「この人の言葉、消えないでほしい」と思われたい
noteを書いてると思う。
売れたい。
それはもちろんある。
綺麗事を抜きにしたら、売れたいし、読まれたいし、反応もほしい。
スキが増えたら嬉しいし、コメントが来たら何回も見てしまう。
通知欄を開いて、何も来てなかった時に、
少しだけ自分まで空っぽになった気がする日もある。
でも、最近思うのが
ほんとに欲しいのは、数字だけじゃないのかも。
多分自分はどこかで、
「この人の言葉、消えないでほしい」
そう思われたいんだと思う。
大げさなことを言いたいわけじゃない。
世界を変えたいとか、
誰かの人生を救いたいとか、
そんな立派な旗を毎日持てるほど、自分は強くない。
むしろ、こっちが倒れそうな日ばかり。
何を書いても届いてない気がする。
何を出しても、誰にも必要とされてない気がする。
自分よりうまい人なんて山ほどいるし、自分より賢い人も、面白い人も、努力している人も、いくらでもいる。
だったら自分が書く意味ってなんなんだろ。
そう考え出すと、簡単に手が止まる。
文章を書くのは、思ってるより孤独。
画面に向かって、1人で言葉を置いていく。
誰に届くかもわからない。
そもそも最後まで読まれるかもわからない。
途中で閉じられるかもしれない。
スキだけ押されて、実は読まれてないかもしれない。
たまたま目に入って、たまたま流されて、それで終わりかもしれない。
それでも書いてしまうのは、多分一度でも誰かに届いた感覚を知ってしまったからだと思う。
「わかります」
「自分のことみたいでした」
「救われました」
そう言われた時、嬉しいより先に、少し怖くなる。
こんな自分の言葉が、誰かの中に入ってしまったんだと思う。
雑に書けないなと思う。
でも同時に、まだ書いてもいいのかもしれないとも思う。
自分が普段、うまく言えなかったこと。
飲み込んでしまったこと。
笑ってごまかしたこと。
大丈夫じゃないのに、大丈夫ですと言ってしまったこと。
そういうものを文章にした時、誰かがそこに自分を見つけてくれることがある。
その瞬間だけは、少しだけ報われる。
売れたい。
それはある。
でも、売れる前にまず、
「この人の文章は残っていてほしい」
と思われたい。
たくさんの人じゃなくてもいい。
1人でもいい。
この人がまた書いてくれたら読む。
この人の文章が消えたら少し寂しい。
この人の言葉なら、今の自分でも読める。
そう思ってもらえる書き手になりたい。
綺麗なことばかり書くつもりはない。
前向きなことだけを並べるつもりもない。
救いの形をした嘘を置くくらいなら、救われてない日の本音を書きたい。
人に見せられるように整えた感情じゃなくて、
誰にも見せたくなかった方の感情を書きたい。
情けないところ。
嫉妬したところ。
腐りそうなところ。
それでも誰かに気づいてほしかったところ。
そういうものを、なるべくそのまま言葉にしたい。
読んだあとに元気になる文章じゃなくてもいい。
すぐに人生が変わる文章じゃなくてもいい。
ただ、読んだ人が少しだけ、
「自分だけじゃなかったんだな」
と思える文章を書きたい。
それは多分、派手な才能とは違う。
大きな実績とも違う。
誰にも言えなかった感情の隣に、黙って座れるかどうかだと思う。
そして、
もしそう思ってくれる人が1人でもいるなら、
自分はまだ書いていたい。
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読んでくれただけでもありがたいです。
でももし、この文章が消えないでほしいと思ってくれたなら、そっと置いていってもらえたら嬉しいです。
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