はじめて保護した、小さな命
地域猫のお世話をしていたとき、一本の連絡が入りました。
「コンテナの下に子猫がいる!」
夕方、ボランティアさんからの緊急連絡でした。
急いでキャリーケースと革手袋、ちゅーるやパウチを持って現場へ向かいました。
現場は、倉庫街のヤード。
「こんな場所に子猫なんているはずがない。」
そう思いながらコンテナの下をのぞくと、そこには手のひらほどの小さな子猫が、ぽつんと佇んでいました。

とても痩せていて、体は真っ黒。
何日間、ひとりで過ごしていたのかな。
空を見上げると、カラスが子猫を狙うように飛び回っていました。
お外で暮らす子猫の亡くなる原因のひとつはカラスです。
子猫もお腹が空いていたようで、ちゅーるやご飯を用意すると、少しずつ近づいてきました。
焦らず、じっと待つ。子猫がキャリーに入った瞬間、そっと扉を閉めました。
捕獲器を使わず、すんなりとキャリーに入ってくれて良かった!

保護したあとは、ご飯とミルクをたくさん飲んで、お腹はぽんぽこりん。
小さな体で一生懸命生きていたんだね。
病院で初期医療をして、シャンプーもしました。
これが、私にとって初めての保護でした。

子猫のお世話は想像以上に大変で、室温の管理や体重の変化を毎日気にかけ、夜中の鳴き声で目を覚ますこともありました。

子猫は一度にたくさんのご飯を食べるとお腹を壊してしまうことがあります。
ご飯を数回に分けて、毎日様子を見守りました。

うんちを踏んでしまって慌てたことも、今では笑い話です。
初めての経験は、大変なこともたくさんありましたが、それ以上に命を預かる責任と尊さを教えてくれました。

その後、子猫はすぐに素敵な里親さんが見つかり、新しい家族のもとへ旅立ちました。
レオくんという素敵な名前をもらい
今ではこんなに大きくなったよ♡

あの日、倉庫街でぽつんと佇んでいた小さな命。
あの子が幸せに暮らしていることが、嬉しくて、とっても幸せです。
次回:エイズキャリアの西村くんが教えてくれたこと
