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愛する男の為に人生を誤りたい 凪良ゆう「汝、星のごとく」を読んで

最高でした。涙。
1/24にして今年のベスト本かもしれない。
ページ捲る手が止まらず、2日で読んでしまった。
本屋大賞とるんじゃないかなー。
これは絶対映画化するとおもう。
できればドラマもみたいなー。

陳腐なこと言うけど、たくさんの人に読んでほしい!


【第168回直木賞候補作】
【2022王様のブランチBOOK大賞】
【キノベス!2023 第1位】

【ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2022 第3位】
【今月の絶対外さない! プラチナ本 選出(「ダ・ヴィンチ」12月号)】
【第2回 本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞 ノミネート】
【未来屋小説大賞 第2位】
【ミヤボン2022 大賞受賞】
【Apple BOOKS 2022年 今年のベストブック(フィクション部門)】
などなど、賞&ノミネート&ランクイン多数!

その愛は、あまりにも切ない。

正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。


ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない
amazon  内容紹介

正しさとは


「正しさ」って何なんでしょう。揺るがされました。

僕は何かに対して「おかしい」と言う時、何を基準に「おかしい」なんて言ってるんだろう。
そんな事ジャッジできるのか。

自分は外野じゃないのか。
島の住民と一緒じゃないのか。

作品を通して色んな場面で出てきたキーワード。
刺さりました。

良い大人と正しい大人もイコールでは結べない。
正しさなど誰にもわからないんです。だから、きみも捨ててしまいなさい。
ぼくたちはそういう悩み深い生き物だからこそ、悩みのすべてを切り捨てられる最後の砦としての正論が必要なんです

セリフの強さ

勇気がでる良い言葉がたくさんあって、なんか背中を押されます。

よく聞く教訓だったとしても、物語の中で登場人物のセリフとして聞くと、スッと胸に届く。

これこそが小説の力。

どこ行きかわからない、地獄行きかもしれない列車にえいって飛び乗れるかどうか
結局一番のがんばれる理由は「ここはわたしが選んだ場所」という単純な事実なのだと思う
自分のしたいことをする、それがうちの方針なんですよ
自分を縛る鎖は自分で選ぶ

夕星(ゆうづつ)

タイトルとも繋がる夕星。ゆうづつ。
宵の明星。金星。
同じ星でも、夜の星や明けの明星とも違う表情を見せます。

同じ星やのに、おろもいな。

それが、暁海と櫂、島と東京、島民と当事者、親と子、色んな人の物事の見え方の違いを暗喩してて、たまらない。

巧いなー。

特に17歳の暁海と32歳の暁海。
松山空港への道中での瀬戸内の海の見え方の違いのシーンは晴れやかでありつつズーンと胸にくる。
良いシーンでした。


見れなかった今治の花火

「人は、見た花火はすぐ忘れてしまうけど、あの時見れなかった花火こそ忘れない。」

って感じのことを言ってたのはカツセマサヒコだったか、Fだったか。

これ読んだときすっごい共感したんですけど、

花火に限らず、予定したけど行けなかったデートとか、シリーズもののDVDの2とか。

誰にとっても、そんな切ない思い出、心当たりがないですか?

読んだら、ちょっとその甘酸っぱさ蘇ります。

暁海と櫂にとってはそれが今治の花火。
はたして見れたのか。


瀬戸内の島

舞台の瀬戸内の島、海の描写がすごく綺麗です。
ほんと落ち着いて、静かでいい海なんですよ。
瀬戸内に生まれた事を誇りに思います。

この雰囲気好きな人は、湊かなえさんの「Nのために」も好きだと思います!

なんなら暁海の両親の境遇もなんか似てる。

どちらも美しい描写だけでなく、田舎特有の人目の厳しさも上手く表現されてます。笑


お金の重要性

に、触れた部分があります。
なかでも北原先生の言葉が強烈に印象的でした。

自分で自分を養える、それは人が生きていく上での最低限の武器です。〜略〜 いつでも取り出せるよう、メンテはしておくべきでしょうね。いざとなれば闘える。どこにでも飛び立てる。

闘える。飛び立てる。
そうなんです。僕もたぶんそのメンタルが欲しいんです。

その為に「自分で自分を養える」その力が欲しい。
自分の力で稼ぐ技術や能力を身につけないと。

いつでも消防辞めても大丈夫!みたいな状況にい続けたい。

そろそろ真剣に考えないとな、と思わされました。


いやー良い本だった。
読んだら、誰かと感想話したくなる本です。
そんな人にはこれ。解説がおもしろい。

是非読んでみてください!

以上

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