資さんうどん両国店の「ぼた餅」北九州市発祥 和菓子なスクチャイ148 2025.11.10
和菓子なスクチャイ148 福岡県 > 北九州市
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
資(すけ)さんうどん両国店の「ぼた餅」北九州市発祥


1.念願の「資(すけ)さんうどん」
TVなどでゴボ天(ごぼうの天ぷら)入りのうどんとぼた餅を見るたびに食べたいな〜と思い、いつか福岡に行って食べてやるぞと思って数年経過した北九州市発祥の「資さんうどん」・・・
数日前に両国駅周辺の食べ物屋さんをGoogleMapで探しているうちになんと五代目三遊亭圓楽師一門の両国寄席(正式名称お江戸両国亭)から3ブロック半ほどの距離に「資さんうどん」があるのを発見したのだった。
嬉しすぎて何度もGoogleMapの情報を見直したが、見間違いでもニセモノでもなく本物のモノホンの「資さんうどん」であった。
2.「資さんうどん両国店」
「資さんうどん両国店」は両国寄席から3ブロック半と書いたが、それは信号のある交差点を3つ越えてその先、という意味だ。
メートル法では450mほどの距離で徒歩7分ほどだ。
両国寄席の夜席が20:30に終わって散歩がてらに行くのに程良い距離だ。
その頃には夕食のピークも過ぎているので入店も容易いであろうということで時間も絶妙だ。
両国店は本場北九州市の「資さんうどん」のように24時間営業ではなくて朝7時から夜23時まで毎日営業ということだが近所に住んでいるわけでもない吾輩には充分な営業時間だ。
そもそも朝7時から営業開始という響きが心地良い。
朝ご飯に資さんうどんなど憧れの境地だ。
近所に住みたい思いがますます募る。
実は五代目三遊亭圓楽一門の両国寄席から450mというのは実は両国駅(JR、地下鉄共)の反対方向になってしまうのだが、それを差し引いても両国寄席が終わってから空腹を抱えて「資さんうどん」に行くのは嬉しすぎることなのだ。
なあに、反対方向に歩いても、帰りはJR両国駅まで750mで徒歩11分だ。
むしろ快適な散歩コースだ。
3.五代目三遊亭圓楽師一門の両国寄席
そういうわけで当日(2025/11/10)、三遊亭兼好師の実にオモロい主任(トリ)の一席を聴いた後で念願の「資さんうどん」に向かった。
寄席に来ていた人の中には吾輩と同じように「資さんうどん」に向かう人がいるのではないか?
はたまたもしかすると演者の誰かが食べに来るのではないか?
とも思ったが、観察していた限り寄席の関係者は誰も「資さんうどん両国店」には来ていないようだった。
九州出身の噺家さんなら喜んで来そうなものと思うのだが、知る限り当日は九州出身の噺家さんは出演していなかった。
4.「資さんうどん」の全体像




さて、この記事はあくまで和菓子がテーマなので「資さんうどん」のぼた餅に照準を絞って解説したいところだが・・・
その前に「資さんうどん」の紹介
資さんうどん(すけさんうどん)の創業は昭和52年(1977年)。
発祥地は福岡県北九州市で、福岡県、特に北九州地区で圧倒的な人気を誇るうどんチェーン店だ。
24時間営業の店舗が多く「うどん居酒屋」としても親しまれている。
メニューはうどんだけでなく、丼もの、カレー、そしてサイドメニューのおでんやぼた餅が人気のようだ。
こだわりのうどんの出汁は昆布やカツオなどから毎日店舗でとる甘めの黄金の出汁が特徴だ。
資さんうどんはその地域に根差した味とリーズナブルな価格でいつでも温かい食事ができる利便性から「北九州市民のソウルフード」とも呼ばれている。
それが今や東京で2店舗、大阪でも4店舗と全国に進出しつつある。
ちなみに全国展開への加速は昨年(2024年)10月にすかいらーくホールディングスが買収したことにも関係している。
5.ぼた餅




さてこの記事の本題である、名物「ぼた餅」の話だ。
資さんうどんの「ぼた餅」は、うどんと並ぶほどの人気を誇る、同店の隠れた(あるいはぜんぜん隠れていない)大名物なのだ。
一般的な和菓子店とは異なり、資さんうどんではうどんや丼とセットで、朝昼夜、さらには飲んだ後の〆として注文されることが多い、非常にユニークな立ち位置のぼた餅なのだ。
ぼた餅は両国店では「ミニ」しかなかったが、ミニでもずっしりとしていて1個でもボリューム満点だった。
現地の普通サイズはいったいどのような大きさなのだろうかと気になるところだ。(やっぱり福岡に行きたい・・・)
吾輩は今回その「ミニ」の3種を1個ずつ、合計3個食べた。
初めてにしては豪快な注文の仕方だったかもしれないが、一個はセット(定食)メニューに100円追加で、残り2個は別に単品として注文した。
セットメニューでサービス価格で付けられるミニぼた餅は1個だけなのだ。
2個目以上は単品注文の通常価格になる。

それで、「満腹肉ごぼミニカツ丼・税込1,269円」のセットメニューで付けたのはごまのミニぼた餅(+税込100円)にして、あと2個は普通のミニぼた餅(税込130円)ときなこのミニぼた餅(税込180円)を単品で追加注文した。(写真参照)
5.1.両国(東京)vs北九州
なお、上記のぼた餅の価格は東京価格で、現地北九州店舗のメニューを見るとそれぞれの商品が少し安く、例えばぼた餅の単品価格では普通のミニぼた餅が税込100円、ごまのミニぼた餅ときなこのミニぼた餅が同価格でどちらも税込150円だ。(「資さんうどんイオンモール八幡東店」との比較)
両国店と北九州店舗と比較するとことごとくの商品について北九州店舗の方が安くしかもメニューが圧倒的に多く、ぼた餅は両国ではなかった「普通サイズ」がある。
ここは両国らしくまとめると「ただ今の取り組みについてご説明いたします。寄り切って北九州の勝ち!」と言ったところだ。
5.2.ミニぼた餅は両国店=北九州店舗
ところで、両国店でのセットメニューに追加するミニぼた餅だけは北九州店舗と同額で、普通のミニぼた餅が税込+50円、ごまのミニぼた餅ときなこのミニぼた餅が同価格でどちらも税込+100円なのだ。
つまり両国店ではセットにミニぼた餅を追加すると、そこだけ北九州価格と同じになるのでちょっと得したような気分になるのだ。
繰り返すと、セットに追加しない場合のミニぼた餅3種の単品価格は以下の通りでもともと値段の差がある。
北九州価格:普通のミニぼた餅税込100円、ごまのミニぼた餅ときなこのミニぼた餅が同価格でどちらも税込150円。
東京(両国)価格:普通のミニぼた餅税込130円)、ごまのミニぼた餅ときなこのミニぼた餅が同価格でどちらも税込180円。
ところが、両国店でのセットメニューの追加では普通のミニぼた餅が税込+50円、ごまのミニぼた餅ときなこのミニぼた餅が同価格でどちらも税込+100円と、ここだけ北九州価格と同額なのだ。
両国でセットメニューを注文するならぼた餅を1個追加しておくと現地北九州価格と同じなのでお得だよ、という話だ。
(1個というのはセットに特別価格で付けられるぼた餅は1個だけだからだ。2個目からは単品価格となる。)
ここは両国らしくまとめると「ただ今の取り組みについてご説明いたします。セットに1個付けられるミニぼた餅の価格は両者引き分け!」と言ったところだ。
5.3.ぼた餅を食べる
餡は甘さ控えめで厳選された北海道産小豆の風味豊かな自家製の粒餡が使われているとのこと。
餅は餅米の粒感を残したまま仕上げられており、もっちりとした食感と素朴な米の甘さが感じられた。
餡の量が圧倒的で餅をしっかりと包み込んでいた。
ミニでも一般のおはぎ(ぼた餅)の大きさで3つも食べて大満足したのだが、現地のミニではない普通サイズのぼた餅はいったいどんなボリュームなのだろうかと気になってしょうがない。
(東京で漸く念願の「資さん」を食べてもやっぱり福岡に行って食べたくなってくるのであった・・・)
ちなみにぼた餅の甘さが絶妙であるためうどんの後のデザートとしてだけでなくうどんの出汁の合間に食べる「箸休め」としても支持されているとのことだが、吾輩もそうした。
うどんのおつゆとぼた餅が妙に合うのだ。
いや~、噂どおり絶妙に旨いのだった。
5.4.「ぼた餅」と「おはぎ」
ここで「ぼた餅」と「おはぎ」の説明だ。
「ぼた餅」と「おはぎ」は基本的に同じもので季節によって呼び名が変わる。
ぼた餅は牡丹(ぼたん)の花が咲く春のお彼岸に食べるもの。
おはぎは萩(はぎ)の花が咲く秋のお彼岸に食べるもの。
しかしながら資さんうどんでは一年中「ぼた餅」の名称で販売されている。
6.「資さんうどん」の魅力
美味しいうどん屋さんでありながら丼ものやおでんや天ぷらなどのサイドメニューも充実し、さらに甘党垂涎の美味しいぼた餅が朝から夜まで(多くの店舗では24時間)提供されるとなれば見逃すわけにはいかないお店なのだ。
吾輩の場合、両国寄席で五代目圓楽一門を聴いた後に、あるいは聴く前に、「資さんうどん」に立ち寄って「うどんとぼた餅」を食べるという習慣が生まれそうで、次に両国寄席に行く日が待ち遠しく楽しみで仕方ないのだ。
(おわり)
