見出し画像

永遠に続く、日本の誇り、相撲文化

この歳になって相撲に魅せられている。
 小さい時は父親が相撲が好きで、一本気な父は大鵬が大のお気に入りで、大鵬の取り組みに一喜一憂していました。あの時代の奄美大島はNHKしか番組がなく相撲の放送が始まれば集落全体が相撲一色に染め上げられます。昔は巨人、大鵬、卵焼きと言われるほど、皆が大鵬の相撲に魅了されていました。大鵬が目立ったのは同じように力があった柏戸がいたからです。大鵬と柏戸の優勝決定戦は村のトピックでもあったのです。奄美大島の集落の人たちの最大の楽しみが相撲だったのです。奄美大島には昔から相撲文化があります。各集落には必ず土俵があります。今でも相撲文化は引き継がれているのです。

大鵬は顔立ちが美しく品が良く、取り組む姿勢も真っすぐで、日本人は皆、大鵬が好きだったのだと思います。今、大鵬の孫3人が大嶽部屋で活躍しています。大鵬の顔に一番似ている王鵬は大嶽部屋一の人気者です。

私は前も話したように興味を覚えたらもっともっと知りたくなります。日本相撲協会のホームページで知りたい力士や相撲部屋をすぐに探索します。
最初は力士の階級を調べました。そして人数も細かく調べました。階級はトップが横綱です。東横綱、西横綱がいます。横綱の人数制限はありません。今まで最大だったのは4人でした。給料は月に300万円です。これは協会から支払われます。他には相撲の時にのぼりを持った人たちが土俵を一周します。懸賞金です。´のぼり1本が7万円で1万円は協会の運営費、後の6万円が力士に入ります。あと、もろもろ収入があります。令和7年の横綱大の里関の年収は4712万円でした。
 大関の人数も決まっていません。ただ東と西に一人ずつは必ずいるようです。大関の月収は250万円、令和7年の琴櫻関の年収は3852万円でした。
 次は関脇です。人数は決まってなく東西に一人ずつは必ずいるようです。月収は180万円、高安関の年収は3092万円でした。
 小結も人数は決まってなく、月収は180万円、若隆景関2788万円でした。
 次は前頭です。前頭の人数は決まってなく幕内全体が42人ですので、三役も含めてです。大体、東西17枚目までですが東17枚だけの場合もあります。つまり偶数にならない場合もあるからです。給料は月収140万円、年収は約2104万円です。

 十両は28人前後で東西14枚目までです。給料は110万円です。年収は1650万円です。十両以上を関取とよびます。
 関取は持ち給金があります。力士のボーナスのようなものです。関取の成績によって個人差があります。横綱に勝ったら金星といって10円上がります。大体60円から238・5円まで幅広いです。これを4千倍にして年に6回支払れます。これは年収に入ります。懸賞金は年収には含まれません。

 幕下以下は給料はなく部屋からの生活支援金と日本相撲協会からの奨励金があります。幕下は120人前後、三段目は200人前後、序二段、序の口合わせて200人前後です。相撲全体では600人ぐらいです。
 関取と幕下以下は差がありすぎます。関取には必ず付き人がつきます。一人とは決まってないです。持ち物も雲泥の差があります。着物、帯、履物、傘も違います。関取の傘は蛇の目傘です。余談ですが本当に似合います。蛇の目傘が生かされているのです。凝った着物はそれぞれの関取の個性で豪華です。冬に着るコートも関取以上は高価なコートです。関取になったら一人部屋にも住むことができ、結婚もできるのです。十両になるまでは皆で共同生活をします。寝るときも皆と一緒です。

 ユーチューブで相撲部屋の様子が見られます。朝稽古の様子を見ていたらあまりにも過酷な練習に驚きます。中学を卒業した15歳の力士から大学を卒業した力士まで同じように稽古をしています。稽古場にに関取がいたら空気が張り詰め厳かな空間に変わります。関取の堂々とした雰囲気と佇まいが力士たちを奮い立たせます。親方の配慮で関取に稽古をつけてもらった力士の感想が関取を押しても押してもびくとも動かない、これが関取なんだと。よい刺激をうけたようです。稽古が終わったらちゃんこ作りです。各当番が自分たちで考えてちゃんこを作ります。その中での他愛もないしゃべりに彼たちの人柄がにじみ出ていて、稽古とはまた違う親しみがわきます。ちやんこを食べる順番も関取が先です。相撲の世界は実力の世界です。関取という大きな目標があればこそ辛い稽古にも耐えていけるのだと思いました。

 親方は力士を親元から預かっているという深い思いがあります。毎日稽古を見て力士の調子が解り、稽古の量を調節しているように思います。無理を強制せず、その力士の進み具合でバランスを取っているように感じられます。おかみさんも親方と気持ちを一つにし、苦労もされていると思いますが力士にはその姿を見せず、部屋を盛り上げていく姿には気品があり美しく感じられます。
 相撲が続いておられるのは相撲をこよなく愛する人たちが彼たちを支えているからだと思います。遅ればせながら、これからも相撲文化を応援していきたいと考えています。     天海 礼花


いいなと思ったら応援しよう!