粟ぜんざい 月ヶ瀬 京都市中京区 和菓子なスクチャイ218 2026.02.03
和菓子なスクチャイ218 京都府 > 京都市中京区
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
粟ぜんざい 月ヶ瀬 京都市中京区




1.「月ヶ瀬」の粟ぜんざい
「月ヶ瀬」はマンションの一階の脇から入るような甘味処でやや戸惑ったが、入ってみると非常に落ち着いた空間で店員さんも初対面の吾輩にとてもフレンドリーに接してくれた。
まずは吾輩がテーブルに並べたちいかわウサギを含むぬいぐるみを見てちいかわのディープな話をしてしまったのだ。
店員さん本人がもともとちいかわが好きだったこともあるだろう。
そういうことでテーブルでの撮影許可ももらえたし、粟ぜんざいについても話をすることができた。
特にメニューに載っているように、粟は生産が難しく生産地も限られているのでどうしても入荷しないことがあって、その場合は粟の代わりに黍(きび)を使うこともあるとのことだ。
当日、月ヶ瀬では間違いなく「粟」だったが、世間の甘味処ではメニューで「粟」と書かれていても実際は「黍(きび)」を使っているところもあるそうで要注意だとの話もしてくれた。
帰りにレジで菓子職人さんのような男性店員と話ができたが、黍は黄色いので一見粟と同じように見えるが、少しクセがあって人によっては好き嫌いが別れやすいということと、もっともちもちしているとのことなどの話を聞けた。
そう言われれば吾輩は今度はむしろ「黍」の方も食べてみたくなるのだったが、月ヶ瀬では「粟」が調達出来なくて「黍」を使うのはいつかというのは予定も出来ないとのことだ。
そういうことで「黍」を食べたければ他の店で「黍」と表示しているところを探すか、または「粟」と表示しつつも実際には「黍」を使っている甘味処を探すしかないとのことだった。
このような話や質問に誠実に答えてくれ、さらにちいかわの話に花が咲いた店員さんのいる「月ヶ瀬」での話は非常に楽しくタメにもなった。
2.食べた

吾輩にとって初めて食べた「粟ぜんざい」は、黄色い粒感が残る粟餅が大いに気に入った。
食感がなんだか魚卵のようでもあって、普通の滑らかな餅よりも粒々に感触があって楽しく、独特の風味もあって吾輩はとても気に入った。
店員さんの究極の親切心だとは思うが、店員さんが個人的に行ってみた「粟もち」が食べられる京都市内のお店を2軒ほど教えてくれた。
要するに京都市内で「粟もち」が食べられるのは月ヶ瀬だけではなく、あと少なくとも2軒あって、京都市内の中心部に滞在中の吾輩にとって容易に行くことができる場所であった。
この情報は吾輩にとって実にありがたいものであった。
「月ヶ瀬」はこのように「粟」に興味を持つ吾輩に、隠し立てすることもなく他店舗の「粟もち」情報まで教えてくれたほど親切なのであった。
吾輩としてはその貴重な情報を元に、今回の滞在中に他の店舗にも行って食べてみるつもりだ。
3.粟の話
粟には米と同じく「もち粟」と「うるち粟」があり、色は「白」「黄」「赤」の3種類がある。
「月ヶ瀬」で出している粟ぜんざいに入っている「粟」は「もち粟」の「黄色」であることを店員さんにより確認した。
他の店舗で「粟」商品を食べたらまた紹介するつもりだからお楽しみに。
4.甘味処「月ヶ瀬」




京都市中京区の堺町通りにある「月ヶ瀬(つきがせ)」は京都を代表する甘味処の一つだ。
特に「あんみつ」でその名を知られているが、冬の時期に登場する「粟(あわ)ぜんざい」も、多くのファンが待ち焦がれる逸品だ。
4.1.月ヶ瀬の歴史と歩み
創業は昭和元年(1926年)で、間もなく創業100年を迎える老舗だ。
4.2.ルーツ
もともとは四条河原町にあった京菓子司「若狭屋吉勝」に併設された茶房として始まった。
4.3.屋号の由来
初代が梅の名所として知られる奈良の「月ヶ瀬」を好み、そのふくよかな梅の香りにちなんで名付けられた。
4.4.あんみつの先駆者
当時東京で流行していた「あんみつ」を、京菓子の厳選された素材(丹波大納言小豆や糸寒天など)を使って京都らしく仕立てて提供し、「あんみつの月ヶ瀬」として親しまれるようになったという経緯がある。
4.5.冬の愉しみ「粟ぜんざい」
月ヶ瀬の「粟ぜんざい」は、例年10月から4月頃まで提供される期間限定のメニューで、税込で1,350円だ。
4.6.素材のこだわり
現在入手困難になりつつある国産の「もち粟」を使用している。
4.7.独特の食感
もち粟を柔らかく蒸し、餅でつなぎ合わせて丸餅形にまとめている。
ただし店員さんの話では月ヶ瀬の粟もちは粟100%とのことであったので餅米との混合は未確認だ。
吾輩の経験からだが、粟特有のプチプチとした弾ける食感と餅のモチモチ感が重なり、野趣あふれる滋味深い味わいが楽しめた。
4.8.なめらかな「こしあん」
熱々の粟餅の上を覆い尽くすように、丁寧に練り上げられた濃厚でなめらかなこしあんがかかっていた。
このあんの艶やかさと、粟餅の素朴な黄色い色のコントラストも目を楽しませてくれた。
4.9.バリエーション
通常のものに加え、鮮やかな緑色が美しい「抹茶あわぜんざい」も人気だ。
気になる商品であり、次の機会に吾輩も食べてみようと思っている。
(おわり)
