こころの振り子|第6話 言葉になり始めた、精神科の看護。
こころちゃんの中には、
まだ小さな“引っかかり”が残っていた。
「精神科の看護って何ですか?」
その問いに、
すぐ答えられる人はいなかった。
⸻






⸻
二人は、
ナースステーションの奥にある
小さなカンファレンススペースへ向かった。
⸻

⸻
現場のすぐ隣。
ナースコールの音も、
人の動きも、
少しだけ聞こえる場所。
そこで振り子ちゃんは、
静かに話し始めた。
⸻











⸻
こころちゃんの中で、
“やること”と
“看護”が、
少しずつ分かれ始めていた。
⸻








⸻
「その言葉から、
話は“やること”ではなく、
“どう見ているか”
へ変わっていった。」
⸻










⸻
第5話で残った“引っかかり”は、
少しずつ、
言葉になり始めていた。
⸻








⸻
精神科看護技術は、
“ない”のではなく、
“見えなくなっていた”。
⸻





⸻
振り子ちゃんの言葉は、
“現場の奥”へ向かい始めていた。
⸻















このとき、こころちゃんの中で、
少しずつ
言葉になり始めていた。
精神科の看護は、
ただ業務をこなすことではない。
“その人に、どんな変化が起きているのか”
そして、
“その変化に向けて、
どう考えて関わるのか”
そこに、
精神科の看護があるのかもしれない。
けれど、
それはまだ、
輪郭が見え始めたばかりだった。
精神科の現場では、
こうした“関わりの技術”は、
経験や感覚として扱われ、
言葉として整理されないまま
流れてしまうことが多い。
だからこそ、
こころちゃんは
もっと知りたいと思った。
精神科の看護を。
それが、
“精神科看護技術”を
学び始める入口になることを、
こころちゃんは、まだ知らない。
—— 第7話につづく
⸻
“関わる”とは、
ただ話すことではない。
その人に、
どんな変化が起きているのか。
そして、
その変化に向けて、
どう考えて関わるのか。
精神科看護を、
感覚ではなく
“技術”として言語化した一冊です。
▶ 書籍はこちら
⸻
こころの振り子マガジンはこちら👇👇👇
