでロックな熱さがウリの黒崎さんだけど、今回ちょっと柔和な表情が多かった気がする。気のせいじゃないと信じたい。何を隠そう、いつもキリッとした目つきしてるのがフッと緩む瞬間がねぇ…好きでねぇ………。
カメラ目線でちょっと目を細めて笑う余裕な表情に何度心を射抜かれたかわかりません。何度も目を覆いそうになりました。覆うと見えなくなっちゃうので我慢しました。最高です。好き。
美風 藍
はい。次は美風藍。中性的な印象を受ける彼のイメージカラーはラベンダー。相変わらずお顔がかわいくていらっしゃる。まばたきするだけでかわいいんだもんなぁ……。指からビーム出た時はどうしようかと思ったけど。
彼はアンドロイドなので指からビーム出してもおかしくありません。
毎度のことながら歌は高音の美しさが光ってたし、ダンスはキレキレなものから優雅なものまで全部美風藍らしく踊りこなすのが流石としか言いようがない(モーションキャプチャーのダンサーさん、本当にすごいと思う)。
とくにソロ曲「Am I a fairy or…?」は衣装も相まってもう妖精さんそのものだった。カワイイとカッコイイの共存…これぞ美風藍……。
ずっと顔が美しくて最高だったけど、筆者はとくにちょっとあざとく上目遣いして「僕からのキスが、そんなにほしいの?」って言ってくる時の表情がマジで好きでした。恐れ多くて、キスは受け取れません。
あとは、映画タイトルにもなっているメイン楽曲「TABOO NIGHT XXXX」中盤に「魅せてあげる」って歌詞があるのだけど、そこの「魅」の「み⤴」っていうしゃくり(伝われ)良かったな……今まで見たことのない美風藍だった……。
一緒に観に行った友人は「女の子みたいにかわいいけど、膝はちゃんと男の子でモデリング担当者の癖を感じた」と言っていて、私はまだまだだなと思いました。
カミュ
さぁ来ました。最後はカミュです。イメージカラーは水色です。
そんなことより!曲中に突然ぶっこまれる「愚民ども、褒美の時間だ」に、きゃあぁぁああ~~~!!!となってしまった愚民どもプリンセス(うたプリファンの呼称)は私だけじゃないはず。(信じてるぞ…!プリンセス諸君!)
……一応説明しておくと、カミュには二面性がありまして。ファンの前では徹底した執事キャラを演じ、でも裏では自分が認めた者以外には非常に冷酷(伯爵モードと言います)、そんなキャラ。
で、我々はカミュのそういう面を存じ上げているので、カミュの声帯こと声優・前野智昭さんは、ライブやイベントの時にカミュの二面性(声色もとても変わる)を表すパフォーマンスとして「紳士淑女の皆さまごきげんよう」という物腰柔らかな挨拶からの「などと言うと思うかこの愚民が!」という件を毎回やってくださるんですよね。これがお約束というか、ファン的には楽しい流れなのですけれども。
それが今回…!カミュ側に逆輸入されましてね…!!
「お芝居」が前提となっているライブだったからこそ、伯爵モードも演技ですよ、という体で取り入れていただけたのかしらと冷静になって考えたりもするのだけれど、そんなことはもうどうでもよくて、ライブで…伯爵モード(素)を出してくださるんですね……!!!と、愚民ファンの一人として歓喜でございました。
これは個人的な印象だけれど、今回一番色んな面を見せて(魅せて)くれたのがカミュだったと思う。愚民の件だけじゃなくて、ワイルドな曲もウルトラキュートな曲も憂いを帯びた曲も幅広くパフォーマンスしてたりして。
それほどまでに余すことなく魅せて頂いたので、もうあの、これからはカミュ"様"と呼ばせていただこうと思いました。
全体としては……そうだな。現実にありそうなライブを再現しつつも、アニメじゃないと絶対にできない演出がやっぱり楽しかったな。
予算を度外視した巨大なセットはかわいいもんで、どういう技術か分からない壁すり抜けや瞬間移動、巨大ホログラム。さらには空を飛ぶのもお手の物なのである。
何言ってるか分からないかもしれないけど、全部やるんです。
この絶妙な塩梅が、あぁ、うたプリを見ているなぁという感じだった。ただカッコいい!カワイイ!で終わらないのがうたプリだと、私は思っている。
あとはやっぱり、4人で歌った時のハモリが最高だなぁ。ずっと聴いていたい。4人それぞれ別パートを歌うから、新曲を聞くたびに4人とは思えない重厚なハーモニーに驚かされる。上手すぎる。
ソロから始まって、ユニット、そしてフルメンバーという構成も相まってか、やっぱりこの4人最高…!という気持ちがあふれた。
ふぅ……ちょっと疲れてきたけど、あと少しだけ語らせてほしい。むしろここからが本編。(え?)
冒頭で説明した通り「TABOO NIGHT XXXX」はツアー形式のライブである。
ツアー形式であることが分かる場面、それがアンコールでのMCだ。
今回のライブではカルナイの4人が東西南北でエリアを分担し、それぞれの地域で1週間ずつメインMCを担当する。そう、つまり週替わりで内容が変わるのだ。
これが、私をはじめファンが何度も足を運ぶ理由の一つなのである。
そうでなくても何度でも観たくなるのだけれど、行く理由ができてしまえばオタクは何がなんでも通うのである。
で、ですね。
5週目の担当が我が推し黒崎さんだったんですが、彼、スゴかったんです。
それまでの3人はファンに向けたコメントに「ありがとう」のニュアンスが強く感じられて、大好きとか愛してるって言葉も、アイドルらしいファンサービスと受け取れた(もちろん彼らが心から我々ファンを愛してくれているのは百も承知である)。
けどさぁ!黒崎さんだけなんか!温度感が違くて……!!!
担当週終わっちゃったので台詞ネタバレしますが……
「これからもずっと…側にいてくれ」
って、真っ直ぐな瞳で言うわけですよ、彼。
プロポーズか???
え、私が意識しすぎ?はたまた幻聴?曲解すぎ?って思ったのだけれど、後ろの席の女の子はぼろぼろ泣いてたので、あれは間違いなくプロポーズだった(確信)。
不意打ちのプロポーズはだめです。本当に。心臓に悪いから。黒崎さん、反省してほしい。
プロポーズの衝撃すさまじくて、黒崎さんの担当最終日にもう1回(つまり通算6回目)観たのですが、やっぱりあれはプロポーズでした。
久しぶりに、うたの☆プリンスさまっシリーズが乙女ゲーム原作であることを思い出した。彼ら、攻略対象なんだ。おそろしや。
昨日からは4人でMCするバージョンになっているようだし、7月からはドルビーシネマ(※)上映も始まることが決まったので、少なくともあと1回は行く。
※ドルビーシネマとは
Dolby Cinema®(ドルビーシネマ)は映像と音響のパワフルな技術に、卓越したシアターデザインが組み合わせられることにより、映画館を最高に魅力的なシネマ体験をお届けする空間へと変えます。
もしこの記事でタブナイやカルナイに少しでも興味を持った方がいらっしゃったら、まずはディレクターズカットPVだけでも良いので見てみてください。5分半くらいの動画なのですが、映画の12分の1にあたります。これが無料で観れるだなんて、何かのバグとしか思えません。
ちなみに、カミュ様の「愚民ども」は3:54で拝聴することができます。
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