雲がくれ 米納津屋(よのうづや)新潟燕吉田 和菓子なスクチャイ019 2025.06.21
和菓子なスクチャイ019 新潟 > 燕・吉田
「雲がくれ」米納津屋(よのうづや)新潟燕吉田
※写真のくま(ナガノのくま、または、自分ツッコミくま)の身長は7.5cmです。大きさの参考に。







説明紙片に数々の輝かしい受賞歴が書かれてあるので食べる前に畏れ多くなったのだが、一番最初の受賞歴が1968年全国菓子博(第17回札幌)での金賞とのことなので50年以上も前からあるお菓子のようだ。
動物性食材の鶏卵を使ったハイカラな和菓子だ。この手のお菓子は誰もが見ただけで食感を想像できるだろう。そしてあなたのその想像がまったく当たっているのだ。おいしいがすぐに消えてしまう儚いお菓子だ。主成分はほとんど空気かもしれない。
切ってみると四角い茹で玉子のように見えた。中には卵黄で出来たふわっとした餡が入っていた。
「雲がくれ」という風雅な名前は紫式部の源氏物語からとったらしい。
めぐり逢いて
見しやそれとも
わかぬ間に雲がくれにし
夜半の月かげ
紫式部
意訳:久方ぶりに会った幼友達。けれどあまりにつかの間で、その女(ひと)は雲にかくれる夜半(よわ)の月のように帰ってしまった。
「茹で玉子」ではなく「雲に霞むおぼろ月」なのだった。
一個税込130円。道の駅ふるさと村で購入。
ちなみに道の駅ふるさと村ではJAF会員は1日1回当日有効の100円クーポンをもらえる。
今回はそのクーポンと30円を支払って前から気になっていた「雲がくれ」を一個だけ手に入れた。店舗のおばちゃんは親切で、紙袋は無料サービスでお菓子の解説紙片も添付してくれた。
(おわり)
