支配者が追い求めた古代の超科学①~聖杯~
冒険小説のみならず、現実世界でもいまだに探しつづける人々がいる聖杯(Holy Grail)。
杯という漢字からコップのようなものを想像しがちだが、もとがコップであったのか、皿であったのか、はたまた特別な”血脈”を意味しているのか、実ははっきりしていない。
はっきりしていないがゆえに、聖杯とはキリストが最後の晩餐で使用した杯であるとか、十字架にかけられたキリストの血を受けた杯であるとか、スキュタイの王者がヘラクレスから受け継いだ金の杯であるとか、はたまたキリストの子孫を意味している、などなど、さまざまな説が存在するのである。
これらは冒険小説のネタにはうってつけのモチーフだ。
だが、すべてフェイクである。
権力者が欲し、探してきた杯とは「ジャムシードの杯」である。
この世のすべてを映すとされる魔法の杯こそ、彼らが探していたものだった。

ジャムシードの杯が製造されたのは、今から4千年以上前のシュメール時代のことである。
そのころのシュメールは原始時代ではない。
土砂に埋もれた文明の生き残りが前文明の知識でもって再建した文明である。そのため、はじめから完成した文明が突如出現しているかのような錯覚を受ける。
彼らは埋もれなかったランドマークから都市を特定したのか、同じ名前の都市を埋もれた都市の上に再建している。
古代世界の中心は長らくメソポタミアにあった。
そのメソポタミアにおいて、文明の再建から5百年も経たないうちに、人類の科学技術はひとつのピークに達する。
イラン神話のシュメールの王ジャムシードは、この世のすべてが映るという杯を所有していたという。
その杯は後世、オーディンの玉座に置かれていた。
フリズスキャールヴ。
杯とはいうものの、かなりの大きさであったようだ。
ヴァン神族の若者フレイは、オーディンの玉座にのぼったときに世界を見渡し、ヨトゥンの美女ゲルズを見そめる。

古代の英知が詰め込まれたジャムシードの杯。
紀元前2千年紀の後半まではメソポタミアに存在していたようだが、古代世界に暗黒時代をもたらした紀元前1200年のカタストロフ以降、その行方がようとして知れなくなる。
はたして杯は壊されたのか?それとも、戦乱や異民族の手から守るために地下に隠されたのか?それとも、別の土地に持ち出されたのか?
我々は今、パソコンやスマホを使って世界中の様子を見ることができる。
彼らはジャムシードの杯を見つけたのだろうか?我々が手にしている機器は、その下位互換なのだろうか?

第2次世界大戦前、ドイツの女性霊媒師マリア・オルシックはテレパシーでシュメール語のメッセージを受け取った。
その後、ヴリルの淑女たちは円盤型の飛行機器の様子とその設計図を霊媒的通信によって入手した。発信元はアルデバラン星系であると告げられた。
彼女たちが接触したのは宇宙人なのか?
──いや、霊媒師たちやオカルト教団はどうであれ、一部の歴史学者はメッセージの意味に気が付いたはずだ。
シュメール語、牡牛座のアルデバラン星系のプレアデス人。
このメッセージにより、古代に超科学文明を築いた神族の正体を突き止めた研究者はいたと思われる。
シュメール語……牛……プレアデス
これが神族の正体にたどり着くための暗号だ。
つづく。
超古代文明を築いた人々について、オカルトじゃなくて真面目にがっつり知りたい方はこちらをどうぞ。⇩

霊媒にテレパシーを送るものの正体とは?
本できたからこちらもちょっと修正入れました。⇩
たまにシュメール出身と誤解されているのを見るイスラエル人の出身地に関する解説。⇩
わりとガチンコで聖書を解説。クリスチャン家庭で育ったわけでも神学校に行ったわけでもない、つまり洗脳なしで古代の歴史とすり合わせながら読み込んだらこうなったという例でもあります。聖書にはゾロアスター教の影響が……とかあれはデタラメです。⇩
モーセは古代アーリヤ人帝国の地理を記録していた。⇩
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