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実験!猫に「またたび」は効くのか?

 吾輩はネコ派である。

 1歳の時に飛びかかってきた犬に倒されて以来、完全なるネコ派である。

 ちなみに、キノコ・タケノコ戦争ではタケノコ派についた。あのビスケットがおいしい♡

 
 話は戻る。

 トルコは猫を愛する国である。だから、そこら中におネコ様がいらっしゃる。
 そこで、思いついた。
 ネコに「またたび」が効くのかどうか、実験してみよう、と。

 気が付いたときにポイっとあげられるように、すでにまたたびが練り込まれている乾燥エサを仕入れて、機会を待った。トルコは中東諸国へのアクセスのハブになっているので、すぐに機会は訪れた。


 さっそく街に繰り出しおネコ様を探す。

 すぐに発見。

 どこにでもいるので、むしろネコを見ないで一日過ごすほうが困難である。

 で、さっそくまたたび玉をポイッ。

 ……しかし、反応なし

 なぜ?…と首をかしげていたら、なんだかラザニアのような香りが漂ってきて、トマトソースのペンネの皿を持ったおじさんが登場。すると、ネコたちが立ち上がっておじさんのほうへ。

 なんと、ひき肉とチーズとトマトソースをからめたあのおいしそうなペンネがネコのごはんだったのである。

 トルコ人はネコを愛しすぎて人間様と同じ食事を与えているのか?
 こんなあたたかくてやわらかで美味しそうな食事に慣れているんじゃあ、そりゃ乾燥エサなんかには見向きもしないはずです。


 予想外の展開で、トルコでの実験は失敗した。


 ということで、つぎ行ってみよう。


 エジプトにもネコはいる。
 
 しかし、エジプトでネコと言えば、ゴミ捨て場でゴミをあさっているイメージだ。
 飼い猫もいるにはいるが、あまり目にすることがない。

 だから、エジプトのストリートキャットは基本、清潔感のない見た目をしており、病気にかかっているものも多い。

 こいつらならば、乾燥エサを食べてくれるだろう。

 ……だが、と、実験は思いとどまった。
 常日頃ゴミあさりをしていて、たまにエサをもらえたら、それだけでもうゴロニャンしてしまうのではないか。そうなると、またたびの効果なのか単にうれしいだけなのかがわからなくなる

 ということで、もう少し恵まれたネコに遭遇するまで待つことにした。



 そして、ハンガリーに立ち寄ったときに、ようやくその機会が訪れた。

 静かな町の路地裏を歩いていたら、おネコ様たちが出現。
 あ、と思い出してバックパックからまたたび玉を取り出してポイッ。

 すると、3匹が寄ってきて食べてくれた。


 
そのうちの2匹は食べても何ともない様子だったが、残りの1匹に対する効果は絶大だった。
 2,3粒食べたらこうである。

 完全にゴロニャン状態。

 効いてる効いてる~。

 では、さらばだ。
 …と歩き出したら、ついてくること、ついてくること。
 もっとちょうだいと言いながらしばらくあとをついてきた。

 で、またあげるとすぐにゴロニャン

 面白いほどドツボにはまったネコだった。



 それにしても、なぜ1匹だけがはまったのか?

 調べてみると、幼猫よりも成猫メスよりもオスのほうが反応がいいそうだ。
 上の写真のネコは毛がふさふさしていてわかりづらいのだけど、玉はついてますでしょうか?


 また、またたびは与えすぎると呼吸困難や心停止を引き起こすこともあるとのことで、注意が必要だ。もはや薬物である。


 そんなわけで、結論。またたびは効くネコにはすごい効く

 以来、またたび玉が筆者の渡航時の必需品となっている。


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