長門市内若手対象交流研修|”ナナメの関係”と”大きな石”の話。
こんにちは!長門市でITコミュニティ「Code for Nagato」を運営している、地域おこし協力隊の山田です。
普段は「教える側」に立つことが多い私ですが、今回はあえて「学ぶ側」として、先日参加した「長門市内若手対象交流研修」(主催:NPO法人つなぐ)の様子をレポートします。
なぜ今、「若手」の「交流研修」なのか
「社内に同世代や気軽に話せる相手が少なくて、悩みがあっても話せない…」
「久しぶりに若い子が入社してくれたけれど、年齢差が大きくてどう接すれば…」
これは、長門市のような地域で働く若手、そして彼らを受け入れるベテラン側、双方から聞こえてくる声かもしれません。
この研修が「新人研修」ではなく「若手研修」とされているのには、深い意味があります。
入社してがむしゃらに仕事を覚え、少し周りが見えてきた「若手」のタイミングだからこそ、一度立ち止まって自分や他者を客観的に見つめ直す。そして、会社の上下や横の関係だけではない「ナナメの関係」を築く。そのための場が、長門のように若手世代の少ない地域には特に必要なのです。
私自身は元より今回の研修内容を教える側だったので、研修で新たなスキルを得るというよりは、長門で働く若手世代の考え方や、彼らに教え伝える効果的な手法を学ぶ、という視点で参加しました。
何より印象的だったのは、最初は緊張で堅い表情だった参加者たちが、ワークと対話を通じてどんどん打ち解け、終わりには晴れやかな顔で帰っていったこと。
先日参加した宇部市のスタートアップ向けコミュニティ「うべスタ」で、「コミュニティ運営では、技術レベルの差を埋めるために、あえてゲームや飲み会といった別の軸で交流することが有効だ」という話を聞いたばかりでした。今回も、午前は座学、午後はタグラグビーと全く違う内容だったことで、座学では少し自信がなさそうに見えた参加者が、運動でMVPを取って自分の価値を見出し、その後の対話でイキイキと発言するようになる。そんな素晴らしい変化を目の当たりにし、深く納得しました。
どんなことをするの?―詳細な研修内容レポート
では、具体的にどんなことをするのか?「面白そうだけど、何をするか分からないと参加しづらい」という方のために、少し詳しくご紹介します。

ワーク① 無人島に一つだけ持っていくなら?
このワークの目的は、「目的によって選択が変わる」ことを体感すること。「レジャー」目的なのか、「生き残る」という目的なのかで、最適な答えは変わります。
私のチームでは、私が「人間が生き延びるためには塩が必要不可欠」と熱弁したことで「塩」に決定! 一方、隣のチームは「火」か「ナイフ」かで白熱した議論を交わしていました。チームごとの個性が表れて面白い時間でした。
これは、「あなたの人生の成功とは何か?」という問いに繋がります。講師の和泉さんは、「自分の中で成功が定義されていなければ行動できない」と語ります。
講義にあった「大きな石と砂のたとえ」は、まさにその本質となる有名なお話です。人生という「バケツ」には限りがある。自分にとって本当に大切なこと(大きな石)を先に決めないと、日々のタスク(砂)で人生が埋め尽くされてしまう。
私にとっての「大きな石」は、「明日死ぬかもしれない中で、『まあいい人生だった』と悔いのない”自分の人生”を生きられているか?」ということ。そのために不要なものは捨ててきたつもりでしたが、午後のタグラグビーで、ふと「走り方を忘れている」自分に気づきました。運動を後回しにして「身体」を疎かにしている自覚はありましたが、流石にここまでとは……。
「静の疲れ」は「動で休む」……という話もタイミング良く聞いたところなので、15分程度の体操からなんとかやっていこうかなと思いました。
ワーク② ペーパータワー
A4用紙10枚で、いかに高いタワーを建てるか?というワーク。作戦タイムは5分、使える紙は1枚だけ。実践タイムも5分。私たちのチームは、紙を三角柱の形に折って積み上げる作戦で、初回から206cmの高さを記録しました。この後の「相互フィードバック」のための、共同作業の体験です。

形が崩れなくなる!…と発見&展開してみんなで折り紙しているシーン

初回から206cmを達成!
ワーク③ 自分の特性を理解し、活かし方を考える
ペーパータワーでの協業を踏まえ、お互いの「強み」を伝え合います。
皆がそれぞれ、意識的・無意識的に役割分担をして共同作業をする中には、個々の特性というものがあります。自分も気付いていない自分の特性を知り、また相手の特性も知ることで、ゆくゆく中堅になっていく若手が、自分や相手に合った仕事をしていくためのワークになっています。
評価する・されるということに慣れていない他の参加者たちが、悩みながらも一生懸命に相手の強みを探して伝えたり、評価されて照れたりしている様子が、とても微笑ましく、温かい時間でした。
私自身は、他の参加者から「率先力」「質のこだわり」「内省」「信頼感」「熱量」などなどを評価してもらいました。
和泉さん曰く、このワークの核心は「相手の目標を共有できていれば、フィードバックは『否定』ではなく『目標達成への糧』として伝えられる」ということ。自分の目標を普段から周囲に話しておくことが、成長の近道になる、という大切な視点です。
ランチ&タグラグビー交流

話も弾みますね!

準備運動は本当に本当に大事…
運動が大の苦手で、小学生の頃からドッジボール拒否をしまくっていた人なので、午後のタグラグビー交流は苦手と向き合う頑張りどころに…。
昔から、試合が始まると頭が真っ白になるタチなのですが、上から見ていた撮影班には「苦手なのにちゃんと果敢に前行こうとしてて偉かった!」と褒めてもらえたので、なんとか、なんとかぱにくりながらも頑張れていたみたいでした💦

自分の会社・お仕事紹介

ご自身がOBである和泉さんを含めて2人!そうですよね~
ランチ・タグラグビーを経て、「他人」ではなくなった相手が語る「仕事内容」。みなさんがより自分事として話を聞いたりメモをしていたのが印象的でした。
何回か繰り返していったら、会社が用意しているような会社紹介ではなく、より自分たち目線で話せるようになるのではないかな、とも感じました。それは今後、就職フェア等でより相手に魅力を伝えるためにも良い練習になります。「もう聞いたよ」ではなく、「そんな面白さ・大変さがあるんだ!」と聞く度に新発見があるような…そんな定例行事になるといいなと思います。
参加してみませんか?次回の案内です!
この記事を読んで「面白そう!」「うちの若手にも受けさせたい」と感じたあなたに、朗報です!
この交流研修、なんと第2弾の開催が決定しています!
イベント名: Adventure & Friendship Program in Yamaguchi
日時: 11月7日(金)13:30〜16:30
場所: 油谷青少年自然の家
対象: 長門市内に勤務している20・30代の方
参加費: 500円
こんな人・企業におすすめ!:
若手社員のチームビルディングや、主体性を引き出す機会を探している
社内に同期や同世代が少なく、若手が悩みを抱え込んでいないか心配
日々の業務に追われ、キャリアを考えるきっかけが欲しい若手本人
ぜひ今からカレンダーに印をつけておいてください!

第一弾のNPO法人つなぐさんによる開催レポートはこちら: https://nagato-tsunagu.com/archives/226194
