台風の日に検査へ行く女の話|待合室はまさかの貸し切り
今日は検査のため、再びクリニックへ出かけた。 昨晩になって「しまった」と思ったのは、わざわざ台風がひどくなる午前中に予約を入れなくてもよかった、ということ。とはいえ、ぐずぐずしているのもどうかと思い、少し無理をして向かうことにした。
中に入ると――。
思わず笑ってしまった
患者が誰もいなかったのだ。
このクリニックは今日で3回目。いつもは満席で、座る椅子を探すのも大変なのに、今日は見事にガラ〜ン。
そりゃあ、こんな日は避けるよね。
とはいえ、(私が来る前に既に診察室に入っていた)前の患者さんがかなり時間を取っていたようで、予約時間を15分過ぎて、ようやく呼ばれた。
検査は20分ほど。続いて医師からの説明が10分。
待合室に戻ると、やはり誰もいなかった。
自動ドアの周りには、外から吹き込んだたくさんの葉っぱが風と一緒に入り込み、マットに貼り付いていた。
あ~あ、次は大学病院で検査入院か。
「早く宇宙工学の最新治療器が登場してくれないかしら」なんて思いながら、家路についた。
