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【常識を疑え】作業療法士20年が断言「仕事中は猫背でOK!」な理由


仕事中は、猫背でいいです。


「え?」と思いますよね。

でもこれは、
サボるための言い訳ではありません。

体を守るための戦略です。


そしてもう一つ、
大事なことをお伝えします。

「正しくあろう」とするほど、体は苦しくなる。


前回お伝えした通り、

肩こりが戻る原因は
「筋肉のスイッチが入りっぱなし」だから。


ではなぜ、
そのスイッチが切れないのか?


その原因のひとつが
「正しい姿勢を保ち続けること」です。




ここでひとつ、
多くの人が誤解していることがあります。

猫背は「悪い姿勢」ではありません。

固まり続けた筋肉をいったんゆるめ、
血流を取り戻すための
有効な手段でもあります。


姿勢を正すことよりも大切なのは、
同じ筋肉を使い続けないこと。


私はこの考え方を
「戦略的猫背」と呼んでいます。

ここからは、
作業療法士として20年、
現場でずっと体を見てきた中で、
はっきり言えることがあります。



1.「正しい姿勢」を維持するのは、実は「筋トレ」です


少し想像してみてください。

重さ5kgのボーリングの球。
(これは人の頭とほぼ同じ重さです)


それを腕を真っ直ぐ伸ばして、持ち続けられますか?

おそらく、1分も持ちませんよね。

実は――

「背筋をピンと伸ばした良い姿勢」をキープするというのは、
体の中でこれと似たことを起こしています。

頭の重さは体重の約10%。
その重さを、首や背中の筋肉がずっと支え続けています。

しかも座っている時は、
背中の筋肉は最大収縮の20〜30%ほどを使い続けている状態。

筋肉は最大収縮の15%を超えて持続すると、
血流が著しく低下すると言われています。


これは生理学的に見れば、
等尺性収縮を長時間持続している状態です。


つまり、
軽い筋トレを何時間も続けているのと同じです。


仕事中、あなたは知らないうちに
ずっと筋トレをしているんです。

これでは、
夕方にヘトヘトになるのも当然です。


2.無理に伸ばすと、筋肉は「酸欠」になる


ではなぜ、「良い姿勢」を頑張るほど
コリがひどくなるのでしょうか。

筋肉は、力を入れるとギュッと硬くなります。

すると、筋肉の中を通っている血管が
ホースを踏まれたように圧迫されます。


血液が流れにくくなり、
筋肉は酸欠状態になります。

姿勢を正そうと頑張る

筋肉が緊張し続ける

血液が止まる(酸欠)

老廃物が溜まる

激コリ・激疲労

この悪循環が起きています。

特に、

首〜背中にかけての
「脊柱起立筋」や「僧帽筋上部線維」は、

無理に姿勢を正そうとすると
持続的に働き続けやすい筋肉です。


そして怖いのは、
呼吸まで浅くしてしまうこと。

呼吸が浅くなると、
さらに酸素が足りなくなり、
疲れやすさは倍増します。


真面目な人ほど、このループにはまりやすい。

「正しくあろう」とするほど、体は苦しくなるんです。



3.OTが推奨する「戦略的猫背」
 のススメ


そこで私がおすすめするのが、
「戦略的猫背」という考え方です。

仕事に集中しているとき、
背中が丸まっていてもいい。
首が少し前に出ていてもいい。

なぜなら、それが
筋肉のスイッチを入れっぱなしにしない姿勢だからです。



無理に筋肉を使って骨を支えるよりも、
椅子の背もたれに体を預けたり、
少し丸まったりするほうが、
筋肉の負担は少なくて済みます。


「猫背=悪いこと」

この思い込みを、いったん横に置いてみましょう。


罪悪感ごと、ゴミ箱へ。

体は、正しさよりも
ラクさを求めています。



4.大事なのは「形」ではなく「リセット」


「でも、ずっと猫背だと固まりませんか?」
そう思いますよね。

その通りです。

大切なのは、
仕事中の姿勢を完璧にすることではありません。

本当に大事なのは――

固まった筋肉を、あとでいかにリセットするか。

これに尽きます。

仕事中は、猫背でいい。

その代わり、
1時間に一度。
あるいは仕事終わりに。

「固まった筋肉のスイッチをオフにする」

すでに入ってしまっているスイッチは――
自分でオフにしないと切れません。


この「引き算」ができるかどうかで、
体の回復力は大きく変わります。


それが、私が20年かけてたどり着いた
「魔法の引き算」という考え方です。


ここが抜けると、
結局また元に戻ります。


だから大切なのは、
「姿勢」ではなく「リセット」です。

・仕事中は力を抜く(猫背OK)
・そのあとスイッチをオフにする

このセットができて、初めて
ループが止まります。

5、次に知ってほしいこと


ここまでで、

「なぜ頑張るほど悪くなるのか」は
見えてきたと思います。

でもまだ、
一番大事なところが残っています。

どうやってスイッチをオフにするのか?


ここが分からないと、
結局また

「少し楽 → また戻る」

を繰り返してしまいます。


この続きでは、
✔どの筋肉から外すのか
✔どの順番でやるのか
✔なぜ10秒で変わるのか

全てを一つの記事にまとめました


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