母子密着 母子分離 に苦しめられる
「母子分離をしておいたほうがいいよ」と言われることがある。
けれど、正直その言葉を向けられるたびに、胸の中にモヤモヤしたものが広がる。
私は、子どもを自分の所有物だと思ったこともない。
「この子には私しかいない。だから私が守らなきゃ」と、使命感で突っ走っているわけでもない。
ただ、現実として私はひとり親で、
娘は家からほとんど出られず、特性もあり、友達もいない。
頼れる相手がほとんどいない状況で、一緒に過ごす時間が自然と長くなる。
生活も感情も、どうしたって重なる部分が多くなる。
その結果、物理的にも心理的にも距離が近いように見えるのは当たり前のことだと思っている。
それなのに――
娘が私の前でだけ感情が激しくなると、「母子密着」と言われてしまう。
じゃあ、どうするのが正解なんだろう?
誰の前でも同じように取り乱すほうが良いの?
感情を見せないほうが「距離感が健全」っていうことなの?
親に気を許せるのは良い関係だと言われる一方で、その“気を許す相手”が私だけなら、今度は“密着”になる。
正直、どう捉えればいいのかわからなくなる。
娘は、第三者の前や外では頑張って耐える時がある。
家に戻ってきてやっと緊張が解けて、感情があふれ出してしまうこともある。
それは、密着というより“安全基地だからこそ出る姿”なんじゃないか、と私は思ってしまう。
とはいえ、世間で言われる「距離感」という言葉が、自分の胸に引っかかってしまう時もある。
私が間違っているのかもしれない。
もっと距離をとる練習をしたほうがいいのかもしれない。
私は「何が正しい母子の距離感なのか」をいつも探している。
いまは、そんなこと考えずに、静かに休める今をありがたく休めばいいのに、ろくなこと考えない自分にだめだなぁと思いながら、今日も1日が終わる。
明日は、ホームシックについて書こうと思う。
