◆点と点の時刻
午前0時過ぎの最終電車
吐息は漂っては明日には向かわず薄れて闇へと消える。また吐息。掴む吊り革は右へ左へと揺れては、また同じ時間を繰り返る。まるで何時かは、その先へと進める信じては、希望、焦り、どうして、疑問なんて知らずにいては、いつもの疲れたサラリーマンの体重は揺られて、叶いやしない先を眺めては振り子の時間を繰り返す。。。また繰り返す。
闇夜しかない車窓に映るヤツレた顔を見ながらも、まるで負けた奴を罵るかのように言葉を吐き捨てる。お前はそれまでか。有りもしない勝者を気取っては自分という偶像へと照らし合わせてはまた呟く。でっかく生きる筈じゃなかったのかと。
天井からぶら下がる見飽きたポスターを眺めながら、何度も読んだはずのダイエット方を読み返し、やり切れない事実なんて勝手な想像なんて有りもしない結果と妬みながら事実を受け止めれないと自分への言い訳にしたい。なんて、そんな世界が合ったなら少し話し笑い話に使えるかな。
一人揺れる電車に身を任せては、電車の揺れに倒れそうになって脚を踏ん張る自分に。あれ、何やってんだろう。。。そんなに自分が嫌いなの?と。誰かが囁いて肩を揺らした気がする。案外捨てたもんじゃないと。つまらないポスターにしみったれた人生捧げるくらいなら、ヒールの1つくらい投げつける位がアタシの人生よ。
酔いつぶれたオヤジのイビキが周りの喧騒に紛れて聞こえては、今日も駄目だったと嘆く寝言が何だか悲しさが物語る。人が生きるには皆んなが勝ち組になれなくて、勝ち組ってなんだろうなんて考えもせずに、小さくともコツコツ働いては小さな幸せを探してたりする。はたから見たれば強者からに使われ指示され休む暇無く動き続ける毎日に映るかもしれないが、それでも幸せと思ってる人がいるのは、もしかしたら本当の勝ち組なのかもしれない。
今日も少し離れた席からオヤジの嘆きが聞こえてる。明日はなろう。幸せになろうと。
おっちゃんは…幸せやで。
暗闇しか先が見えない毎日に絶えず力込めては前へ前へと進んでいるが、これは俺の進む道なのかと自答するも知る由もなく有る道をなぞりばかりの人生に本当は違う道だったんじゃないかと振り返っても、言葉とは罪なもので発した先から過去に変わり、言った先から自分との意思とは離れてはオレの言葉だと誰かが言って周るかのように広がってはこの身にのしかかり押しつぶされてゆく。
振り返りの窓の向こう。絶え間なく聞こえる声に割れ身に写しそっと耳を傾ける。
まだ遅くない、お前ならビックになれるさ
その意気込みは素敵だよ。とてもいい女さ
その幸せは小さくないよ。深くて熱いのさ
どうしようもないカードには
捨てずに居たい時もある
忘れたいと嘆いていたって
本当は心には大事な物
大切なものは側になくて
自分の中に有ったりもする
最後と最初はおなじだったり
歩いた道には花✿が咲く
様々な人間模様が交差して
多かれ少なかれ微睡みに
きっと流され迷う苦しみは
明日に残すものじゃない
最後に言わせて欲しい
苦しみを吐き出すときは
またここへやって来るさ
名も無い忘却の終わりに
次は終点。大崎です
