はじめてのパリ⑬ルーヴル美術館
パリに来て三日目。きょうの午前中はルーヴル美術館半日ツアーです。オペラ駅から徒歩で5分ほどのマイバスフランスに集合し、そこからガイドさんに引率されて徒歩でルーヴル美術館へ向かいました。
歩きながら、ここは映画の撮影でトム・クルーズがバイクで階段を降りて行ったメトロの入り口だとか、このサン・ロック教会で女優のジェーン・バーキンの葬儀が行われたとか、これはジャンヌダルクの像だなどルーヴル美術館に到着するまで街の解説で楽しませていただきました。


ほどなくしてルーヴル美術館に到着し、当日券購入のために並んでいる行列を横目に団体専用入り口から入場します。こういうところはツアーの良いところですね。荷物をロッカーに預けて、いよいよ見学のスタートです。
最初はルーヴル美術館が美術館になる前の要塞ルーヴル城の面影を見学。地下室に残る城の石積みは、普通の人は面白くないかもしれませんが、舞台美術の仕事で石積みを書き割ってきたのでじっくりと拝見。

続いて紀元前2世紀に作られたヘレニズム文化の傑作『ミロのヴィーナス』。自分にとっては石膏デッサンの思い出の像です!

階段を昇っていくと、見えてきました『サモトラケのニケ』

この像は、右側の翼は見つかっておらず、左側を反転させて複製したものを取り付けているので、左の翼側から撮影するのがオススメなんだとか。ちなみに手の一部は見つかっていて、図のようなポーズだったのではないかと考えられているそうです。


続いて、ボッティチェッリのフレスコ画。足を止めてじっくり見たいと思いましたが、ツアーなので断念。途中、はぐれて迷子になったらロッカー前で待ち合わせと決まっていましたが、ここで単独行動はもったいないのでガイドさんの後に着いて行きます。


いくつかのルネッサンス期の宗教画を観た後、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画を鑑賞。



『モナリザ』の前に、ラファエロや、カラヴァッジオを見ます。

そして、隣りの部屋に移動すると、人集りが!『モナリザ』が遠くに見えました。ガイドさんから、「ここがいちばんスリが多いので、みなさん鞄を気をつけて前方に向かいましょう」と言われて、気を引き締めながら左から前の方へ進みました。


本当は、もっと間近で時間をかけて見たかったのですが、この人集りでは難しい。早朝いちばんに来るしかないですね。さて、『モナリザ』の向かいにはルーヴルの中で最大の絵画『カナの婚礼』(666.0㎝×999.0㎝)があり、迫力がすごい!

次は、フランス絵画となり、アングル、ダヴィッド、ジェリコーなど美術の教科書で見た絵画の登場です。



まったくの余談ですが、ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』を見ているとき、今年の1月に帝劇で観劇したレミゼの『民衆の歌』が頭の中を流れていました。
続いてミケランジェロの2つの彫刻を鑑賞。瀕死なのに美しく見える曲線美。教皇ユリウス二世の墓碑のために制作されたのですが、教皇の死後、経済的理由から制作中止となった未完の作らしいです。


今までは美術品でしたが、今度は工芸品。アポロンのギャラリーにある王冠を見ました。そして、ヴェルサイユ宮殿を思わせるような煌びやかな部屋と装飾品。


その後、フェルメール、レンブラント、ボッス、ファン・エイクなどの北方絵画を見て、最後は古代オリエント美術を少し見て、終了。




ちなみに、フェルメールが展示されていた部屋で模写している方々がおられました。かつては、セザンヌやドガもルーヴル美術館で模写していたとか。昔のことかと思いきや、現在も申請すれば館内で模写できるということは知っていましたが、実際に模写をされている方々をお見かけすると、本当のことなんだと感動! 芸術家を愛する土壌が日本とは違うなぁ。

ツアーは現地解散。ちょうど、お昼どきです。美術館の前で『エリック・カイザー』というパン屋のスタンドがあり、行列をなしていました。日本にもあったっけ? あれはメゾン・カイザーか。調べてみると、エリック・カイザーはパリに20店舗ほどあるパン屋で、その日本法人がメゾン・カイザーなんだとか。

ショーケースには、バゲット一本にトマトやハム、チーズなどを挟んだサンドイッチや、タルトやフィナンシェなど甘いものも並んでいます。
サンドイッチは大きいので2人で半分にしようと一つだけ注文したはずが、二つ渡されました。でも、パンが美味しくて食べきれました。サンドイッチの他にタルト・シトロンと、カヌレ、カフェ・アメリカーノとカフェ・ラテを注文。
ぽかぽか陽気で、パリの空の下でのランチ。気持ちいい午後を過ごしました。

