男のロマンは石に宿る──障がい者母たちの会合、笑いすぎて腹筋崩壊
こんにちは、Rです。
お読みくださりありがとうございます。
今日は、「男のロマン」についてのお話です。
少し前置きが長くなりますので、興味のない方は先に読み進めてくださいね。
私の住む地域には、発達に不安のある子どもとその家族を支援する総合療育施設があります。障がいのある子どもは、たいていこの発達センターと呼ばれる施設でお世話になります。
発達相談から診察(児童精神科・小児神経科・歯科・整形など)、個別療法(理学・作業・言語・心理)、外来療育、通園療育まで、すべてを総合的に診てもらえる素晴らしい施設です。
私は、ダウン症のピッピが2歳のとき、親子通園を1年間利用させていただきました。
所属していたのは、肢体不自由や運動機能の発達に支援が必要な未就学児を対象としたグループで、当時よたよた歩き始めたばかりだったピッピにはぴったりの環境でした。
もう6年ほど前のことになります。
親子通園だったため、毎日顔を合わせる同じ境遇のママさんたちと仲良くなることができました。ダウン症だけでなく、自閉症、知的障害のお子さんや、寝たきりで意思表示が難しい重度の身体障がいのお子さんもいらっしゃいました。
私が所属していたクラスは「らっこ組」。
このクラスのメンバーがとにかく明るくて面白くて、今でも交流が続いています。
昨日も、お友達のマンションの共同スペースでウーバーを頼んだり、お菓子を持ち寄って、楽しくおしゃべりしていました。
年齢はそろってアラフォー、日々子育てに奮闘中。
話せば話すほど、面白エピソードが尽きません。
そんな「会合」(私たちの間ではそう呼んでいます笑)では、いつも笑いが絶えません。
今回、あまりにも面白すぎたMVPエピソードを、ぜひ皆さんにも聞いていただきたくて、筆をとりました。
題して──「男のロマンは石に宿る」。
Nママは、私と同じくダウン症の女の子を育てるママ。
うちの長男と同じ小学4年生の男の子もいて、この夏、母子2人で大阪万博に旅行に行ったそうです。
一泊の二人旅。新幹線での移動に加え、一日中歩き回ることを想定して、Nママはリュックの軽量化に全力を注ぎました。パンツや靴下は履き捨てできるお古にしたり、とにかく軽くなるように工夫したそうです。
ところが、新幹線の中でふとリュックを開けてみると──漫画の単行本が4冊!
あれだけ軽くするために努力したのに、なぜ本が…?
公共の場で大声では怒れず、低音ボイスでドスを利かせたそうです。
そして、万博を歩き回り、肩に食い込むリュックと格闘しながらホテルに到着。肩には赤くくっきりと線ができていたとか。
そんな中、リュックから出てきた上着の両ポケットから、息子くんが取り出したのは──
なんと「石」。
まあまあの大きさに加え、もちろん2つ。
「え!?これどうしたの?」と驚くNママに、息子くんは
「えへへ、これ万博の石♡ とってきちゃった♪」と満面の笑み。
どうやら、植木の下に敷き詰められていた大きめの石を記念にこっそり持ってきたらしいのです。
Nママ、怒り狂って「こんなに荷物を軽くしようと頑張ったのに…パンツ1枚でバカバカしい…」と嘆いたそうです。
そして、この話には続きがあります。
このエピソードを、行きつけの美容室の男性オーナーに話して笑い合っていたところ、「ちょっと待ってて」と言われ、奥から持ってきたのは
──またしても
「石」!
「釣りしてた時に持って帰ってきちゃった」と言いながら、
「ほら、この中央にまっすぐきれいな線が入ってるでしょ?
こっちの石は高かったんですけどね…」と、半ば自慢げに語るオーナー。
え〜!いい年してこの年まで石コレクションが続くんかい!と、
突っ込みが止まらなかったそうです。
この話を聞いて、私たち大爆笑。
「男のロマンは理解できん!」と、女子たちで大いに盛り上がったのでした。
男性の皆さま、石にはどんなロマンが詰まっているのでしょうか?
きっと、宇宙につながるような壮大な何かがあるのでしょうね(笑)
すべてを笑いへと昇華させる、この会合──最高です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
もし何か感じることがあれば、「好き」やコメントでそっと教えていただけたら嬉しいです。
今日の記録が、どこかで誰かの優しい余白になりますように。
