「あの人が辞めたら困る職場」になっていないか|職場で働く人へ
職場で、
「あの人が辞めたら大変だ」
という話を聞くことがあります。
それだけ頼りにされている人がいるということですから、悪いことではありません。
実際、仕事ができて、周囲から信頼されている人はいます。
ただ、私は「あの人が辞めたら大変だ」を聞くと少し怖くなることがあります。
仕事ができる人には、自然と仕事が集まります。
本人も責任感があるので引き受けます。
周囲も安心して頼ります。
その結果、
「あの人しか分からない」
「あの人しか対応できない」
という仕事が生まれます。
しかし、そういう状態が進むと、仕事だけではなく影響力も集中していきます。
その人が一番詳しい。
その人に聞かないと分からない。
仕事だけではなく、知識や経験もその人に集まっている状態です。
いわゆる属人化と呼ばれるものです。
その結果、本来は組織として考えるべきことまで、その人の考え方に影響を受けるようになると少し危うさも出てきます。
属人化の問題は、仕事が回らなくなることだけではありません。
組織の判断や方向性にも影響を与えることがあるからです。
私は管理職をしていた頃、仕事の平準化を意識していました。
仕事量を均等にするためだけではなく、
誰か一人に知識や経験が集中しすぎないようにするためです。
引き継げる状態をつくる。
複数の人が対応できるようにする。
教え合える環境をつくる。
そうした積み重ねが、結果として職場を強くすると考えていました。
「あの人がいないと困る」
「あの人しか分からない」
そんな仕事が、あなたの職場にもないでしょうか。
そして、その問題は職場全体で考えるべき課題ではないでしょうか。
もし、そんな状態があなたの職場にあったとしたら、
どうしたらよいのかを考えてみてもいいのかもしれません。
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