【簡単あらすじ】シャーロック・ホームズの不均衡(微ネタバレ)【似鳥鶏/講談社タイガ】
『 名探偵というやつは、金の卵を産むガチョウなんだよ 』
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殺人事件で両親を亡くし、現在は児童養護施設で生活する天野直人と妹の七海。
直人の高校卒業後は施設から退所しなくてはならないが、その後を支援してくれる人が現れ、長野のペンションで会うことになる。
到着後は他の宿泊者と神経衰弱をするなど色々あったが、肝心の支援者とは会えずに当日は就寝する。
翌早朝、突然部屋に鳴り響く「ベートーヴェンの運命」
音楽で強制的に目を覚ました直人らは、その後、「DVDデッキを起動してくださいDVDデッキを…」という無機質な合成音声を聞き、食堂に集まる。
この音声が、兄妹の日常が大きく動き出す合図になった…
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『はじめに』
酷かった花粉の飛散もようやく収まり、窓を開けると爽やかな風を感じ・ポカポカ陽気で何となく幸せも感じるという、絶好の読書シチュエーションを得られる時期が到来しました。ですので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。
この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。
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本作に登場する名探偵は、当然ですが、謎を解くために存在しているものの、裏で動いている組織の本当の目的のために「謎を解かされている」と言える存在でもあります。
名探偵となりうる人間には「ホームズ遺伝子群」を所持しているという共通点があり、「解かないとマズイ」というストレスを保有者に与えることで、ホームズ遺伝子群が覚醒する仕組みです。
名探偵は、難解な謎を解くだけでなく、医学・工学・ビジネスなど各分野のゲームチェンジャーとなりうる人間でもあるため、名探偵が各分野で活躍することにより、莫大な経済効果が見込めることに着目した、各国の機関は各国の名探偵を拉致することを狙っています。
名探偵を狙う機関に拉致された人は、監禁先で人権など無視した扱いを受け、使い捨てされる未来しかありません。
自分たち・他の保有者たちがそうなる未来を避けるため、直人と七海の兄妹は、不可能犯罪(=SDQUS)を解決する、という物語です。
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本作の主要登場人物は、
1.御子柴辰巳
戦前から続く、御子柴グループの三男。
公的な支援を受けられないため、大きな危険を冒しながら・親に無理に行動する必要はないと心配されながら、機関の企みを阻止すべく行動する。
そしてその理由は、幼少期のある出来事にあって…
2.幸村
辰巳に従うボディーガード兼家政婦。
通常の戦闘訓練しか受けていない男性(銃持ち)なら、十人単位でも制圧出来る武力を持つ。
七海が大好き。
3.石和
辰巳に従うボディーガード兼執事兼運転手。
凄腕の狙撃手。
人質がいても狙いは外さない。
4.天野直人(兄)天野七海(妹)
七海は、ホームズ遺伝子群の保有者であり覚醒済み。
直人は、妹のため・自分のために、機関と対決することを決意。
の四人であり、国家でも対応出来ないような巨大な権力を所持する機関と対決します。
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上記のように、登場人物の性質は、
御曹司・戦うメイドさん・初老のスナイパー・頑張る兄妹。
となっており、このようにまとめると、皆さんも興味をそそられるのではないでしょうか。
※次作「シャーロック・ホームズの十字架」のレビューはこちら。
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以前レビューした同作者の「推理大戦」
こちらの作品では、「各登場人物のスピンオフ作品が読みたい!」と感じましたが、本作品は、「直人と七海の兄妹の戦いと成長が見たい!」と感じました。
ぜひとも推理大戦もセットでお読みください!
・・・この頃から、クセつよ脚注とあとがきのフォーマットが固まっていたのですね笑
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☆同作者の他作品レビュー☆
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