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諦めた夢は、消えていなかった|Re:パパ日記 #030

8/3。育休64日目。

家の購入でバタバタしていて、しばらく日記が書けていなかった。これからもこの調子が続きそうで、投稿は不定期になる気がしている。それでも、これだけは細々とでも続けたい。

家は、結局、妻が一番最後に見つけてきた物件に決めた。予算はオーバーした。ただ新築で、内装も一から考えられる。多少無理をしても、これでよかったと満足している。

事前のローン審査も、無事に通った。まずは土地の売買契約を結んで、これから銀行の本審査に進む段階だ。

一気に数千万の借金を背負うことになる。そう考えると、正直どこかに怖さもある。ただ今は、マイホームを持てること自体が夢みたいで、あまり深くは考えられていない。

本当のことを言うと、こういう日が来るとは思っていなかった。

20代の頃、150万円くらいの借金があった。返済がまったく間に合わず、裁判所に呼ばれる一歩手前までいった。転職して給料が上がって、入社2年目の夏のボーナスでなんとか完済したけれど、信用情報には傷がつきまくっていた。だから、マイホームもマイカーも、ローンが必要な買い物はもう一生無理だろうなと、どこかで諦めていた。諦めるというより、最初から選択肢に入れないようにしていた、という方が近い。

今回の審査も、本当に怖かった。始めてから返事が来るまで、生きた心地がしなかった。自分でも気づかないうちに、ずっとうっすら不機嫌だったのを覚えている。だから通過の連絡が来たときは、心底ほっとした。

諦めていたはずのものが、消えずに残っていた。

ここから間取りや内装を考えていく。楽しいけど大変な工程が続く。それでも今は、ただワクワクしている。

娘たちも、すくすく育っている。長女はもう結構会話が成立するようになってきた。保育園で覚えたのか、いろんな歌をうたう。次女は、無表情だったのが笑顔を見せることが増えた。ただ最近は、寝かせているだけだと泣くようになって、抱っこするか膝に座らせておかないと機嫌が悪い。

大変ではある。家のことも、育児のことも、同時に押し寄せてきて、正直手一杯だ。でも、ここ数年で一番、充実している気がする。

裁判所の一歩手前にいた頃の自分に、今の景色は想像もできなかった。家を建てて、その真ん中に妻と娘二人がいる。あの頃は選択肢にすら入れなかったものが、目の前まで来ている。

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