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ニッキ貝 西八製菓 島根県木次町 和菓子なスクチャイ161 2025.09.09

和菓子なスクチャイ161 島根県 > 木次町

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※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。


ニッキ貝 西八製菓 島根県木次町

「ニッキ貝」西八製菓
「ニッキ貝」西八製菓

1.日比谷しまね館

日比谷しまね館で税込291円で買った。

ニッキとは肉桂またはシナモンのことで(詳しくはシナモンとニッキ、肉桂は性質が異なる)、その香りをつけられた黒糖飴が貝の中に入っているとのことだ。

売り場に貝殻が転がっているように置かれていたので1個買ってみたのだ。

それにしては飴ちゃん1個なのに高いね〜という感想しか出てこなかった。

貝殻は洗う手間があると言ってももともと捨てるものだし原価があるとは思えない。

2.幻の駄菓子

「ニッキ貝」は、昭和20〜30年代の懐かしい駄菓子を復刻した西八製菓の代表的な商品の一つで、「幻の駄菓子」と呼ばれることもあるそうな。

もしかしたら年配者に中には子供の頃に食べて懐かしむ人もいるかもしれない。

非常に珍しい形状と食べ方が特徴なのだ。

お菓子の容器として本物の「はまぐり」の貝殻(もちろん洗浄消毒済み)を使用している。

上下2枚の貝が合わさった状態で販売されており、見た目は貝そのものだ。

ビニールの封を切るとニッキの香りが漂った。

中身に期待してしまう香りだ。

3.ニッキ貝を開ける

「ニッキ貝」西八製菓
「ニッキ貝」西八製菓
「ニッキ貝」西八製菓

貝殻を開けると片側の殻の内側に焦げ茶色の飴がへばりつくように充填され固まっていた。

焦げ茶色の飴は黒糖とニッキを練り合わせた飴とのことだ。

食べ方はもう片方の空いている貝殻をスプーン(またはヘラ)のように使い、飴をガリガリと削り取りながら食べるのだそうだ。

飴は硬めだが、削りながら少しずつ口に運ぶことでニッキの爽やかな辛味と黒糖のコクのある甘みが広がる・・・

・・・ハズなのだが、吾輩の場合は削っても削っても雀の涙ほどの削りカス、いや、飴ちゃんの粉で・・・

4.身の毛のよだつ音!

「ニッキ貝」西八製菓
「ニッキ貝」西八製菓

あまつさえ削る時手元が少し狂うと飴の横の貝の裏側をギーッ!と怖気を奮う&サブイボ(*)が出る&身の毛がよだつ、例の学校時代に黒板や曇りガラスのザラザラな面を爪で引っ掻いた時の音と感触の強烈なのが貝殻から発するのだ!

(*註:大阪弁で鳥肌のこと)

あ“〜〜〜〜〜!!!!!

の瞬間だ。

そしてこんなに奮闘しても、肝心な飴ちゃんは雀の涙なので味を感じるまでもいかない。

どうにかしてたくさん削るコツなどがあるのだろうか?

・・・_| ̄|○

5.昔昔の駄菓子屋で

かつての駄菓子屋では、くじ引きの「1等賞」などの景品として扱われていた高級駄菓子だったそうだ。

食べた後の貝殻は昔ながらの遊び道具「貝笛」として楽しむことができるのだそうだ。

貝の蝶番に近い部分をコンクリートやヤスリで削って小さな穴を開け、合わせ目から強く息を吹き込むと「ピーッ」と高い音が鳴るいう。

・・・が、吾輩はやらないであろう。

そもそもその笛作りが好きならば、今まではまぐりの貝殻で笛作りをやっていたはずだ。

わざわざニッキ貝の貝殻で作って遊ぶこともあるまい・・・

・・・と言いたいところだが、昔昔は遊ぶおもちゃが少なかったから工夫して遊んだと言うことなのだ。その点は先人達に感服する。

6.ついでにお笑い話

一言ギャクを言わせてもらうと、これははまぐりの有効活用で、はまぐりの身を食べた後の貝殻の活用、その後おもちゃの笛にして遊ぶ道具となる偉大なるはまぐりなので、言うなれば「アニマルはまぐり」なのだ。

気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!!!

とはまぐりをとことんまで有効活用する精神がまるでアニマル浜口の気合いそっくりなので「アニマルはまぐり」と命名したいところなのだ。

ニッキ貝=アニマルはまぐり

でもいいではないだろうか。

さて、冗談はおよしになってのよし子さんということで、このように西八製菓のニッキ貝は単なるお菓子としてだけでなく、昭和の子供たちの遊び心や風景を現代に伝える貴重な文化財だったような駄菓子なのだ。

そんな文化財のようなお菓子なので1個291円支払ってもいいではないか。

7.西八製菓の歴史と特徴

西八製菓(にしはちせいか)は、出雲神話ゆかりの地である雲南市木次町に本社を置く歴史ある菓子メーカーだ。

創業は1945年(昭和20年)で戦後間もない時期だ。

元職業軍人であった創業者が戦後に菓子製造を始めたのがルーツだそうだ。

以来、菓子やアイスクリームの卸売を行いつつ自社での製造を続けてきた。

現在は3代目がその伝統を受け継いでいるらしい。

「出雲駄菓子」や「豆板糖(まめいたとう)」など昔ながらの素朴な味わいを守り続けて、また、廃業する他社の伝統菓子(コーヒー糖など)の製法を引き継ぐなど地域の食文化を保存する役割も果たしているとのことだ。

まさにアニマル浜口のような気合いの入った経営で今日まで来たわけだ。

8.対戦相手はアニマルはまぐり

「ニッキ貝」西八製菓

吾輩はこれからしばらくアニマルはまぐりと格闘してニッキ飴をたくさん削り取らねばならないのだ。

そうしないと食べられない飴ちゃんなのだ。

はぁ・・・気合いを入れて頑張るしかない。

気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!!!

(おわり)

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