村上屋餅店 仙台市青葉区 和菓子なスクチャイ132 2025.09.26(2026/08/06追記)
和菓子なスクチャイ132 宮城 > 仙台市
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
村上屋餅店 仙台市青葉区(2026/08/06追記)

仙台市の村上屋餅店は仙台を代表する老舗の餅菓子店であり特に「づんだ餅」で非常に有名なお店で地元の人にも観光客にも人気がある。
1.歴史
村上屋餅店の創業は明治10年(1877年)で、創業140年以上の歴史を持つ老舗餅店で「づんだ餅発祥の店」とも言われることがある。
もともとは江戸時代に伊達家御用達の菓子司として創業していたが、明治時代に餅店として再出発したという非常に長い歴史がある。
2.人気商品「づんだ餅」
村上屋餅店の最大の特徴は手間を惜しまない製法と餅と餡の美味しさで、一番の人気商品は「づんだ餅」だ。
店では「ずんだ」ではなく伝統的な表記である「づんだ」を使用している。
3.餡の製法
「づんだ」は、枝豆の薄皮を徹底的に水で洗い流して取り除くため餡の舌触りが極めてなめらかで美しい緑色をしている。
砂糖を控えめにし枝豆(大豆)本来の濃厚な風味と自然な甘さを引き出しているのが特徴で、その甘じょっぱさの塩梅が絶妙と常に評判を得ている。
4.餅
粘りやコシが強く滑らかな舌触りが特徴のもち米(みやこがねなど)を使用しており、つきたてのような柔らかさを味わえる。
5.看板メニュー「三色餅」




初めて訪れる吾輩のような人向けに人気なのがごま餅、づんだ餅、くるみ餅の3種類の餡を一度に味わえるセット「三色餅」だ。
この時の吾輩も「三色餅」を注文して店内でいただいた。
写真を見ればわかるように餡に粒が感じられず表面が輝いているのが特徴だ。
当然食感も非常に滑らかで大豆、ごま、くるみの素材の風味が濃厚で甘味も適度な、一度食べたら一生忘れられない他では決して出会えない餅と餡のハーモニーで天にも昇る気分になるのだ。
6.季節の餅菓子を追加

「笹のしづく・栗坊主」を追加



国産栗使用。
吾輩は先に述べた「三色餅」以外に笹で包んだ季節のお餅「あわ笹餅」と「笹のしづく・栗坊主」を追加してテーブルでいただいた。(写真参照)
どれもが絶品のお餅でただただ唸るしかなかったのである。

7.ファンが通う
この店のファンが何度も通う理由がわかるし、吾輩も例外ではなくもはや虜になっている。
特にイートインではお餅と一緒にお茶と口直しのしその実漬けなどが提供され、その漬物が誠に美味なのだ。
8.仙臺四郎


店内でお金を支払うレジのあるところの右側の壁には「仙臺四郎」の額縁が掛かっていた。
女将さんにこの仙臺四郎の写真を撮ってもいいかと問うと、非常に友好的な笑顔で「どうぞどうぞ!」と気持ち良く許可をくれ、しかも「あっちの壁の村上屋餅店の古い写真の入った額縁も撮っていいのよ〜」などとほんの初見だったこの吾輩にもまるで旧知の人に対するようなひたすら愛想が良く優しい応対なのだった。
この店に来たら、みんな、餅が美味しいだけではなく、おばちゃんたちの客扱いにも惚れてしまうのだろう。
吾輩の脳裏には開高健氏の言葉が浮かんだ。
心に通じる道は胃を通る。(開高健)
これは吾輩の銘で開高健氏の言葉だ。
(元のイギリスの諺The road to the heart is through the stomach.から開高健氏が和訳した。)
そして明治10年の写真の額縁には次のような言葉が書いてある。
意見と餅はつく程練れる
餅はつくほどよい餅になり、
人の意見も聞くほど利がある
絶対また来たくなる店だ。
商売の神様「仙臺四郎」の言葉に、
神様を祀って手を合わせるだけでは商売は繁盛しない。
いつも笑顔と誠実さをもってお客様に対応し、
常に努力し良い商品を提供し続けること。
という教えがあるらしいのだ。
そうするお店は皆繁盛間違いなし、というところで、この「村上屋餅店」がまさにその仙臺四郎の教えに従ってきたのでこれまでにたくさんのご利益を得てきたのであろうと想像容易なのだった。
9.時間通し営業だが週4日間の営業
人気があるので観光客や地元の人々で日々行列ができることが多いお店だが、中休みのない時間通し営業なのでなるべく人が行かなさそうな時間帯に行ってみるとほとんど並ばなくてもいいかもしれない。
但し、週4日間の営業で週3日間はお休みなので遠くから訪れる人はあらかじめスケジュールを組んでおいた方がいい。
持ち帰りが中心のお店だが店内に少人数分ながらテーブルがあり、開店直後の朝9時に行った吾輩は幸運なことに速やかにそのテーブルに着くことができた。
10.ナガノのくまさんも行ったよ!

11.店主体調不良につき限定営業情報(2026/08/06追記)
村上屋餅店は店主体調不良につきこれまで休業していて再営業はないのかもしれないと怖れていたのだが、今月8月に限り営業するという貼り紙が現地にあったという情報を得た。

吾輩の旧友T.I.撮影
旧友のT.I.が撮影した画像をここで紹介する許可を得たので使わせてもらいます。
今月は多くのファンに応える形の限定営業でしょうが、どうか今後もずっと村上屋餅店の美味しいお餅を食べられるように、以前のように営業が続けられことを祈ってます。
(おわり)
