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『赤と青のガウン』 彬子女王 著

ある日YouTubeを流しっぱなしにしていたところ、辛酸なめ子さんが彬子女王殿下にインタビューしている動画が再生された。そこでこの著書の話があり、興味を持ったところ、友人がその本を所有していたので読んでみた一冊。イギリス好きな私は大変面白く読み進めた。

聴講生としての留学から一変、ターゲットを博士取得に変更され、その過程での奮闘記という内容だったが、指導教官や研究者やご友人などのお名前がたくさん出てきて、その中には「ティム」という方が複数出てきたりと、誰が誰だったかわからなくなっていたが、そこは大して問題にせず読み進められる。一章が短めで、文章も読みやすく、テンポが良い。鉛筆画の挿絵もすばらしい。お友達が多数いらっしゃり、その方々とのエピソードは心和む。研究の話の他には、買い物や格安航空の利用などの留学体験記と思いきや、エリザベス女王陛下にアフタヌーンティーに招かれた話やご家族や皇室の話など、絶対に一般庶民では経験できない話も盛り込まれていて、やっぱり違うのだと、あたりまえすぎることを思い知らされた。
巻頭には留学中のスナップ写真がふんだんに掲載され、イギリスの様子やお友達に囲まれて過ごされている様子にはたいへん心和む。写真の中には「旅にいつももっていったかばんはぼろぼろに」との説明書きとともにボストンバッグの写真が掲載されているのだが、カバンのタグに書かれている文字が「一澤帆布製」のように見える。自分が高校生の頃初めてこのタグのついた鞄を見て、「住所が書いてあるタグ」がすごく憧れであったのを思い出す。このバック今でも一澤信三郎帆布にあるのだろうか、とホームページ検索し、ちょっと見に行ってみたくなった次第である。

これかな、と思ってリンクを付けましたがプロモーションやアフィリエイトではございません。

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