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イギリス留学中の銀行口座開設——Monzo vs Barclays、どちらが楽か

by シツカン(University of Leicester 博物館学修士・Merit)


イギリスで銀行口座を開くのは、思っているよりずっとハードルが高い。

日本では「身分証明書を持って行けば当日開設できる」のが普通だが、イギリスの銀行(特に伝統的な大手)は「住所証明」を求める。住所証明とは、現地の住所に届いた公的な書類(光熱費の明細など)を指す。

しかし留学初日に現地住所の証明書類を持っている人はいない。ここで多くの留学生が詰まる。


2種類の選択肢

伝統的な大手銀行(Barclays、Lloyds、NatWestなど)

メリット:

  • 認知度・信頼度が高い

  • 全国どこにもATMがある

  • 大学の授業料支払いや家賃振込に問題なく使える

デメリット:

  • 口座開設に住所証明が必要で、来英直後は難しい

  • 支店での手続きが必要(オンライン完結しない)

  • 審査に時間がかかる(1〜2週間)

デジタルバンク(Monzo、Starlingなど)

メリット:

  • スマートフォンのみで開設可能

  • パスポートと顔認証で完結(住所証明不要または簡略)

  • 数日で使えるようになる

  • 為替手数料が安く、海外での決済に強い

デメリット:

  • 一部の振込先(大学の授業料、保証金など)でMonzoを受け付けないケースがある

  • 物理的な支店がない

  • クレジット機能なし(デビットのみ)


現実的な選択

留学初期の現実的な流れとして、以下がおすすめだ:

Step 1:渡英後すぐにMonzoをスマートフォンで開設する。パスポートのみで完結する。日常の支払い、カフェ、スーパー、交通費はこれで賄う。

Step 2:大学から学生証が発行され、寮に入居して住所が確定したら、Barclays等の大手銀行に学生口座(Student Account)を開設しにいく。大学名を出すと学生向けプランを案内してもらえる。

Step 3:授業料支払い・家賃振込など「正式な口座」が必要な場面ではBarclays、日常の決済はMonzoという二刀流が安定する。


Barclaysの学生口座

バークレイズの学生口座(Barclays Student Additions Account)は、手数料無料で使えるのが基本だ。

開設に必要なもの(一般的な例):

  • パスポート(身分証)

  • 大学の合格通知書または学生証

  • 現地住所の証明(学生寮の契約書など)

支店に行く際は事前にオンラインで予約するとスムーズだ。飛び込みで行くと長時間待つことがある。


Monzoの使いやすさ

Monzoの最大のメリットは「今すぐ使える」ことだ。

アプリをダウンロードし、パスポートを撮影して顔認証をすれば、通常数日でカード(デビットカード)が郵送される。

海外(日本)でMonzoカードを使う場合は手数料が低く、Wiseと組み合わせると円→ポンドの換金コストをかなり下げられる。

カードのデザインがホットコーラルカラー(蛍光オレンジっぽい色)で目立つのも特徴の一つ。留学生同士で「あ、Monzoだ」と分かりあえる場面がある。


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まとめ

Monzoの開設の速さは◎数日、住所証明不要、日常決済◎、正式な振込△、海外送金連携◎(Wiseと相性◎)

Barclaysの開設は△1〜2週間、住所証明必要、正式な振込◎、ATM◎

留学初日からのつなぎはMonzo、長期の基盤口座はBarclaysというのが現実的な二刀流だ。


この記事を書いた人

シツカン。University of Leicester 博物館学修士(Merit)。2018〜2019年のイギリス留学中の金融・生活インフラ事情を振り返り、今の留学生が使える選択肢を整理している。


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