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ゲッターロボ登場人物の名前元ネタ推測まとめ

「ゲッターロボの根底にあったのは戦争だったのではないか」とはなんかしらの折に触れてきたのだが、最近それを基準に元ネタが無いか調べたところ興味深い物がボロボロ出てきたのでまとめ。無印とGの主要人物名の元ネタとそれにまつわる話。
とはいえ、目を通される奇特な方がいる場合、あくまで可能性あるんじゃね? 程度の話であって、確証バイアスかかって見当違い甚だしい妄想になっている可能性すらある確度の低い話として読み流して欲しい。ネット上の情報しか漁っておらず、各種Wikiなどの記述がどこまで信用できるかも不明だし。

2022.09.03追記
以下の推測について、竜馬と隼人で噛み合っていない点が解決する情報を入手したため別記事にまとめています。
彼らは初期設定から外見そのままに中身をくるっと入れ換えていたための不一致やちぐはぐさであった、という情報です。
この記事では明確に誤りであると判明した部分には訂正をいれていますが、基本的には事実関係判明前のものをそのまま残してあります。


①.企画書から見る変遷

東映有賀氏「三人のサイボーグが合体して一台の巨大ロボットに」+ポピー杉浦氏「複数のロボットを出して欲しい」という話から
三機で三体に変形合体するロボットとなり「チェンジ・ロボット ゲッター3」企画案となる。(大全に詳しい)

この企画案では三人は中学生のサイボーグであり、
リュー/流竜之介→ジャンプ競技
ハヤト/犬神隼人→ラグビー
ムサシ/巴武蔵→柔道
ゲッターロボもデザインは異なり
1→パワー、2→スピード、3→バランス/王道
だったのではないかと取れるデザイン案であり、空陸海の役割分担も見当たらない。
ゲットマシンもドリルのついた地底戦車のようなモチーフ。

(2023.06.02:追記訂正)
DVDBOXブックレットによりこの初期案時点から「3:半重力マント これによって飛行する。飛行速度、マッハ2」「2:地上速度 マッハ3」の明記が存在したため、この時点で空陸海は決定していたと思われる
(ここまで)

なお、この時点でサッカーモチーフだったと大全の対談で永井氏と団氏からの明言があるポイントゲッターから取ったゲッターロボと地底魔王ゴールの名前は確認できる。
(しかし三人にはどこにもサッカーの要素は見当たらない)

おそらくこの企画書の後に
これだけでは三体必要な意味が弱いと空・陸・海の意味付けを行う
人物に合わせて調整
という過程を経たと思われる。

また、決定前の小松原デザイン案に顔や体型、ゲッターロボのデザインは決定稿にかなり近いものの、私服やパイロットスーツデザイン、並びに名前は決定稿と異なる物が大全Gに記載されている。
こちらでの名前は流竜之進(リュウ)、犬神隼人(ハヤト)、巴武蔵(ムサシ)

GDVDBOXのブックレットには竜之進、犬神の文字が訂正/塗りつぶされて竜馬、神になっている設定画が収録されている。

②.名前の変遷と元ネタ推察

企画書での変遷も含めて考えるに、

流竜馬の名前の核は竜の字にある
最初に決定されたのはカタカナ三文字の愛称ではないか
流竜馬、神隼人の名前が決定したのはかなり後の方である

リュー/リュウ→戦闘機「屠龍」をはじめ龍の字を持つ戦闘機は複数ある。もしくは、その「屠龍」が倒した「龍/竜」=B-29。

ハヤト→戦闘機「隼」「疾風」

ムサシ→戦艦「武蔵」

彼らの愛称は戦時の日本軍兵器から取られていないだろうか?
戦闘機「隼」「疾風」は終戦までの主力戦闘機、戦艦「武蔵」は最後に建造された戦艦である。ここでは「屠龍」を上げたが、これは終戦までB-29迎撃に使用された機体。戦艦にも龍の字を持つ物は複数あるので戦闘機と戦艦両方のイメージなのかもしれないが。
陸/戦車の要素が無いのは、初期時点では主人公達に空陸海の割り振りがされていなかったためでは?
また、戦車の名前に見られる「カタカナ二文字」はメカザウルスの命名規則でオマージュされた可能性がある。
(初期案ゲットマシンがドリル付き戦車っぽくもあるのでそちらで補完されていた可能性もある)
=人類と敵対者の両方に戦時兵器を元ネタとしている可能性

*2022.04.02追記
初期案のリューのジャンプ競技は飛行機に繋がる。(ただし単純にスキーのジャンプ競技からとった可能性もある╱オリンピックで日本人選手三人がメダルをとっている)

また、日本では飛行機で龍/竜というと爆撃機全体を指していた可能性がある。
(一応。初期案のゲッター1はパワー型でアストロング砲という後のゲッター3のミサイルに通じる必殺技が設定されている。が、リューに割り当てられていたのが詳細に設定が描き込まれている3だったかもしれず確信が持てない)
これらから少なくともリューの元ネタは飛行機であり、中でも爆撃機の可能性が高いのではないかと個人的には思う。
(23.06.02追記:これらリューの元ネタに関しては色々と違っていたのではないかと核心部分まで見えると思えてきた)

なお、初期案から決定稿まで共通している要素として
ゲッター2がスピード型→ハヤトのイメージ元が素早い戦闘機だったため
ムサシの柔道→軍艦=海軍と柔道の関わりが深いため
では無いだろうか。

https://murakumo1868.web.fc2.com/01-modern/0047-2.html

(追記ここまで)

これらカタカナの愛称から漢字を含む姓名が決められた。

流竜之介→70年代には既に活動している実在著名人「流政之」は零戦パイロットであった。
流姓、名の之の字は一致しながら末尾が介や進にブレている点とも矛盾は起こさない。

犬神隼人→平井和正の小説を初めとするシリーズ、ウルフガイの主人公「犬神明」からではないか(73年9月には映画も公開されている)

なお、犬と神と隼人という文字は隼人や隼人舞で調べると全て繋がりもする。こちらからという可能性もあるが、九州出身設定が後についたのは竜馬という不思議。

巴武蔵→設定にやけにブレが少ないのもあり、最初から柔道家ポジションは決まっていて、巴投げから巴と付けたのでは?

こうして初期案における三人の名前が決定。
この後に
1→バランス(王道)/空、2→スピード/陸、3→パワー/海
の三変形の意味付けが確定され、キャラクターに合わせてロボットも調整された。

犬神隼人から犬の字が消えたのは、理由は不明だが三人の姓名を姓漢字一文字、名漢字二文字で揃えよう、となったからでは無いかと思われる。
(2022.04.02追記:ウルフガイシリーズは複数あり複雑な経緯を持っている。ヤングウルフガイでの犬神明は初期案の3人と同じく「中学生」であるが、同作にアダルトウルフガイでの主人公犬神明が「寡黙でニヒル」な「神」明として登場しているため、その影響も考えられる)

そうなると、順番的にはその前か同時進行的に竜之介/竜之進を竜馬という名前に変更しようという話があったのではなかろうか。

武蔵は戦艦で海、隼人は戦闘機で空、本来は竜之介も戦闘機で空(戦艦も含んでいたとして空と海)だったが、ここで竜の字を残して名前を変更した事により陸の要素が入る。

架空生物としての竜馬は空が飛べるかどうかは不明(出典遡っても飛べるやら飛べないやらわからん)だが、とりあえずめっちゃ早く地を駆けるのは確かである。

そして実在人物の坂本竜馬と駿馬をイメージ的に結び付ける小説もあったりする。

何処まで意図的かはわからないしなにを元にしてるのかも曖昧ではあるが、結果として一号機乗りは元ネタからは流姓だけ残して「流竜馬」となり、愛称も「リョウ」となった。
ロボット担当はこの時点で決定されていたため空・陸・海だが、三人の名前は陸・空・海を想起させるものとなった。

*2022.8.15追記
永井作品であるバイオレンスジャックの一巻を読んだところ
主人公の名前が逞馬竜、その妹がみちる
あらすじを調べると主要人物の中に天馬と海堂という名前もあり、三人で陸空海になると思われる。
連載開始が73年かららしく、ゲッターロボの企画を立てている期間~放映や連載に時期も被る。
バイオレンスジャックという作品はそれまでの永井作品からのスターシステムも含んで展開されること、ゲッターロボの原案となると永井先生のご兄弟をはじめとしたダイナミックプロ所属作家さんの名前があること、石川先生にゲッターロボの話が行ったのは企画決めも終盤だったらしい?こと(少なくとも後から招致された様子)。
この辺りから、ゲッターの原案を元にしてバイオレンスジャックの人物が描かれたのか、逆にバイオレンスジャックの人物の名前からゲッターに影響があったのか、それともそれ以外の可能性であるのかは不明だが「竜という名前で陸」というのが先に決まっており、後からロボットの属性が変更されたという可能性もある。
(追記ここまで)

竜馬という字はガクエン退屈男で「身堂竜馬」(タツマ)として使用されているため避けたかったのかもしれない。経緯から考えればタツマの名前から取ったわけではないと思われる。ちなみに後年タツマに顔面が似ていったのは隼人である。ややこしい事この上ない。

2023.10.15追記
『カムイ伝』は白土三平先生の代表作で石川先生にも永井先生にも影響があったと思われる。
1964~71年『月刊漫画ガロ』 第一部
1965~67年『週刊少年サンデー』に『カムイ外伝』不定期連載
こちらに「隼人」と「竜之進」の名前があるし、そもそも主人公の「カムイ」が「非人部落の出身。自由と誇りを求めて忍者になる。しかし、忍者の世界の非情な掟に馴染めずに抜け忍になる」設定持ちの双子存在のため、こちらの影響も考えられるが未読のためメモ止まりとする。

それにしてもリョウと隼人の入れ替わり、近似や相似現象はこんなところから始まってる可能性あるのは少々気味が悪くなるレベルだが、あの二人は本当になんだったんだろう。

③.ゲッターロボG以降に伴う部分

大全などのインタビューによれば無印放映から半年余り、好評を受け第二シーズン制作の話へ入る。(=74年10月とかからダイナミックVS東映・テレビ側でキャラクター死亡させるか否かで壮絶バトルが開始されたと思われる)

ダイナミック側から提出された移行初期案ではムサシは立ち往生し、リョウは特攻で死亡する内容であった。(大全Gに全文が掲載されている)
この際、新主人公とされていたのが「来栖丈」となる。

実在する戦闘機パイロットに「来栖良」という人物がいる。

来栖三郎外交官の息子であるこの人物について、小説の創作エピソードが事実と誤認され注目されるのは80年代以降の話であるが、60年代末期にはその娘が星野仙一監督と結婚しており、来栖外交官の孫という出自は報道されていたのでは無いかと思われる。また来栖外交官が脇役として配置されている映画「トラ・トラ・トラ!」なども74年までには公開されている。これらから知ることはできたと思われる。

74年までの実在著名人では流姓も来栖姓もここに上げた人物程であり、双方太平洋戦争時に戦闘機パイロットであった点が共通する。また、74年以前の架空キャラクターにそれらの姓を持つ人物はパッと見当たらない。
リョウの名前の元ネタが実在パイロットだったために、後継キャラクターも実在パイロットの名前をモチーフとしたのではなかろうか。

結局リョウを死亡させる事には猛反対を受け「来栖丈」は没となり、ムサシだけが死亡することとなった。
(様々なインタビューにて東映勝田Pをはじめダイナミック側からも触れられている)

ムサシは戦艦の名前がモチーフであったとするなら、何故戦艦には繋がらないベンケイになったのか。
ゲッターロボという作品は特に東映版では太平洋戦争を想起させる単語やシチュエーションを避ける傾向にあった事、74年は宇宙戦艦ヤマトの放映が始まっている事などがあり、戦艦の名前は避けたのではなかろうか。
移行案にはムサシは立ち往生とあるため、既に想起はされていただろう武蔵坊弁慶から取ってベンケイと名前が決まる。
そして、苗字は最初期には含まれなかった陸、そして後にはゲッター3のキャタピラにも要素が入るようになった戦車の要素で本人の野球にも親の職業にも武蔵坊弁慶にも何にもかすらない「車」となったのではなかろうか。
もしくは「フーテンの寅さん」「車だん吉」辺りか。

④.早乙女家について

正直全然わからん。戦時の兵器からでは無いと思う。
初期案時点で名前がある早乙女博士は元ネタがあるならおそらく戦争か反戦系運動に関わった人物の苗字では無かろうかとは思う。この方とか。

*2022.04.02追記
早乙女はガクエン退屈男の早乙女門土、ひいてはその元ネタである旗本退屈男の早乙女主水之介がきっかけではないか、というご意見を頂いた。
個人的には違うんじゃないかなぁ、と思う。理由としては脇役に主人公名オマージュを入れるとは思い難いこと、ガクエンにしろ旗本にしろその該当人物関連要素を早乙女姓を持つ人間は所持していないように思えること、「竜馬」という字を使う事をギリギリまで避けていたこと。これらから別ルートの「早乙女」ではないかなぁと。
(追記ここまで)

達人も初期案時点で名前が決定されているが、その時点から各スポーツのチャンピオンである三人の中学生の尊敬を集める体育教師であり失踪に寄って三人が戦う動機となるキャラクターである。ゆえに普通に「達人」となったのではないか。

ミチルは初期案テキスト内には見当たらない名前だがデザイン案は出ている。
「青い鳥」では無いか、やはり。妹だし。青い鳥は平和の象徴でもある鳩のはずだし。兵器関連には名前は見当たらなかった。

元気ちゃんはなんか安直に決められた気がするんだ……。

⑤.ゲットマシンの名前について

初代はイーグル、ジャガー、ベアーと実在する動物縛りである。
ゲットマシンは地底戦車らしきマシンの前後どちらかにレーシングマシンがあり、その後に戦闘機で統一された。
イーグルは飛行機は猛禽類によく例えられるから、ジャガーは地上を早くかける動物、ベアーは海の動物では可愛くなってしまいがちなので力のある動物、ではないかな。
と思っていたのだが、もし人物の名前が日本側の戦時兵器ならと調べてみた。
戦後ではあるが、アメリカ軍戦闘機にイーグル(1973年当時最新鋭機)とベアキャット(現在までショーなどで使われている)という機体がある。これらの影響もあったかもしれない。ジャガーという愛称も見かけた気がする。

*2022.04.02追記
またジャガーという名前は車にもあると教えていただいた。

Gに入ってからはドラゴン、ライガー、ポセイドンとなる。
イメージ踏襲して前より強そうな名前を考えた時に、架空生物が出るのはわかる。ドラゴンとか安直過ぎない?ってくらい安直だが元々竜/リュウだったのだからわからなくはない(ドラゴンの愛称を持つアメリカ軍戦闘機はあるが目立った活躍が無いためそこから取った感じがしない)。
だが二号機はライガー(ライオンとタイガーのキメラである架空生物)はまだしも、なぜ三号機はいきなりのポセイドンなのか。
もしかして:バビル二世

三つのしもべは空陸海対応する鳥とネコ科(仮)と巨大ロボであるのでこれかなぁと。アニメ版ではバビル二世の声優が神谷明さんと共通するし。

⑥.おまけ:色の不一致について(2022.03.31追記)

おそらく、多くの人が「リョウはリーダーだから赤」と2022年現在は思っているのではないかと思う。サブリーダーが青でコメディリリーフは黄色って戦隊ものテンプレート色だろう、と。
全く違うはずなのである。
戦隊もの第一作目「秘密戦隊ゴレンジャー」は1975年からの放送である。
ゲッターロボは1974年放映開始、戦隊ものテンプレートどころか始まってすらいない。
三原色を熱血漢のリーダー、クールなサブリーダー、コメディリリーフに赤青黄で振り分けたのはゲッターロボが先行となり、後のテンプレートの始祖とも言えるだろう。
*という話は後にここにきちんとまとめたのでここでは省略してあります。

これを前提に置いて、改めてゲッターロボにおける三原色を見てみると
竜馬:1号機(空)→赤
隼人:2号機(陸)→青(白)
武蔵:3号機(海)→黄
普通に考えたら、陸に青って? あてるなら空か海じゃないのか?? 陸なら黄を真っ先にあてて、海に赤はどうかって赤・黄・青にしそうなもんじゃなかろうか。と、不思議にもなりそうなものである。
(実際、ゲッター中心に黎明期ロボットアニメオマージュ?パロディ?盛りをした「機動戦艦ナデシコ」の劇中劇「ゲキガンガー」はその配色である)
しかしこれも、名前の変遷を考えれば割と納得できないだろうか。
空陸海の三属性は後付けされたものであり、彼らのパーソナリティは初期段階から徐々に形作られていたはずである。
(経緯には謎が多いが)結果、ロボットの空陸海担当とキャラクターの性格、名前のイメージは必ずしも一致するものではなくなった。そして色は東映版美術スタッフにより最後近くに決められた。根拠はロマンアルバムインタビューの「性格に合わせて三原色を割り当てた」という旨の発言。
元々素早い戦闘機をイメージ元にして「空」のイメージを内包したままキャラクターが立てられ、クールなパイロットとなった神隼人の乗る2号機に真っ先に青をあてたのではなかろうか。
そして真面目な熱血漢であるリョウに燃えるような赤、明るいコメディリリーフのムサシに黄色をあてた。
隼人の青はインクの問題か空を飛ぶ戦闘機に青は目立たないという判断か白黒テレビも考えてか何かで無印ではやはり雲のイメージに繋がる白になり、青が使用されるのはG以降となった。(隼人の髪色やパイロットスーツが黒でも青みがかっている色なのも彼の基本イメージが青だったせいかもしれない)
(リョウのパイロットスーツの緑も正義感を表したとあるが名前の陸のイメージがあったのかもしれないし、ムサシの私服が一人だけ学生服なのも彼だけは最初から最後まで海軍の柔道家イメージだったので軍服が元となっている黒い詰め襟となった可能性は無いだろうか)
こう考えれば空陸海のイメージと色の不一致がしっくり来るのではと思ったが、まあ思っただけであり、やはりただの妄想といえばそうである。

*この色の不一致も後々「そもそも何がベースだったか」「ゲッター線のモチーフはなんだったか」の考察が終わった25年現在だと全然違うだろうなと思ってるのですが、思考経路のサンプルとして残しておきます。

以上、太平洋戦争に関連する兵器や人物が名前の元ネタに多かったのでは? と考えた時のまとめとそこからの連想事項。
竜馬と隼人は元々は同じ属性持ちであったが、二人で陸と空のイメージを混在させて所持することとなり、ある意味では二人揃うことで二属性を表していたのではないか。
そう考えるなら、妙に仲が良すぎた東映版や、號以降何故か同じような身体的特徴やエピソードプロットを分け与えられた漫画版での扱いにもどことなく得心が持てるように思うのは私だけだろうか。


以下、これを調べてる間にふと思ったことのメモ。

東映版ゲッターロボは太平洋戦争を想起させる単語やシチュエーションは意図的に避けている傾向がある。

ダイナミック側は戦後生まれが多く、東映側には終戦の1945年には10歳前後だった方が多い。
主要スタッフでは演出:勝間田氏38年、脚本:田村氏と馬嶋氏32年、上原氏37年生まれ
作画監督、キャラクターデザイン担当の小松原氏が若く43年生まれ。
大全のインタビューで「自分の実体験が反映されている」「ハヤトが自分の分身のように思えて」と話され、今で言うシリーズ構成なども仕事であり、この作品に格別思い入れがあったらしい東映の勝田Pは1931年生まれ、終戦時14歳前後。

初期案の三人が中学生というのもそうだが、勝田Pは終戦時の学制改革前には高等科2年か、高等学校2年だったのではないだろうか。
彼が言う「高校時代」はいつの話だったろうか。

あの作品には太平洋戦争全体ではなく、その中で生きた「若者たち」が半ば無意識的に反映されていたのかもしれない。
あの日守りたかった誰かや自分がハヤトで、あの日ああなりたかった自分がリョウだったのかもしれない。
と、ぼんやり思ってみたりするのである。


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