はと麦のポン菓子 山部商店 青森県五戸町和菓子なスクチャイ265 2026.01.25
和菓子なスクチャイ265 青森県 > 五戸町
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
はと麦のポン菓子 山部商店 青森県五戸町


1.塩釜駅下の花京院市場
これを買ったのは本塩釜駅の直下にある「花京院市場」という売店だったが、この店は鮮魚や青果や全国各所のユニークなお菓子などを扱っていて本塩釜駅での電車待ち時間にぶらっと見物に入るとなかなか楽しいのだった。
ここでいくつか買った物の中のひとつがこの「はと麦100%のポン菓子」だ。
税込324円だった。
何の味もついてなくて製造時に油さえも使ってないというはと麦のポン菓子ははっきり言ってとても美味いのであった。
2.はと麦の思い出
はと麦と言えば子供の頃採って集めて遊んだ数珠玉だ。
生まれ育った大阪での話だが、近所の池や農地の脇に雑草として茂っていて数珠玉は取り放題で子供の頃は興奮したものだ。
しかし食べるものではないという認識で、せいぜい集めて布で包んで縫い合わせてお手玉を作ることくらいの楽しみだった。
食いしん坊な吾輩でも、食べられないものへの情熱も少しはあったのだ。
しかしその後大人になって、数珠玉、つまりはと麦が健康茶になることを知り、今回はポン菓子になることを知った。
やっぱり吾輩が興味を持っていた対象は婉曲的にも基本的に「食べ物」だった、ということに大人になって気づいたのだ。( ´∀` )
3.食べた

通常の米のポン菓子よりも大きくて、ポップコーンに近いくらいの大きさがあって食べやすいし食べ応えがあった。
塩も砂糖も何も味付けなしで美味しいのか?
というのが食べる前の不安だったが、ひと口食べて雲散霧消した。
うまい!
素朴な旨さだ!
自然の甘みと香ばしい香りで吾輩は「子供の頃の数珠玉をついに食べている!」という感動も手伝い、大満足なのだった。
4.山部商店
青森県五戸町にある「山部商店」は派手な宣伝こそないが、東北の健やかな素材を実直に加工し続けている知る人ぞ知る名業者のようだ。
青森県南部の五戸町の地域は古くから雑穀の栽培が盛んで、山部商店はその「穀物のプロ」として地域に根ざした活動を続けている。
「余計なものを入れない」ことを信条とし、素材が持つ本来の甘みや香ばしさを引き出す技術に長けている。
青森県五戸町は岩手県北と隣接し、このエリア一帯(旧南部藩領)は良質な「はと麦」の生産地として日本屈指の規模を誇る。
岩手県産のはと麦を五戸で加工するという流れが昔からあるのだろう。
5.はと麦100%ポン菓子
商品は砂糖も塩も油さえも使っていない「完全無添加」のものだ。
通常のポン菓子は米(白米)に砂糖を絡めたものが多いでが、こちらは「ヨクイニン」としても知られる栄養価の高い「はと麦」のみだ。
殻を除いた精白はと麦を、職人の絶妙な加圧と減圧(ドンッ!というやつ)で膨らませている。
調味料がなくても美味しく感じるのは、はと麦が持つ独自の穀物由来の甘みと、焙煎されたような香ばしさがあるからだ。
お米のポン菓子よりも一粒が少し大きくサクサクとした後に、はと麦特有のわずかな「滋味」が残るのが特徴だ。
6.「はと麦ポン」の食べ方
はと麦は古くから美容や健康に良いと重宝されてきた。
そのままお菓子として食べるのはもちろんだが、地元の方の間では以下のような楽しみ方もされているらしい。
浮き身として、クルトンのようにスープや味噌汁やお茶漬けに浮かべると香ばしさが加わって美味しい。
牛乳や豆乳をかけほんの少しの蜂蜜を垂らすとシリアルのような朝食になる。
・・・とのことだ。
(おわり)
