朝起きられない人の話
イランの美人女優ゴルシフテ・ファラハニが出ている『バハールの涙』を見て衝撃を受けた。
ストーリーも壮絶だが、朝起きられない著者は、寝ている女性兵士たちの起こし方に衝撃を受けたのだった。
あんなにやさしい起こし方する?
…というか、あれで起きるの?
著者は寝坊が多すぎて部下に個室で寝ることを禁止され、朝は物理的に叩き起こされるか、顔の前で手を叩かれていた。気が付いたら車の後部座席に寝せられていたこともある。誘拐かと思った。
中高生のころはジリジリ鳴るうるさい目覚まし時計を買ってもらって使っていたのだが、朝起きると壁際でバラバラに分解していることがよくあった。
寝ぼけてぶん投げるか吹っ飛ばすかしていたようだ。
それで、夜に組み立てて、朝にはバラバラにするを繰り返していたが、その目覚まし時計は結局最後まで働き続けた。昔のプラスチックも昔のアナログ機械も今より丈夫にできていた。すばらしい。
で、なぜこんなにも朝起きられないのか?
緊張感がないからだとよく言われるが、どういう緊張感なら起きられるのか…。
学校の入学式も寝坊し、飛行機に乗らなくちゃというときでも寝坊し、明日はここは危険になりそうだから早く出発するぞと自分で言っておきながら寝坊した。
もはや緊張感で目覚めるのは不可能だ。
しかし、絶対に目覚める条件がひとつだけあった。
エサだ。
「歴史の定説を覆すため一般には公開できない発掘品がある」とか、「ヤバいものを見つけたから案内する」とか言われると、朝の3時でもちゃんと自分で起きている。
好奇心をくすぐるエサがあれば、目覚めることは可能なようだ。
朝起きられないのは、退屈だからかもしれない。
子供が朝起きないのは、学校がつまらないからですよ、おかあさん。
怠けてるんじゃないんですよ!
だからといって、ワクワクするネタが毎日やってくることなんて、ないんだよな……。毎日だったら慣れちゃうし。
ということで、部下たちもいろいろ工夫して試してくれたようだが、結局すべての工夫を捨て去り、「大声でビビらせる・物理的に叩き起こす」という方法に落ち着いたようだ。
《もくじページへ移動》
《歴史バカの大冒険 トップページ》
いいなと思ったら応援しよう!
もし記事を気に入ってくださいましたらサポートいただけますと励みになります。いただきましたものは資料の入手に使わせていただきます。