【学校教育】元校長らが若手の授業を見て助言するという「先生の先生」が成果を上げている。【ノウハウの継承/大阪】
校長を経験した元教員らが「先生の先生」として学校現場を巡る「スクールアドバイザー(SA)」事業が効果を上げている。
というニュースを読みました。
ーー
大阪市教育委員会が行っているこの事業は、「的確なアドバイスをもらえる」と若手から歓迎の声が上がっている、とのことです。
この施策はとても良いと思います。
若手教員は、学生時代に模擬授業を多く経験しているでしょうし、さらに教育実習を行っていますので、教員になる前にある程度の知識と経験を獲得しています。
しかし、そのような経験は、言葉は悪いですが、実際の教育現場とは少しズレがあり、その経験だけで質の高い授業を行うことが出来る可能性は小さいです。
やはり、実際に学生の前で行う授業と、学生時代に経験した授業は大きく違います。
そこで、実際の授業をベテランが見学&指導するという形が、今回のSA事業になります。
本来でしたら、学校の先輩や同僚が行うことが一番良いのですが、忙しいうえに、人材配置的に難しいでしょうから、このように外部からのベテラン教員を受け入れることは良いと思います。
こういったことは、学習塾でも同じようなことを行っています。
模擬授業で経験を積みつつ、一年目は授業を社員などが確認する、ということを推進することによって、若手がスキルアップし易いことは間違い無いです。
学生もレベルの高い授業を受けられるとともに、いつも外部の人間が授業に入り込むかもしれないという緊張感があり、いわゆる荒れた授業が少なくなるという側面もあります。
ー
この施策で中心となる、ベテラン教員にとっては、タブレット端末などICT(情報通信技術)を使った現在の授業については、不向きな方も多いかもしれません。
しかし、基本的な授業の本質・授業の進め方については、いつの時代でも大きく変わるものではありません。
授業を行っている方は(もしくは私のようにセミナー講師を行っているような方は)、
授業(セミナー)をより良いものにするためには、数多くの経験を積むことで、どのような生徒(参加者)にも対応出来る必要がある
ということを理解して頂けると思います。
ですので、若手とベテランでは授業の質に差が出やすいですし、私個人の意見としては、出来れば若手には3年は頑張って勤務して欲しいのですが、若手がこのような経験を積む前に退職してしまう、という現状からは、この施策はとても良いと思います。
また、先輩のアドバイスを受けることが出来る、ということについては、このような現場だけでなく、管理職についても推進することが望ましいです。
今回のニュースは教員についてのものでしたが、民間企業でも同じように、若手とベテランの交流を活発化することはメリットが大きいです。
☆他の教育関連記事☆
今回の画像は【KIYO】さんからお借りしました。ありがとうございます。
いいなと思ったら応援しよう!
記事を読んで頂いた方に、何かしらのプラスを届けたいと考えています。
