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むらすずめ 廣榮堂 岡山市 和菓子なスクチャイ150 2025.10.24

和菓子なスクチャイ150 岡山県 > 岡山市

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※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。


むらすずめ 廣榮堂 岡山市

「むらすずめ」廣榮堂
「むらすずめ」廣榮堂

1.「むらすずめ」メーカーは多数あり

ハッキリ言って「むらすずめ」は岡山で複数のお菓子メーカーが作っていて、本来は「倉敷銘菓」でこの商品にもその表示があるのだが、今回紹介する廣榮堂は岡山市内のメーカーである。

歴史的には倉敷市内の橘香堂(きっこうどう)が元祖で登録商標の「むらすゞめ」を商品名に使える唯一のメーカーで最も有名で最古の老舗となる。

だからと言って橘香堂以外のメーカーが「まずい」などとはもちろんならず、むしろ同業他社との切磋琢磨でどのメーカーも日々研鑽し独自の工夫などを加味した美味しい「むらすずめ」を製造している。

消費者としては最古参の老舗橘香堂の「むらすゞめ」を楽しむだけでなく、他のメーカーの「むらすずめ」も積極的に買い求めて食べ比べをするのも一考なのだ。

2.近所のイオンで入手

そういうわけで今回は廣榮堂を買って食べてみた。

なあに、高尚な理由があって廣榮堂を選んで買ったわけではなく、たまたま近くのイオンで売っていて買いやすかったからという単純で消極的な理由である。

ちなみに買い値は税込702円だった。

パッと見たところ網の目状の見た目が美味しそうだが、原材料名を見るといくつかの今風の添加物が混入されているのが気になった。

そのあたりはお土産品としての運命でもあり、遠方のイオンでも買え、脱酸素剤のおかげもあり美味しいまま日持ちもするという利点もあるので、多少の添加物は見て見ぬふりをすることもたまには必要かもしれない。

ともかく吾輩の場合は買ってしまったものに対してはごちゃごちゃ言わない。

買う時ももちろん原材料名は見ているのでその時点で嫌悪感があれば買うのを止すのである。

3.最初の「むらすずめ」は廣榮堂

そういうわけで今回は廣榮堂の「むらすずめ」を紐解いていく。

ただし初めて食べる「むらすずめ」で他社との比較はできないので単純にこのお菓子の感想ということになる。

ま、今回の廣榮堂「むらすずめ」をベースに将来違ったメーカーの「むらすずめ」を買って今後また記事が書けるということなのだ。

そういうことで読者の皆さんも長い目で吾輩の記事を楽しんでもらえたら光栄だ。

4.岡山県倉敷銘菓「むらすずめ」とは

いくつかのメーカーがある「むらすずめ」は岡山県倉敷市の伝統的な和菓子で、その独特な網目状の生地と半月から三日月の形、そして食感が特徴だ。

小麦粉、卵、砂糖などを主原料とした生地を、鉄板の上で薄いクレープ状(どら焼きの皮よりも薄い)に丸く焼いている。

中には粒あんを包んでいる。

焼き上がった熱い生地で粒あんを包むが、完全に閉じずに片側を開けたまま巻く(または半月状に折る)のが特徴だ。

焼きたては生地がパリッと中はふんわりとしているが、時間が経つとしっとりとした食感に変わる、とのことだ。

5.廣榮堂の「むらすずめ」を食べる

「むらすずめ」廣榮堂
「むらすずめ」廣榮堂
「むらすずめ」廣榮堂
「むらすずめ」廣榮堂

吾輩が買った廣榮堂の「むらすずめ」は製造から日が経った土産物仕様のものだったので当然生地にはパリッと感などなく、しっとりとしていた。

しかしそのしっとりさが吾輩のお気に入りになったのだった。

生地も餡も飽きのこない甘さで、中のあんこは粒あんながらしっとりなめらかであった。

しっとりした生地とバランスがとても良く、吾輩はこのお菓子が非常に気に入った。

別メーカーになるだろうが、いつかは現地で生地がパリッとする焼きたても食べてみたいと思う。

6.「むらすずめ」の名前の由来

「むらすずめ」という風情ある名前は、その見た目と倉敷の歴史に由来している。

生地を焼く際、表面にできる気泡による焼きむら(小さな斑点模様)が、稲穂に「群がる雀(むらがるすずめ)」の姿に見えることから「むらすずめ」と名付けられたのだそうだ。

7.歴史

江戸時代後期、倉敷が天領(幕府の直轄地)として栄えていた頃に原型ができたとされている。

米どころであった倉敷で豊作を祈願するお菓子として、あるいは代官への献上品として考案されたと言われている。

8.代表的な製造元は「橘香堂」

「むらすずめ」は倉敷市内のいくつかの和菓子店で作られているが、先に書いたように最も有名で「元祖」の「むらすゞめ」として知られているのが「橘香堂(きっこうどう)」だ。

橘香堂は創業明治10年(1877年)で「むらすゞめ」を倉敷の代表銘菓として確立させた。

倉敷美観地区にある本店や直営店では職人が手焼きする様子を見学できたり、焼きたての「むらすずめ」を味わえたりする場所もある。

また、一部の店舗では観光客向けに「むらすずめ」の手焼き体験も行っており、倉敷観光の定番の一つとなっているようだ。

倉敷を訪れた際にはその場で焼きたての温かい「むらすずめ」も味わってみたいものだ。

9.他のメーカー

倉敷銘菓「むらすずめ」は元祖として知られる「橘香堂」が最も有名だが、倉敷市内や岡山市内には同じ「むらすずめ」という名称(または類似の形態)で和菓子を製造販売しているメーカーがいくつか存在する。

元祖の橘香堂と同じく倉敷市内に店舗を構え、独自の「むらすずめ」を製造している店舗は以下のとおり。

9.1.倉敷市内のメーカー

木本戎堂(きもとえびすどう)

昔ながらの手作り感を大切にしており、橘香堂と比べると生地がよりしなやかで、甘さ控えめの粒あんが特徴と言われることがある。

天龍庵(てんりゅうあん)

地元の和菓子店の一つで比較的しっかりとした甘さの餡が特徴と評されることがある。

9.2.岡山市内のメーカー

岡山市に本社を置く以下のような大手和菓子メーカーも「むらすずめ」を製造販売しており、これらは主に岡山駅や岡山市内の百貨店などで購入できる。

廣榮堂本店

この記事で紹介したメーカーだ。

本来は岡山のきびだんごで非常に有名な老舗だがこの「むらすずめ」も主力商品の一つとして扱っている。

橘香堂のものとはまた違った独自の配合の生地と餡で製造されており、抹茶味のむらすずめなども展開している。

広栄堂武田

こちらもきびだんごメーカーとして知られているが、倉敷銘菓として「むらすずめ」もラインナップに加えている。

金萬堂本舗

こちらもきびだんごメーカーの一つだが「むらすずめ」も取り扱っている。

10.「むらすゞめ」

先に述べたが、「むらすゞめ」(すずめが「ゞ」の表記)は橘香堂の登録商標で、他社が製造するものは厳密には「類似の菓子」となるが、一般的には「むらすずめ」(ひらがな表記)として広く認知され、倉敷と岡山の土産として上に述べた各社が販売している。

食べ比べてみると、生地の厚みや柔らかさ、餡の甘さや粒の残り具合などに各社の個性が出ておりそれがまたお土産選びの楽しみの一つとなりそうなのだ。

「むらすゞめ」も「むらすずめ」も今後いくつか食べてみたいと吾輩は思っている。

(おわり)

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