このAIが倒産・失業の嵐を呼ぶ 1
日が陰るなどすると、少し風に涼しさが感じられるたりもするようになって、どこか寂しくもある8月どまんなかですが、みなさまも快適なお盆をお過ごしでしょうか。
ということで、本日はこれですね。
父さんドミノ、じゃなかった倒産ドミノ。
かつてなら、会社つぶれてもかまわんよ。フリーで食えるし。
なんて言ってたのが、今や、
倒産ドミノ → 失職・失業 → フリーになっても仕事全然ないよ
これとなりそうなのです。
もしもその当事者が、家庭の良きパパであったのなら、
倒産ドミノ → 父さんドミノ
と本当になってしまいそうですよね。
他人の不幸でウマい事言ってんじゃねーよってか、ではありますが。
申しわけありません。先に進めます。
なぜ「AI画像は気持ち悪い」のか 嫌悪感が止まらない
しかし記事内にもタイトルにも、こう書かれてますね。
これですね。
ここにまだ生き残る余地がありそうか、いややっぱりないか?
これについて、その現状の考察を・・・・とは言っても、
実は単なる各種AI生成画像についての感想などなのですがね。
それらを中心にして、ちょっとばかし意見も述べてみますね。
では、真っ先に、この本文章の最上部に掲げられている画像ですが、
まあAI生成でしょうね。
赤い魚に、ブツとしての存在感があり過ぎる、というかくっきりと浮き出て迫ってくるようで、違和感ありますよね。
しかし赤魚の鮮魚を抱えている女性という図像は、表せてはいる訳です。
必要とするのが、とにかく赤い鮮魚であり、それを若い女性がにっこり笑顔で抱えてれば、それでよい。それを満たす記号としての画像であれば十分である。
このような条件であった場合、もうこれで合格点とされておかしくなさそうですよね。多少の違和感は殆どどうでもよい。そして赤い鮮魚を強調したい場合は、こっちの浮き出る感じくらいで丁度良いとかね。
ま、このように、なかなか厳しい訳であります。
多少の違和感を、気持ち悪いから拒否とするか、まあ許容範囲とされてしまって、実際に採用されて、広く目にするようになってしまうか。
現在、この微妙なエリアに多くのAI生成画像が含まれているようですね。
ところで、先に私のAI生成画像体験も申し上げておきますね。
どの程度の見識で言ってるんだよ、という事についての参考になるかもしれませんしね。
私は実は、まだ殆どAIを画像生成には使ってません。
ほんの少し試した程度ではあるのです。こんなのとかね。
・「バベルの塔」を大友克洋タッチのイラストで下さい。
・「蒼き馬を見よ」という題で、池上遼一タッチで、陰影に富んだ絵で。
・「ヴィーナスの誕生」を、つげ義春風に描き出してね。
・映画「ブルーベルベット」をクリムト風の絵画にして、青を基調としてね
・フェリーニの映画「道」を、ピカソの青の時代風に描いて頂戴
・フェリーニの映画「道」のヒロインをシャガール風で
・名画「モナリザ」をバスキアが描いたとして
・名画「最後の晩餐」をサザエさん家のメンバーで再現して
・東海林さだおの「アサって君」を氏亡きあとの新作として見せて
まあ、こういのを初期に試してみたわけです。
どれも上記のように1行プロンプトという、手間のかかってない依頼文としてね。(やる気なさすぎ。それを見抜かれたか、余り出来はよくなかった)
それで、AIが生成して出してきたのが、以下のようなものです。
まあ、1行プロンプトで、最初に出してきたものであって、そこからの改良依頼などしてないので、この程度となっちゃったってのもありそうですけどね。
とにかく全て、1行プロンプトでの、1発回答での画像です。
つまりこれ手抜きをしてたとするなら、AIではなくて、それを依頼したこちらが、やる気なくて手抜きしまくっており、この不満足な結果についての責任は、こちらにあるとされそうでもあるのですけどね。
まあ、ご失笑とともにご覧ください。お目汚し、失礼をば。
・大友克洋風で「バベルの塔」

これくらい描ければ大したものではないですかね。
1行プロンプトでの、1発回答で、これ。
・「蒼き馬を見よ」という題で、池上遼一タッチで

もうちょっと繊細で、そして陰影の深い静けさのある「死」の使者として描いて欲しかったのですけどね。
そもそも短文の1行プロンプトでの依頼なので、こちらの意図が説明しきれてないですね。単に迫力のある劇画風が欲しい人などには、良さそうかな。でもちょっと別作家の「北斗の拳」入ってそうですかね。
・「ヴィーナスの誕生」を、つげ義春風に描き出して

これは、やはり1行プロンプトの敗北、と言えそうでしょうか。
AIは、ぜんぜん分かってませんね。つげ義春そのものを知らないのではないのでしょうか。漫画家である事くらいは、なんとか知ってはいたのか、効果音は書き出してきてますけどね。浮世絵風にそれ入れて、出してきて終了。
こちらとしては、余り勢いのないペンタッチで描き出してきた、ひなびた名もない田舎の温泉宿の共同浴場から、だらけたような身体の中年女が、だらしなく手ぬぐいで前を隠しながら出てきて立っている。そんなつげ風ヴィーナスを期待してたのですけどね。もちろんモノクロのペン画でですね。これ以上は頼みませんでしたね。
・クリムトのこれを基にして(ただしこちらは特には指定してない)

・映画「ブルーベルベット」をクリムト風の絵画に

上に比較があるから、今いちに見えるかもしれませんが、これ単品で見れば、結構良いのではと思えました。それから「映画」の「タイトル」まで指定したものだから、「ロゴ」として入れられてしまってますね。いわゆる、これは要らなかったのですけどね。という事で、それなりに満足して、ロゴを消すのは、こちらが画像ソフトでの手作業でやりました。しかしそれも頼めば、AIはすぐにやってくれたのでしょうね。全くの最初だったので、よく分からないし、遠慮したって感じですかね。あっ、これも1発回答で、これです。
クリムト版ブルーベルベット。ロゴを手作業で消したもの、切り離して、カップル画像としたもの、女性単体画像としたもの。それらを上記に置いてますので、ご興味のある方はどうぞご覧ください。それからこの1発回答画像から、それに加える改良案などについても、そこに一応記してます。ご参考に。
・フェリーニの映画「道」を、ピカソの青の時代風に描いて

う~ん、今いち。
というか、これ保存せずに消したつもりだったのですが・・・・
それくらい気にくわないですね。
ピカソの青の時代って、こんなあからさまな惨めっぽい暗さではないですよね。これ陰鬱すぎますわ。しかも安っぽいそれね。
ピカソの青の時代って、もっと静かなる抒情、よく抑えられた静謐なる哀しみ。なんかそいうのが確かにありそうじゃないですか。こんな品のない安売りされた惨めな悲しみ、みたいなのだと、大きく外してしまってますよね。しかしこれも1行プロンプトでの1発回答。まあ仕方なかったかもでありますね。がっくりきて、不満をAIに述べたりすらしなかったです。
・フェリーニの映画「道」のヒロインをシャガール風で

なんか頼んでおいて、文句ばっかり言ってますが、これも期待水準には達してませんね。これだと幼児むけ絵本には、ちょうど良いくらいかなとも思えますがね。
シャガールはあれは子供が見ても楽しめますが、明らかに大人の鑑賞に耐えられて、しかも大人向けですらありそうですよね。喪われた抒情や寓話が眼前に甦ってきそうなのがシャガールの絵画的特質。したがってそれらを喪失してしまってる「大人向け」仕様で描かれている。とすら言えるのに、これでは、まだまだ「子供向け」過ぎそうでね。という事で、ちょっとまだ不満がかなり残ったAI画像でした。
・名画「モナリザ」をバスキアが描いたとして

絵画への暴力とも言えそうな、バスキアの良さがちょっとないですね。もっと粗暴に。良い意味での「粗暴」さですけどね。このAI画像のように、まだ絵に収まってるというのでは、これでは駄目なんですよ。
バスキアは落書き。それは落書きであって、落書きでない。巨大な矛盾の暴力がそこに横たわってなくてはならない。投げ出された矛盾。暴力の明らかな痕跡。それが落書きというものを蹴破ってくる。そのような「暴力」がそこに振るわれてなくてはならない。それは禁じられた「落書き」であり、そこに叫んでなくてはならない。
こんなAIが、おとなしく、こじんまりとした平面作品としてしまっては、それは「落書き」という存在に、バスキアが引き戻されてしまってますよ。
バスキアがどこから何を蹴破って出現したか。これが省略されるどころか、見たくもない「退化」を遂げてしまってる。これ、いけませんよ。
こんなのだと、あのZOZO成金ですら、百億円出したりはしないでしょうよ。あいつだって、それくらいは見る目持ってるだろうからね。
まあAIに一発でそれを描け! ってのも無茶過ぎるんですけどね。
はい、ごめんなさい。AIさま。
・名画「最後の晩餐」をサザエさん家のメンバーで再現して

だんだん、おふざけが過ぎてきてますが、とりあえず頼んでみたのが、こんなのです。まあ無難というか、確かにこちらの要求依頼には答えてはいるというか。
とにかく、これは投げかけた「お題」がいけない。
大して面白くもないのに、それをイケてるユーモアかと勘違いして頼んでしまってますね。これについてはAIはかなり誠実であって、これしか出なくても仕方ないとするしかないでしょうかね。
・東海林さだおの「アサって君」を氏亡きあとの新作として見せて
これねえ、画像ナシ!
これ叱られちゃいました。AIに。
そんな新作のふりした捏造盗作はできん!バカ
っていうことで、断られてしまったのですね。
バカとまでは、実際には言ってはこなかったのですが、結構厳しめに注意受けちゃいました。みなさまも、どうぞお気をつけください。
まあそんなに絶対見たいとかではなくて、試しにちょっとやってみた程度ではあったので、特にこちらとしては、激しくがっかりでもなかったんですけどね。ま、という事でありますです。
以上のような感じでありました。
こういうこの程度を試してみて、まあこんなもんかと思ってしまって、その後には殆ど使ってないですね。AI画像生成は。
無料のジェミニでのAI画像生成だったと思います。
無料で、1行プロンプトでの1発回答画像で、まあこれくらいは出来るのだから、もっと手間やプロンプトの回数や詳細さを増やしていけば、かなりのことまで出来そうではあります。
という事で、こんなに簡単に、色々できるのですからね。
こんなのが無料でバンバン出てくる時代となってしまったのでは、やはり視覚創作系商業分野の各方々も、なかなか厳しくはなってはいるのでしょうね。他人事でしかなくて、こんなAI画像遊びまで載せて、申しわけないんですけどね。
では、この辺にしておきましょうか。
そういや、比較画像として、ここの「みんなのフォトギャラリー」から代表できそうな画像集めてきてたのです。そっちの評も書いておきたいので、これ次回へとそのテーマで続きそうです。もしよかったら、そちらもご覧ください。よろしく。
あっ、おまけ。つけときます。
要らんよと言われそうですが、「美味い酒」の画像ですね。
まだ見ぬ「銘酒」。幻の美酒。
それも当たり前で、こちらで勝手に考えた、想像上の銘酒たちです。
ご覧ください。
・ノーベル賞記念発売品(嘘)

・ゴッホの肖像とともに、アブサンは破滅か救いか。緑色の魔酒

みなさんの幸せに、乾杯ィ~!
文責【院知 貴亜人】
