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ザル脳は、失敗をため込まない最強スキル
[ザル脳介護のすすめ 第2回]
介護現場にいると、毎日が小さな“事件”の連続。
「さっき言ったのに」「また忘れたの?」と、つい思ってしまうこともある。
でも、よく考えてみたら、人間の脳なんて本来ザルみたいなものじゃないかなと思うのです。
◾️ザル脳のいいところは、失敗を溜め込まないこと
例えば、昨日の失敗を根に持っていたら、介護の現場なんて心が持ちません。
「ごめんね」「ありがとう」でスパッと切り替え、次に行くほうがずっと楽。
これは利用者さんも同じ。
認知症が進むと、失敗や嫌な出来事をあまり記憶しない。
これってある意味、神様からのプレゼントだと思うんです。
◾️介護する側もザル脳でいこう
私も32年の介護歴の中で、何度も心が折れそうになったことがあります。
でも、ザル脳であるおかげで、嫌なことはスルリと抜けていき、
「まあ、いっか」と次の瞬間には笑っている。
そのおかげで、現場の空氣まで柔らかくなるのです。
人は“安心”を感じると、不思議と穏やかになるから。
◾️現場で役立つザル脳のコツ
1. 「失敗した!」は5分だけ反省、あ. とは忘れる。
2. 相手の失敗も、ザル脳で水を流すようにサラッと流す。
3. いいことだけは意識的に拾って”貯める”。
こうやって、失敗を抱え込まない脳の使い方をしていくと、
介護も少し軽やかになる気がします。
◾️締めのひとこと
認知症の方と関わると、「今この瞬間」を生きることの大切さを教えられます。
昨日の失敗も、明日の不安も、ザル脳でスッと流して、
今日の笑顔だけをちゃんと受け止める。
それが介護を続けるための、私の小さな秘密です。
