疲れていても崩れない人は何を守っているのか 人柄のコアを見つけるセルフワーク帳
限界ぎりぎりの夜にも、なぜか「これだけはやっておきたい」と体が動いてしまう瞬間があります。あの一歩には、立派な肩書きよりも深い「人柄のコア」がにじんでいます。このnoteは、しんどかったのに守った行動を棚卸ししながら、自分だけの人柄の軸を一文で言語化していくセルフワーク帳です。疲れていても崩れない自分を、少しずつ育てたいときの相棒として使ってもらえたらうれしいです。
疲れているときほど、本当の人柄はにじみ出やすくなります。
今日のnoteは、疲れ切った夜にも自分で自分を嫌いにならないための、静かなセルフワークをまとめました。
ここまで読み進めるころには、あなたがどんなにくたびれていても、しれっと守ってきた一つの芯が言葉として見えてきます。
その芯が見えると、明日からの働き方や、心の守り方の選び方が少しだけ変わります。
たった1つの一文を一緒に見つけるための時間だと思って、気楽に読み進めてもらえたらうれしいです。
疲れていても崩れない人が守っているものって何か
仕事が重なって、頭も体もキャパオーバーの日があります。
帰りの電車の中で、座席にもたれたまま、通知を見るのも面倒になって、ため息だけが出る夜。
そんなときでも、なぜか「これだけはやっておきたい」と感じて動いてしまう行動が、誰にでもひっそりあるはずです。
例えば、どれだけ遅くなっても、家族や大切な人には「今日は遅くなる」と一言だけ送っているかもしれません。
忙しいのに、弱い立場の人からのメッセージだけは後回しにしないようにしている人もいます。
ミスに気づいた瞬間、眠い目をこすりながらも、翌朝まで放っておかずに報告だけ済ませてから寝る人もいます。
そういう「疲れていても崩れない行動」は、ただの習慣ではなくて、あなたの中にある人柄のコアの一部です。
格好いい自己紹介や、立派な理念よりも、限界に近いときに選んでしまう小さな振る舞いの方が、よっぽど本音に近いからです。
ここで大事なのは、「崩れた日」ではなく「崩れなかった日」に目を向けることです。
人はどうしても、うまくできなかった日のことを強く覚えがちです。
冷たく当たってしまった瞬間や、返信を放置してしまった記憶ばかりが浮かんで、「自分は人柄がいいなんて言えない」と落ち込んでしまう。
でも、人柄のコアを見つけるときに必要なのは、完璧さではありません。
疲れていたのに、なぜか守ってしまったライン。
その「なぜか」の中に、あなたが大事にしてきたものが詰まっています。
このnoteでは、そのラインを一緒に探しにいきます。
難しい理屈を覚えるのではなく、自分の生活の中にすでにある行動を拾い集めていくイメージです。
まずは、自分が今どんな状態にいるのかを、軽くチェックしてみましょう。
1分チェック 今の自分はどこまで人柄のコアを守れているか
ここでは、今のあなたの状態をざっくりつかむための簡単なチェックを用意しました。
深く考えなくて大丈夫なので、直感でYESかNOかを選んでみてください。
疲れていてもつい守ってしまう行動チェック
・疲れているときでも、弱い立場の人への一言だけは丁寧にしようとしている。
・約束の時間にどうしても間に合わないとき、理由より先に一言連絡を入れようとする。
・自分のミスに気づいたとき、「誰のせいか」より先に「どう伝えようか」を考えている。
・どれだけ忙しくても、相手の名前を呼んでから話し始めることが多い。
・心がささくれ立っている日ほど、挨拶だけはいつもより少し丁寧にしている。
・本当は不満があっても、その場にいない人を強く責める言い方は避けている。
・体力的に限界でも、後輩や同僚の困った顔を見ると、つい一声かけてしまう。
それぞれに対して、YESがいくつあったか数えてみてください。
YESが4つ以上あったなら、あなたはすでに日常の中で人柄のコアを動かしているタイプです。
自覚していないだけで、疲れているときにもちゃんと自分の軸を発揮しています。
このnoteは、その軸を言葉にして、仕事や対人関係の場面で意識的に使えるようにするためのサポーターとして使ってみてください。
YESが1〜3つだったとしても、落ち込む必要はありません。
今は疲れや環境の影響が強くて、コアが表に出にくくなっているだけかもしれません。
このnoteのワークを進める中で、「あ、ここは守りたいと思っていたのかもしれない」と後から見えてくることも多いです。
YESが0だった場合も、もし「そんな余裕なんてない」と感じたなら、それはそれで大事なサインです。
今は自分を守ることで精一杯で、人柄のコアを外に向けるだけのエネルギーが残っていないだけかもしれません。
このnoteを読みながら、「もし少しだけ余裕が戻ってきたら、どこから守っていきたいか」を考えるきっかけにしてもらえたら十分です。
チェックの結果に、正解や不正解はありません。
今の自分の状態を、少し客観的に眺めてみるための小さな鏡だと思ってもらえればそれでいいです。
もしここまで読んで「少しは自分も頑張ってきたかもしれない」と感じられたなら、今日はそれだけでも立派な前進です。
迷ったときは、次のどれかを一つだけ、今日のどこかのタイミングで試してみてください。
・挨拶のときに、相手の名前を一度だけ心の中で呼んでから声をかけてみる。
・眠る前に、今日守れた小さな行動を一つだけ思い出して、心の中で自分にありがとうと言ってみる。
ここから先は、あなたの中に眠っている「これだけはやってよかった」という瞬間を、一緒に掘り出していく時間にしていきます。
過去の「これだけはやってよかった」を一緒に拾い直すワーク
人柄のコアは、立派な理念の中ではなく、過去の具体的なシーンの中に隠れています。
特に、しんどかったのに「やってよかった」と後から感じた行動たちは、あなたの芯のヒントそのものです。
仕事編 しんどかったのに守った行動を思い出す
思い出してほしいのは、完璧な成功体験ではありません。
むしろ、精神的にも体力的にもぎりぎりだったのに、「あれだけはやっておいてよかった」と胸をなで下ろした場面です。
例えば、こんなシーンがあるかもしれません。
・トラブルで深夜まで残業になったとき、同じチームの誰か一人にだけでも状況を共有してから帰った。
・自分のミスでお客様に迷惑をかけてしまったとき、上司より先に自分から電話で謝りにいった。
・どうしても手が回らないタスクが出たとき、黙って抱え込まずに同僚に相談した。
・異動や退職のとき、忙しい中でもお世話になった人にだけは一言メッセージを送りきった。
書き出したいのは、「かっこいい話」ではなく、「あのときの自分、よくあれだけやれたな」と思えるレベルのものです。
その場では必死だったけれど、振り返ってみると、自分の中の大事にしているものが自然とにじんでいたはずです。
このワークは、紙のノートでも、スマホのメモでも大丈夫です。
仕事に関する「しんどかったのに守った行動」を、思いつくままに三つだけ書き出してみてください。
三つと言われてもすぐには思い出せないかもしれませんが、一つでも構いません。
一つ目が出てくると、二つ目、三つ目は「そういえばあれもあった」とつながってくることが多いです。
生活編 仕事以外で守ってきた小さなライン
人柄のコアは、職場の中だけに存在するものではありません。
家族、友人、パートナーとの関係の中にも、疲れていても崩したくないラインがたくさん潜んでいます。
例えば、こんな場面があります。
・どれだけ疲れていても、親や家族からの連絡には「後でね」ではなく、一言だけ返信しておく。
・落ち込んでいる友人からのメッセージには、長文で返せない日でもスタンプ一つだけは返しておく。
・約束の時間に遅れそうなとき、言い訳ではなく「待たせてしまってごめん」と先に伝える。
・自分がしんどいときでも、他人の秘密を勝手に誰かに話さない。
・相手が自分の話をしてくれたとき、その内容を茶化さず、ちゃんと聞いてから返事をする。
仕事編と同じように、「生活の中のしんどかったのに守った行動」を三つだけ書き出してみてください。
これも、一つでも思い出せたら十分です。
書いてみると、仕事とはまた違う方向から、あなたの人柄が見えてきます。
「やってよかった」と感じたときの心の動きをメモする
行動を書き出したら、そのときの気持ちも少しだけ思い出してみてください。
・なぜ、その行動を選んだのか。
・行動した後、どんな気持ちになったのか。
・相手はどんな反応をしてくれたのか。
ここで大事なのは、「正解の答え」を書くことではありません。
「なんとなくそうした」「後から考えたら、やっておいてよかった」といった、曖昧な言葉でも構わないので、そのまま残しておきましょう。
こうして並べていくと、「自分はどんなときに動く人なのか」が少しずつ見えてきます。
次の章では、その行動の奥にあるコアを、一緒に抜き出していきます。
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