羽根さぬき 三谷製糖 香川県東かがわ市 和菓子なスクチャイ134 2025.10.09
和菓子なスクチャイ134 香川 > 東かがわ市
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
「羽根さぬき」 三谷製糖羽根さぬき本舗 香川県東かがわ市



1.「羽根さぬき」を手に入れた
羽根つきの羽根が売ってると思いきや、お菓子だった。
香川県アンテナショップ「徳島香川トモニ市場」(有楽町交通会館)にて税込756円で購入。
2.讃岐和三盆糖の高級干菓子


香川県の三谷製糖羽根さぬき本舗が製造する「羽根さぬき」で、讃岐和三盆糖のみを使用した口どけの良さが特徴の高級干菓子だ。
讃岐和三盆糖は地元(讃岐地方)で栽培されるサトウキビのみを使用しており、創業の文化元年(1804年)から220余年にわたり受け継がれてきた伝統的な製法を守り熟練の職人が手作業で丁寧に製造している。
その和三盆糖を丸く整え、羽根付きの「羽根」の形をあしらった袋に包んだものだ。
お茶請けによく用いられる「干菓子」に分類されるが一般的な干菓子である落雁とは異なり、米粉や澱粉などのつなぎを一切使用せず和三盆糖だけで固められている。
つなぎを使用しないため口に入れるとほろりと溶け粉っぽさが残らない。
そこは日本三大銘菓の越乃雪、山川、長生殿に通じるものがある。
和三盆糖特有の自然でやさしい甘味とサトウキビ由来のほんのりとしたコクが特徴だ。
なお「羽根さぬき」という商品名とお菓子の形態が出来た時期は比較的新しいと思われるが、その時期を特定する記述は公式サイトにもないのでわからない。
しかし、元々の和三盆の干菓子は丸い形をしており当時大名などの茶会でも食されていた記録はあるので、中身の白い玉は大きさ違いはあるかもしれないが創業当時から変わりはないと思われる。
また、店舗名が三谷製糖羽根さぬき本舗ということころから「羽根さぬき」が看板商品であることが窺い知れる。
3.三谷製糖羽根さぬき本舗
香川県東かがわ市にある三谷製糖羽根さぬき本舗は江戸時代の文化元年(1804年)に創業した。
和三盆糖の製造を許された庄屋の一つであり高松藩の献上品としても扱われていた伝統と歴史を持つ老舗だ。
4.和三盆糖のこだわり
和三盆糖の風味や食感を左右する「研ぎ」の工程をかつての3日間から5日間に延ばすなど、伝統を守りながらも改良を重ね、国の重要有形民俗文化財にも登録されている「押し舟」といった伝統的な道具を使い続けている。
5.「羽根さぬき」を食べる


あらたまったお茶会以外にも、ちょっと口が寂しい時に「羽根」をひとつ摘んで包み紙を開け、中にある純白な玉を口に放り込むと束の間の幸福感を得られる。
儚く消える甘い食べ物と言えば、子供にとっては綿菓子で、大人にとっては「羽根さぬき」のような高級な和三盆のお菓子かもしれない。
ちなみに大人の吾輩は未だに綿菓子も好きでたまにスーパーで売っている小さいのを自分用に買って食べることがあるが、食べている姿を見られてカッコいいのはやっぱり和三盆のお菓子の方だろう。
(おわり)
